前回のGWの富山旅行・高岡編に続き、今回は福野で見物した「夜高祭」(よたかまつり)の写真を載せる。
妹に提案されるまで、福野という地名も夜高祭りの存在も知らなかったが、行ってみたら素晴らしくて驚いた。
知られざる名祭(?)なのだろうか。
地元の方たちは、北陸新幹線効果でもっと観光客が増えると期待していたようだが、
現実には観光客の姿は少なく、見物人の大半が地元住民だった。
遠方からわざわざ来て2泊した観光客なんて、私たちだけではあるまいか。
もっと宣伝しなきゃ!
宣伝がイベントの命運を左右するのよ~!(なぜか力説)
でもそのおかげで、のんびり見られてよかったとも言える。
地方の無名のお祭りって、さいこーだ。
祇園祭などのように必死の思いをしなくても済むし、
伝統的な美しい神輿がそのへんをカジュアルに通って行くので、写真なんか撮り放題だ。
夜高祭りは毎年5月1日から3日間行われるそうだ。
大まかなスケジュールは:
1日目の夜は、夜高行燈のお披露目。(毎年2ヶ月かけて作るらしい)
2日目の夜は、ケンカ(行燈同士がすれ違うとき、乗ってる人達がお互いの行燈を壊そうとする争い。お祭りの目玉イベント)
3日目の午前中は山車の巡行
てなかんじ(たぶん)。
詳しい情報はこちら。
http://www.tabi-nanto.jp/event/post_8.html
妹は3日間せっせと通って写真を撮っていたが、私がちゃんと見たのは初日だけだった。
2日目の「ケンカ」(夜11時頃から)は、油断して夕寝したら見事に寝過ごして見損ねた。一応閉会式だけは見たが・・・
3日目も、早めに帰途についたので何も見ていない。
でもとにかく、夜高祭りは素晴らしいお祭りなので、みなさんも行ってみてくださいね!(説得力はどこ?)
趣のある福野駅

駅前にはこんなヒトがいた。お祭り気分が盛り上がる

行燈を引っ張る人々。夜はこれに明かりがともる

子供用のかわいい行燈もある。

ハナミズキが満開だった。町の至るところに水路が張り巡らされ、絶えず水の流れる音が聞こえていた。

日が暮れてきて、祭りの開始が近づく

行燈、明かりが付いてぼちぼち本領発揮

ビッグバードみたいなやつが船に乗っている

みんなカッコイイ

上に同じ

それでは、ここらで食べ物の写真も少し載せましょう。
駅前の居酒屋で食べた白えびの唐揚げ。すごく新鮮で香ばしい上、カルシウムもたっぷり取れてしまう。
白えびは富山名物らしく、ポテトチップスの白えびフレーバーも見かけた。

ホタルイカを昆布の上に乗せて焼いたもの。
見た目は集団虐殺されて目玉や内臓が飛び出たミニ宇宙人なのに、口に入れると濃厚なクリームみたいなお味。
白濁した目玉がムーンストーンぽくてラブリーだ。ちなみに富山は昆布消費量ナンバーワンだとか。

細麺の氷見うどん。これも美味しかった。麺の太さがマチマチだったから、手打ちですかね。
渦を巻いているのはナルトではなく、富山名物巻かまぼこ

祭りの最中、行燈の担ぎ手や上に乗っている人達がガンガン酒を飲んでいたので、
酔っ払って手や足を滑らせたりして、死傷者が出るまくるのでは?!と心配でしょうがなかったが、結局死傷者は1人もでず無事に終わった。
大したものである。
私の育った地域ではお祭り文化が盛んではなかったので、こういう地域住民が一体となって参加するお祭りの存在がとても新鮮に感じられた。
日本再発見の旅だったと言えようか。
ちなみに、泊まったのは下のサイトにある「ビジネスホテル村上」。
値段の割に設備がよく、なにより女将さんが親切で気配りが細かく、いいお宿でした。
http://www.nanto-fukuno.com/stays/