やさしさ

これって難しいですよね。
でも自分を思ってくれる気持ちが伝われば、私は嬉しいなと思います。
言葉数が少なくてもやさしさや気持ちというのは伝わるものですよね？
「以心伝心」を本当に体感する時ってあるし。


今日はお休みだったので友人のお見舞いに行ってきました。

友人が丁度寝ついた頃、ヘルパーさんが
「１人部屋があいたのでそちらに移りましょう」
と、わざわざ寝ついた友人を起こして１人部屋へ移動。
おそらくその時間がシーツ交換の時間で、ついでに一緒に部屋移動させたかったんだと思うんです。

普段とても良くしてくれるヘルパーさん達なので、その部分だけを見てどうとか言うわけではないのですが・・・やはり・・・ちょっと・・・

普通の状態で起こされるのであれば、なんとも思わないのだけれど
本人が今日はすごく痛がっていて、やっと痛み止めが効いてきて寝付いたかなというところだったので、事務的だなぁと感じられずにはいられない一瞬でした。


でも、とても大変なお仕事のヘルパーさんには
いつもいつも感謝していますm(_ _)m

実は私、学生時代に介護のアルバイトをしていたことが。
食事や着替えはもちろん、トイレにも連れていくし、なんと癲癇や失神した場合も対処しなければならないという超ヘビーな施設でした。
しかも、（私は夜勤だったのですが）１人で２７人も見なくてはならなかった。
これ異常でしょう？？
でもあるんですね。そういう施設。
まだあるんじゃないかなぁ。

そこで仕事をしていると、次々に仕事をこなして行かなきゃならないんです。
18:00に施設に入って引き継ぎを受け、18:30には食事を終わらせてトイレに連れていき、19:00からお風呂準備して、お風呂上がった人を着替えさせて、20:00に夜食準備して、20:45に眠前の薬飲ませて、21:00に寝かせて、23:00に消灯して、1:00に見回りして、3:00に見回りして、6:00に起床させて、着替えさせて、7:00に検温、血圧、7:45には連絡ノート記入して8:00には上がらなきゃいけない。
今でもタイムスケジュールこれだけしっかり覚えているくらい、体の中に浸み込んでいました。
このスケジュールをこなしながら、患者さん1人1人の治療もしなきゃならないんです。
例えば「水分補給・ゼリー2本、コーヒー1杯」とか、薬塗ったりとか、その他にもこの施設は、個人の自由を尊重するように心がける所だったので、本人がやりたいと思う事はなるべくさせてあげていたのです。

しかし大変なのは、実際に患者さんと接触する私たちスタッフ。

すごく忙しいでしょ。想像を絶するくらい大変です。
これは、「物」ではなくて、「人」にしてあげなきゃいけない仕事です。
でもサッサと仕事を済ませないと終わらないし、私のいた施設は知的障害の施設だったので、急に施設を出て行っちゃったりとか、患者さん同士で喧嘩したりとか、そういったことにも対応しなければならない。しかもこれは日常茶飯事です。
そうすると、やはり事務的になってしまう時がしばしば。
むしろ何事もなく過ごさせるには、そうしなきゃならないような気さえします。


話が跳躍しているような気もしますが、そうでもない気もしますね。
今日ヘルパーさんに感じた一瞬。
私も数え切れない程やっていたんだろうなと思います。
でも心では大事に思っているのですが・・・

相手にしてあげたい事としてほしい事かぁ。
ん～・・・

まぁ色々と思った日でした。
さて原稿原稿・・・