
のれんをくぐり、戸口を入ると、30席ほどの狭い店内はネクタイをしめたビジネスマンで埋め尽くされている。
こう暑くなっては、そばでも手繰りたくなるのが人情だろう。
頼むのは、大もりそば700円か、大ざるそば800円・・・
そして、ダントツに注文されているのが、夏そば850円(写真下)。
見た目は冷やし中華のようで、でも日本そばなのだ。
で、夏そばの隣りに見つけた張り紙「生姜そば750円」に目が止まった。
まわりを見回しても、誰もそれらしき人がいない。
それならばと意を決して、あき竹城と見間違うような店員さんに頼んでみた。
出てきたものは、山盛りの針生姜(見出し写真)が乗ったそばだった。
恐ろしく辛かったらどうしよう!・・・
心配するほどではなく、不思議な食感と味で、さっぱりと食べることができた。
ひょっとしたら、夏そばよりも実に夏らしくて、癖になってしまうかもしれない。
そして、そば茶を飲み干して店を出る。
すると口を動かすたび、シャリシャリと生姜の端っこがどこからともなく口の中で動く。
しばらくすると、お腹の中からホットになってきた。
(外観)
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