10月18日と19日、横浜市泉公会堂で地域の芸能「いずみ歌舞伎」が開催されています。
18日は初日というだけに、演技に緊張感がみなぎっています。
19日で千秋楽。それでも、前日とは違い、見事に演じ切ってみせるというから、素人歌舞伎とはいえ、毎年、人気を博しているのもうなずけます。
三人吉三
子どもたちによる、だんまり(暗闇という設定で演じられるもの)
この写真をクリックすると、YouTube にアップロードした動画を見ることができます。
もともと、今の泉区役所の前身、戸塚区中和田支所の総務課長さんで石川さんという方がいて、その方の実家の倉に歌舞伎の衣装や義太夫の本などがありました。
たまたま、和泉小学校の校長先生が歌舞伎に詳しく、石川さんの家が「市川花十郎一座」を率いて神奈川県内で興業を行っていたことを知り、地域の貴重な歴史であり、文化遺産であることを、和泉小学校の子どもたちに教え伝えたいと、授業に子ども歌舞伎を取り入れます。
しかし、校長先生が退任すると、このような授業がなくなってしまうのも、よくある話。
地方紙・神奈川新聞で取り上げられ、これを知った「いずみ郷土を知る会」の人たちが引継ぎ、紆余曲折を経て今に至っています。
ちなみに、石川さんの家は一時期、酒屋を営んでいて、屋号は「成田屋」でした。
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