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MC、ナレーターの田口真弓です。
ゆるーく気長にお付き合い頂けましたら幸いです。

ホームレスを経験された社長のお話

2017年08月06日 | 仕事
先日、投資関係のセミナーがありました。

セミナーでは、毎回非常に面白いお話を聞くことができるのですが。。。
(司会者の特権ですね)

私が担当した会場は、ベンチャー企業の代表の方がお話されるセッションが多かったのですが
「え?これはここの会社だったの?!」
「えー!この製品の中身はこの会社だったの!!」
と、とても興味深かったです。

経営理念や事業計画等お話しされるのですが、やはりその会社のバックグラウンドや苦労話が必ず出てきます。
その中から、2年間ホームレスを経験されたというある社長のお話。

ホームレスをする中で一番辛かったのは、ゴミ箱から人が捨てた残飯を探している時に、親子連れのお母さんから「ああいう風になっちゃダメよ」と子供に言い聞かせる、そんな風景を見るのがとても辛かったそうです。

「自分はなんて報われない人生なんだ!」
そう自分を惨めに思っていると、外国人の年上のお姉さんが話を聞いてくれ、とても救われたそうです。

その女性の故郷は、生涯年収2万円。
物々交換の世界で、土を掘り粘土を食べて空腹をしのぎ、穴を掘って寝ていると。
ある日その女性は、日本という国は、原爆を2度落とされ、辺り一面焼け野原になりながらもものすごい成長を遂げた国なんだという話を聞き、生きている中で一度は見てみたいと、何とかお金を作って日本にやってきたそうです。

どれだけ素晴らしい国なんだろうと期待に胸を膨らませやって来た日本は、電気は付けっ放し、水は垂れ流し、まだまだ食べられる物を平気で捨てる、とんでもない国だととても衝撃を受けたとか。
今からたった10年前のこと。

まだまだその社長のお話は続きますが、その外国人のお姉さんにグーパンチで殴られて(強いねw)、ホームレスの自分が既にどれだけ恵まれた環境にいるかということに気付いたそうです。

それをバネに、社長は社会復帰!
皆さまも一度は使ったことがあるであろう某サイトの代表取締役として頑張っていらっしゃいます。

その社長の頑張りや熱意は計り知れず、今の会社に成長するまで、並大抵の努力ではなかった事でしょう。

色んなご意見があるかと思いますが、私が素直に思うのは、毎日過ごす中で、足の小指をぶつけて痛かったっていうようなつまらない事から、今の自分ではとても抱えきれないような大きな事まで、イヤだなと思う事がたくさんありますね。

でもやはり、それも一つの経験であると受け入れて、助け合って、少しでも前に進んでいこうと。
出来なくてもそう思おうと。

今日がダメなら明日。明日がダメなら明後日。



と、自分に一番言い聞かせる…(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


今日は真面目なブログになりました(´-`)

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