こうしてこの日は終わろうとしていた。

時間は10時。
雨も上がって、心配の台風は上陸しなかったようです。
酒席は今日も悪口雑言、談論風発、呉越同舟、和気藹々、支離滅裂の4時間あまり。
カンタービレは楽しいね。
しずかちゃんとはもっと若い頃に知り合えばよかったよ。
雨宮さんの若い頃？・・わたし、まだ生まれてません・・
ここに独身が一人いるんだけど・・。

おにぎり

私、まだ入りそう。
たらこおにぎりおいしいよ。
ダイエットは明日からでいいよね。

ツマ

まだお刺身が残ってるじゃん。
オオクボさん、取ってあげようか。
バカ！ツマだけじゃねえか！
だからツマを・・
ツマには縁が無いの！
ツマラン！

月末多忙なＫ子さん

遠山さん折角きてくれたのに、わたし仕事が終わってないです。
みなさんゆっくりやってください。
・・ええ！帰っちゃうの・・？

4つ目は

「そしたら、カンタービレに入ったら、もっと大事なものがあることを知ったですよ。
それは、ハートなんだね。気持が入らなかったら音楽にならんですね。わたしゃ明日から音楽の要素は4つあるってみんなに話そうと思ってるんです。」
「そうですね・・気がつきましたか。」

音楽論

「音楽の３要素は、1に旋律、2にリズム、3に和音だったよね。
わたしゃ、この3つの基本をしっかり押さえとけばいいと思ってたんだね。」

合奏部長

合奏部長ってのは、大変なんだよ。
よその団体と温度差がありすぎてね。年齢も20代から後期高齢者まで幅広いし。
一番大変なのは、連絡事項のやりとり。資料をメール送信できないんだよ。
原稿を達筆な筆字で書かれてもね・・・・

遅れた人の言い分

しかし、予約もしないでよくここが入れたね。
台風のせいでしょうね。
でも料理が少ないんじゃない？ぼくの前には何も無い。
だって、私たちは6時から来てるんですよ。
なんでもいいから追加してよ。

乾杯

８時にはT合奏部長も加わって乾杯の本番。
今日は打ち上げ部長が不在のため乾杯の呼吸も乱れると思いきや、いつもの通り息を吸ったら一度でピッタリ！
演奏でもこうあって欲しいよね。
じゃ、ピックをグラスに持ち替えればいいんじゃない？

打ち上げ

またまた多くの課題を残して、今日の演奏会が終わりました。
あとは、一刻も早く今日の反省を開始することです。
舞台の仕切り役でステージ上を奔走するＴ合奏部長の姿を尻目に、10名の部員は高畑の居酒屋「日本海庄屋」へ向かったのです。
とにかくこういう時の判断と行動力はすごいの一言です。

カデンツァ

ム・ム・ム・・
ア～!　ヤベェ・・
楽屋ではあんなに完璧だったのに、超テクで聴衆の心を鷲づかみするはずだったのに、
のっけから音をはずすとは・・
すべては、あいつのせいだ。椅子につまづきおれの楽器を床に落としたあいつのせいだ。
楽器に怒りの「魂が還った」のだ。
本番に弱いというジンクスを返上できる最高のチャンスだったのに・・

本番

いつものように某キーボードグループで始まったステージ。
太鼓やハーモニカ、弦楽アンサンブル、ウクレレなどと続きカンタービレは13番目に登場。
某グループ代表者の饒舌トークの暴走で大幅に時間がずれこみ、当部が登壇したのは5時50分。25分の遅れです。
これを取り戻すには、オールプレストで行くしかありませんが・・
雨と、舞台袖で待たされた苛立ちから、コンマスは既に平静さを失っていました。・・・・・つづく

受付嬢

看板が味気ないのならと合奏部長が考えたのは受付に注目させることでした。
なんと受付嬢には、当部の誇るふたりの淑女を起用。
これなら、たいがいの人を寄せ付けること受け合いです。
「ここじゃあ何が始まるでー？」
「はい、今から楽器の演奏会が始まります。よろしかったら是非どうぞ。」
「ほんじゃ寄っていくじゃん。」
ほらね！

看板

文協が用意した看板が芸術ホール入り口に佇んでいます。
味もそっけもない使いまわし看板です。
こんな看板で本当にお客さんは入って来るのでしょうか。

2010/10/31は朝から雨

台風14号の接近で朝から冷たい雨となりました。
午後から夜に渡って激しい雨との予報は的中しそうです。
この日は甲府市の文化祭合奏部公演本番の日です。場所は市民会館芸術ホール。
合奏部公演日が雨となったのは筆者の記憶では初めてのことです。
この雨が奏者に悪いいたずらをすることがないよう祈るばかりです。