McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

*McCoy's Country Store**

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Antiquing*Mid Century

2019-05-21 14:51:23 | ● お店情報


ミッドセンチュリーはフィフティーズとともによく目にする言葉でしょ。1950年代から前後数年、つまり1940年代の後半から1960年代の前半あたりまでの家具、テキスタイル、食器を含めたインテリアアクセサリーで、モダンなハイスタイルなデザインのものをこのようによぶのです. 具体的にはどんなもの?それは上のスカンク!?
50年代の特徴の一つのブーメランの形のようでもあるキドニーシェイプという形のシッポ、顔の辺りに見られる理性的な直線、シャープな色使い、それでいて手に持った時ホッとする暖かさ。
ではどうしてカントリーアンティークのマッコイズがミッドセンチュリーなのかとお思いでしょう。このシリーズの一回目に「1830年の以降、工場での大量生産が可能になってからカントリー物の全盛期を迎えるようになったけれど、まだクラフトマンシップは残っていて、カントリースタイルが確立されていった。」と書きました。大胆にも「カントリー」とはクラフトマンシップの感じられる大量生産物と言い切ってしまったらなんとミッドセンチュリーも同じカテゴリーに入るのだ。







ではちょっと歴史をひもといてみましょうか・・・
19世紀後半にイギリスでアーツアンドクラフト運動がおこり中世の手作りの産業を取り戻しつつ日常生活の美的環境を整えていこうという気運が始まりました。1919年にドイツではバウハウスというアートスクールがスタートして、大量生産にも芸術性の高いデザインを解いう考えが広まってきました。上左のワシリーシェアはあまりにも有名。これに引き続いて1925年様式とも言われる幾何学模様、直線的なデザインのアールデコが世界的に流行したのです。30年代、40年代にはアメリカでは流線型が特徴的なマシーンエイジというカテゴリーも生まれたのです。(真ん中のG.Eの灰皿を参照)


もう一息

さらにアートの世界からのアブストラクト、有機的フォルム、オーガニックな形の影響を受けつつ、第二次世界大戦後にアメリカではイームスやラッセル・ライトなどによってミッドセンチュリーのスタイルが生まれたのです。
マッコイズでもおなじみの”ジャンク”とは対極にある”ハイスタイル”ではあるけれど、次世代の”カントリーアンティーク”となるかもしれないので見逃せないでしょう。


Bye now!



*2005年の記事を少し手直ししたものでした*






*OMAKE*


*デンマーク50年代のチーク製栓抜き*







*GARDEN FLAG*



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ガーデンフラッグの普通サイズは約30センチX45センチ。大きなサイズはハウスフラッグと呼ばれています。クリスマスなどのイベントや、季節のお花などのガーデンフラッグを四季折々に掛け替えて、生活を楽しんでみましょう。




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