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山岳と野鳥たち

日本百名山などを登ったり、爽やかに囀る鳥達との巡り合いを楽しんでいます

八ヶ岳 ・・ Ⅲ

2008-08-25 | 百名山 他
夕食の後、硫黄岳から一緒に歩いたご夫婦と大部屋で隣り合わせになり、楽しい団欒の時を過ごした。
この日の宿泊者は20名足らずで、ゆったりとしたスペースが確保されたが・・・

隣のブロックでは山小屋初体験のおばさんが一人で大声を上げてはしゃぎまくっているし・・
別のグループからはガぁ~ゴぉ~と大音響を響かせる者まで・・・

05:30 「朝食の準備が出来ました~」 この館内放送の待ち遠しかったこと! 一番で食堂へ駆けつけた(笑)
朝食もバイキングで品数はたっぷりと用意されており、なんとも美味しかったこと。


食事を終えると皆さんは先を競うように次々と出発した。
外は風が強くガスって何も見えないのでゆっくりしようとしたが、置いてきぼりを喰ったようで
06:15 渋々と天望荘を後にして赤岳山頂を目指して急坂を登った。



07:15 足場が悪くて滑る坂道とクサリと伝って登った赤岳(2899m)山頂はガスって何も見えない。
両方向から次々と登ってくるので頂上はあっと言う間に一杯になってしまった。


赤岳から阿弥陀岳に向かっては、急な崖をクサリやハシゴを伝って下った。
その後、広い尾根道を下りながらぐんぐんと高度を下げた。
こんなに下ると、登り返しが大変だな~っと思ってみたものの、どうしようもない。

08:20 中岳に登り、 08:35 再び下って中岳のコル(2640m)。
ザックをここに置いていよいよ最後の登りに差し掛かった。

ところが、登り始めるとコースガイドに載ってないハシゴやクサリ場が次々と現れて・・オイオイ!

09:15 阿弥陀岳(2805m)山頂 誰もいない静かな山頂だったが、ガスが深くて何も見えない。

13:00 行者小屋(2350m)経由南沢コースを下って美濃戸(1710m)へ帰着。



帰路、下界は晴れ~! 中央高速道から八ヶ岳がクッキリと見えたので、八ヶ岳PAに寄って全容を撮ろうとしたら
カメラを向けた途端、また雲の中に隠れてしまった。 どうしても撮らせてくれない山らしい・・

・・っと、何も景観を楽しむことが出来なかった八ヶ岳であったが、変化に富んだ山歩きが楽しめ、
ミソサザイ、ルリビタキ、ホシガラス等々数多くの鳥達が間近でたっぷりと見られて記憶に残る山登りとなった。

天気の読みは当たって、雨は免れたれたが、予想外に手強いガスの中で過ごした2日間でもあった