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ロシアの「美人」②=I.メトリツカヤ

2010-03-11 | ★演劇・映画★
美人薄命という言葉がありますが、ソ連時代から新生ロシア時代にかけての「美女」を代表する一人、女優のイリーナ・メトリツカヤはまさにそうした、大変残念なことに若くして亡くなってしまった大女優の一人です。(享年36歳。白血病で亡くなってしまいました)。



(写真はこちらから)

英才教育が盛んだったソ連時代。
音楽専門学校や美術専門学校、語学専門学校、スポーツ専門学校など、ある分野に秀でた能力を持つ子供たちを集めた専門学校が存在していましたが、このような専門学校の中でも最も「エリート」クラスだとされていたのが、「物理・数学専門学校」。

イリーナ・メトリツカヤはこうした「物理・数学専門学校」の出身者という、女優にしては珍しい経歴を持っています。(物理学者になる予定でした)。
在学中に「優等生の女子高生」役を探していた映画監督にスカウトされ、女優業の道を歩みはじめます。

所謂80年代後半から90年代にかけて活躍した女優さんなのですが、「ペレストロイカ」、特に「ソ連崩壊」という一大イベントによって翻弄されたこの時代は、映画を含め、文化的に言えばどちらかというと不毛な時代でした。
イリーナ・メトリツカヤは、昨日とりあげたタチアナ・サモイロワのように国際クラスの「名作」と呼ばれるような作品には出演していません。

『アンナ・カレーニナ』のリメイク版が出される話しがあって、その主役アンナ・カレーニナ役にイリーナ・メトリツカヤが抜擢されたのですが、結局この作品の撮影は実現しませんでした。
実現していれば、タチアナ・サモイロワとはまた一味違う、素晴らしい「アンナ・カレーニナ」が映画史上にのこったのではないかと思います。

ちなみにイリーナ・メトリツカヤは、乱暴され、「復讐鬼」と化した女性の役を演じた『復讐』などの映画に主演していますが、「作品自体は一流でなくても、イリーナ・メトリツカヤが出演すると名作になる」と称された女優で、もう少し早く生まれてソ連映画の全盛期に映画界で活躍していれば、数多くの名作を残したであろうと言われています。

YouTubeにイリーナ・メトリツカヤについての感動的なドキュメンターリー番組(RTR)がアップロードされていますので、興味のある方はこちらへどうぞ。

■昨日のの答え=・・・ГРЕЦИЯ ・・・グレツィヤ(意味:ギリシア)

■今日の=次の単語を発音してみましょう。
ЯМАЙКА

(答えは・・・明日のお楽しみ)

(トップの写真はこちらから)

モスクワの幻想的な冬景色、こちらから観られます


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