McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

● ベークライト物語

2013-04-05 14:05:17 | ● アンティーク物語


「ベークライト」という言葉を一度は耳にした事があるでしょう?ベークライトの食器だったり、ベークライトのラジオだったり。この写真は中央がベークライトのランプ、両サイドのコダックカメラもベークライト製です。中央のランプはスタンドの部分がバタースコッチ色のベークライトです。





ベークライトは有機化合物から作られた樹脂で、1909年にベークライトという商品名がついたそうです。ごく初期のプラスティックと思っていただければ良いと思いますが、プラスティックより重たくて耐熱性があります。耐熱性がある事を利用して主に工業製品に利用されていたけれど、1929年の世界恐慌後には安価なアクセサリーとして色とりどりなブローチやバングルなど作られる様になりました。シャネルがベークライトのアクセサリーを使用した事から雑誌にもベークライトのアクセサリーは取り上げられてブームになった事もあったそうです。





戦後はプラスティックに取って代わられて、ベークライトは時代遅れな物となってしまったけれど、ベークライトのアクセサリーのコレクターだったアンディー・ウォホールのコレクションが彼の死後1987年にオークションにかけられたのを期に、コレクターが増えて今に至っています。
かつては木や金属の代わりになる安価な代用品だったベークライトが、いまはコレクターにもてはやされているというのがおもしろいですね。上の写真はベークライトのボタンと鉛筆削り。






OMAKE



*OMAKEはいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)のイラスト。探してねっ*



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