遅ればせながら、ディスクのレヴュウです。
まだお聴きになってらっしゃらない方は、このエントリ、すっ飛ばしてくださいませね。
カテゴライズ、どっちにしようか迷ったんだけどね。
やっぱ、プライオリティとしてはこっちが上だな、と。
こういうとき、livedoorみたいにカテゴリ二つ入力できたらいいな、って思うんだよなぁ…
雪之丞さんのポエムのフレーズも、微妙に変わってますね。
メンバーのリーディングの声も少し入っていますが、やっぱり雪之丞さん、上手いですよね。
ディスクにはなくてもいいとも思うけど(ごめんっ!)
☆☆☆ ☆☆☆
ID
この曲から始まりましたか。
”ツカミ”としては、ちょっと変わってるかな?という気がしなくもないですが。
この曲を歌うウツはかっちょよかった(他の曲でも、もちろんかっちょいいんですがっ!)ですからね、もうそれだけで許せてしまいますよ、MAYは。
フラッシュの中、ひらひらと動くウツが目に浮かびます(うっとり) ウツノミヤくんてば、いまだにクラブ遊びをしているとみましたが、いかがなもんでしょうか? でなけりゃステージ上であんな華麗な動きを見せられはしないでしょ? ”芸の肥やし”になる遊びはいっぱいしてくださいねっ☆ただし、お酒はほどほどにっ!
”クラブ”な音に、甘くてシャープなウツの声、とてもよく合います(うっとり)
聞きながら、”ID♪”のところでは、つい指をL字形にしてしまうという…
この曲が終わったら(終わり方も好きだなぁ)頭の中ではカオリンとサエコちゃんが”タイクツですね~”と話し始めるんですけど~(苦笑)
21st Century Flowers
今日のような日(原爆忌です、本日)に”争いのない平和な世界”というフレーズを聞くと、格段に重みのあるものに感じられます。
ライヴヴァージョンとはテンポからして違うのかな? それに、ギターがあんまり前に出てきていないような感じがします。全体的に”カジュアル”な音、という雰囲気がありますが、どうでしょうか。このテンポの音に身体をあずけるのもなかなか気持ちよさそうですね。
ディスクではフェイドアウトして終わるんですね。このリフ、好きなんだ♪
Story to History
新曲、ですね。すっごくキャッチーな曲です、びっくりするくらいに。
Aメロのリフは石井ちゃん、ですよね?これ、ウツの声じゃないですよねっ!?
ウツの曲によく出てくるキーワードとして”光”というのがあるかと思います(ほかには”(穢れのない)”瞳”とかね)が、ここにも出てきていますね。うん、それだけなんだけども。
歌謡曲ですかっ!?そんな第一印象。いやいや、歌謡曲、というか、アイドルが歌ってもおかしくないんですが、この曲をあのメンバーで演るからこそu_waveだとも云えるんですよね。この曲で土橋さんが出している音って、キーボードっていうよりは”電子オルガン”に近いですよね。路線はまったく違いますが、なんだか懐かしい音色だなぁ、とも思いました。
ウツの声で"Don't worry Baby please"なんてライヴで歌われた日には…←妄想中
ツアーが楽しみにございます。
Happy Go Round
東京の路線バスは、乗ったときに料金払うんだぞ~
…すいません、歌詞にツッコミかけてしまいました。飛び乗るんなら、バスカード、用意しておこうね(笑)
比較的”ピコピコ”な曲ですが、ライヴとなるとよちをさんのギターがけっこう前に出てくるんだろうな~それも楽しみだぁっ♪
サエコちゃんの"Happy Go Round La La La"が耳に残るナンバーです。このラララに、ステージでもウツが声を重ねてくれないかな~なんて思ったりして。ディスクで重なってるの、ウツの声ですよねっ!?
DREAM HOUSE
イントロを聞くと、ウツのハンドクラップを思い出します。
そして、Bメロ突入!の際のウツの振りも好きだなぁ、なんてライヴを思い出したりして。なんてことのない動きなんですが、曲にメリハリをつけているように思います、かっちょいいなぁ。
”空は~ぁっ””まぁ~る~でぇ~っ”伸ばした音が可愛いな~っ♪
最初の頃、”子供の頃レトリバー抱いて”だと思っていました、MAYは。子供が抱っこするには重くないか?なんて思って聞いていたことがあるのを告白しておきます。
Lonesome in Soap Opera
ライヴのさなかはやっぱりパフォーマンスを楽しむことに集中しているのでしょうか、こうしてディスクになった音を聞くと、後ろの音がよく聞こえてくるように感じます。
これはもうウツとサエコちゃんの声あってこその曲ですよね。けっこうシンプルな繰り返しが続きますから、カラオケなんかに行ってオケだけ聞いたら”なんじゃこれ?”になりかねないような気が(そうでなくたって、カラオケのはシンプルだし音がかなりへにょってるしね・笑)
あとはもうサエコちゃんとよちをさんの”絡み”を脳内で再生あるのみですね。といっても、あの二人の絡みに色気を感じなかったMAYだったりしますが。
Daydream Tripper
これはもう最初に聞いたときからけっこう好きだったんですよね。
ストーリーがはっきり見えている曲です。香ちゃんを亡くして、香瑩に出会う前のリョウちゃんの心象風景、まんまですよね。リョウちゃんの”愛し方”は実はかなり重いものだったりしますが、好きだなぁ…
これも”電子オルガン”かな? こういう懐かしい曲調、いいなぁ…
コーラスには男声が前に出てきていますね。
この曲は終わり方も好きだったりします。フレーズ毎に入ってくるリフレイン、いいなぁ、なんて思いながら聞いています。
Naked Braunch
物議をかもした歌詞、ですね(笑)
今となると、なぜあんな”空耳アワー”が起こったのかMAYとしては謎なんですけどね。とはいえ、Aメロのフレーズはなかなかに意味シンですよね?こういう歌詞だったらソロデヴューしたフェロモンムンムン(笑)の頃に歌っても違和感なかったかも。
ヴァイラス、と発音されると、なんのこっちゃ?になってしまいます(汗)歌詞カード見れば”ウィルス”のことよね、ってわかるんですけどもね(なんてへなちょこなこと、あ~ゆ~こと専攻していたMAYが云っていいんだろうか…)
よちをさんのギターの音がご機嫌だなぁ、聞いていて気持ちがいいです。
”ご内密の処分”なんていう言葉を歌詞としてもってくるところが、雪之丞さんですよね。聞いていて”おやっ?”とは思うものの、ヘンだなぁって感じはしませんもの。
Bye & Good Luck
フロントでギターをかき鳴らしているウツの姿が思い浮かびます。なんだかけっこうご機嫌モードなんですよね。そういう表情を見ているだけでも幸せになれますね。ホント、ウツ馬鹿だなぁ…
石井ちゃんメインの曲(この曲を歌っている声を聞くに、”古い”タイプのヴォーカルですよね、石井ちゃんって)ですが、”傷つくのはあなたじゃない”なんてフレーズはちゃっかりウツが歌っていたりして、おいしいとこどりですかっ?
間奏でよちをさんと並んでギターを弾いているウツも楽しそうだったよなぁ、あ、もちろんよちをさんもね。
おしまいに入る、刻み込んでゆくようなよちをさんのギターの音も好き。その後のコーラスもね。全体的にこれも懐かしいテイストの曲ですよね。
ATLAS
ヤバいよっ!イントロ聞いただけで泣きそうになったよ!
”この世界の美しさを知るために”
ウツの声がこう歌うフレーズだけで、白いご飯何杯でも食べられちゃいますって感じです(しっかし、なんて比喩だ。”手錠をはずすように”の対極にある生活感バリバリなところが、MAYと雪之丞さんとの違いでしょうか←それだけじゃないと思うぞ!)
いや、もうそんくらい、ちくしょー!泣かすんじゃないよっ、宇都宮隆っ!(意味不明)
この曲を作ってくれた石井ちゃんと土橋さんと雪之丞さんには足向けて寝られんな(って、どっちの方角?)もちろん、歌ってくれているウツは、嬉しさのあまり両手をげんこつにしてポカポカ殴りたいくらい(をいをい)
これはもう、宇都宮隆というアーティストの持ち歌(あれ、これは"u_wave"の、じゃないのか?)の中でも屈指の名曲として語られるでしょうね、今後。
もしかしたらインストだけでもMAYは泣けるかもしれん。もちろんヴォーカル入ってる方が嬉しいに決まってるんだけども。
すごくシンプルに聞こえるけれども、奥行きと広がりを感じさせる曲ですね。それって、あのライヴパフォーマンスを、そしてあの演出を観たからだけじゃないですよね?たぶんカラオケで歌うとなると、すごく平板になってしまうんじゃないかと思う、そんな曲に厚みをもたせ、スケールの広いナンバーにしてしまうウツの声、すごいですっ!そのパフォーマンスをリアルタイムで見られたこと、ファンとして幸せの一言に尽きるでしょうね。あの映像、なんとかしてリリースしてくださいっ!
とっても素敵な曲なので、なんかのキャンペーンに使ってもらって一人でも多くの人に聞いてもらいたいなぁ、と思ったり、これはファンだけの間で大事にしたいなぁ、とも思ったり。なかなか複雑な心境ですな。
Theme of U_wave
イントロを聞くと、どんなヘヴィな曲が始まるんだろう、っていう気もしますが。
これまたよちをさんのギターが気持ちいいなぁ。
Aメロの最初のフレーズ、けっこう男声コーラスがよく聞こえてますね。ライヴではウツの声しか聞いていないから(苦笑)気がついていないだけですか?
☆☆☆ ☆☆☆
全体的にウツの声、甘いです。
このディスクに収められた声(だけ)を聞かせて、ウツの年齢を当てられる人がいたらすごいと思います。
そして、全体的に”懐かしい”サウンドだと感じてしまうのは、MAYの年齢(教えてあげないよ~だっ!)ゆえでしょうか。その懐かしさが心地よいです。懐かしいからといって、決して古びてはいないんですよね。
カテゴライズするのが難しい曲の集まり、といった感じもしますね。ロックテイストがあるかと思えば、どこかしらフォークっぽい雰囲気があったりもして。ポップな、歌謡曲調もウツは”自分の歌”にしてしまっているし。カテゴリにとらわれることのない、"u_wave"というブランドなんですよね、これは。
以前、ブログにも書きましたが。
”愛はすでに無力だ”って、断言しないでくださいよぉっ>雪之丞さん
いまタイピングしていて気がついたんだけど、一字違いで大違い、”愛はすでに魅力だ”…打ち間違えて、こんな変換をしてしまいました(苦笑)
これって、”贅沢は敵だ”と”贅沢は素敵だ”みたいなもんですか(ちょっと違うだろ?)
カメラの前で緊張して撮ったよそ行き顔の証明写真がディスクだとすれば。
ケータイやらデジカメやらで撮ったスナップがライヴでのパフォーマンス、っていう感じがする。会場やら、そのときの個々人の体調や気分、そしてオーディエンスのノリで、音が変わってくる。
同じものは二つとない、だからこそライヴ参戦はやめられないねっ♪
宇都宮隆名義の4曲については、また日を改めて。