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ちいさな光だけど何時かは

こんばんは、メーヴェです。

3月30日、
私は外出する用事があったので、
とても久し振りに電車に乗りました。

地震の起きた日、
私は、仕事は休みでしたが、
実は外出するかどうか、何を着て行こうか、
ぼんやりと考えていたところでした。

何の偶然か、外出する前に地震が起きたので、
その日はそのまま家にいることにしました。
それから後はずっと外出を控えていて、
自宅と会社の往復と、時々近所のスーパーに
買い物に行くくらい。

私自身は元々出不精なので、
そういうものだと決めてしまえば
それほど苦痛ではありません。

でもその3月30日は、坂本真綾さんのライブのチケットを
だいぶ前に先行予約で購入していて、
とても楽しみにしていたのです。

こんな状況なので、
そもそもライブ自体が開催されるかどうかも
発表を直前まで待たなければならず、
私も、今回は延期が無難なのではないかと思ったりして
ライブはどうなるのか、自分はどうしようかと
すごく考えて悩んで迷っていました。

けれど、開催が決まり、その決意を知って、
これは行かなくてはいけない! と思いました。

私たちは、日常を取り戻さなければいけない。

ごはんを食べて、眠って、おはようと挨拶をして、
うれしいことに喜んで、笑って、そんなごく当たり前の日常を。

電力不足や、品薄の生活用品、ガソリンスタンドの行列、
原発の報道など、不安は少なくありません。
苦しかったら泣いたっていい。
私は否定するつもりはありません。

けれど現地で被災している方々に比べたら、
まだずっと近い、手の届くところにまだ「日常」はある。
その日常をしっかりと感じて、大切にしなければ、
それこそ、被災地で先の見えない不安と戦って
頑張っている人たちに、申し訳ないのではないだろうか?

あの日からずっと私が心に決めていること。
それは「普通」であること。それを維持して、守ること。

誰かが困っている時、力になるためには、
まず自分がちゃんとしていることが大事だから。
私にも、何かできる事があると信じたい。

そんな私にとても近い想いを抱いて、
ライブを開催すると言う勇気の要る決断をしてくれた彼女に、
私は賛同の意思を示したかったし、応援したいと思いました。
だから、ライブに参加することに決めました。

その開催趣旨は坂本真綾さんの、公式サイトに掲載されています。
そして支援についての考えも。
決して今回のライブの話にとどまらない内容なので、
ファンではない人も、一見の価値があるのではないかと思います。



坂本真綾公式サイト【I.D.】



実際外に出てみると、
電車の本数は少なかったけれど、ちゃんと走っていて、
暖房は弱かったけど、上着を着ていれば大丈夫で、
駅の乗り換えもちゃんと出来て、
コンビニで物を買う事も出来て、
それはすべて、みんなが普通の毎日を頑張っている、
そのおかげなのだと思います。

だから私も精一杯、普通の毎日を過ごそうと思います。

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