浅草名所七福神は、もちろん「浅草寺」からはじまる。
電車を降りて、通りに出ると、以前だったらアサヒビールが目印だったが、
今は、東京スカイツリーの高さが迫ってくる。
ツリー効果は計り知れない。
いつもだったら閑散としている路地にまで人が溢れ、
予想以上の活況を呈している。
雷門前の交差点には、人がガードレールからこぼれてしまいそうだし、
人力車の数もハンパではない。
仲見世通りは、押すな押すなの人出で、
ラッシュアワーの鉄道ホームに等しい。
迂回しようと、店の裏路地に逃げても、
人と人の間をスルスルと上手く抜けなくては通れない。
やっとのことで、山門を通り、煙を浴び、本堂へとたどり着く。
ひょっとすると、ほおづき市の人出に匹敵するのではなかろうか?
本堂で観音様を拝む(秘仏なので想像するだけ)。
さて、御朱印は、左手に出た影向堂でいただく。
納経料は、300円。
もともとは、参詣者がお経を書写して納めたことからはじまる。
明治になって、廃仏毀釈となるまでは、神仏習合であったから、
神も仏も、あるときは神、あるときは仏として、
生老病死、数多の苦難から救うものとして信仰をあつめた。
(真言宗豊山派金剛院の般若心経)
だから、般若心経を読誦したいもの。
しかし、なかなかできそうで、できない。
不思議なもので、神社ならなおさらだ。
せめて、その心を持って、奉拝することにしよう。
1> 金龍山浅草寺「大黒天」ご朱印
ちなみに、東京浅草七福神散歩の「1」は、七福神ではなく、確珍犯です。
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