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コンサートの感想などを書き連ねます。

新国「バレエ・リュス」(11月16日)

2013年11月18日 | バレエ
今シーズの新国バレエの幕開けは、20世紀の前半のパリを中心にヨーロッパにバレエ旋風を巻き起こしたロシア・バレエ団にちなんだストラビンスキーの名作達が並んだ。ミハエル・フォーキン振付「火の鳥」、ジョージ・バランシン振付「アポロ」(新制作)、そしえブロンスラヴァ・ニジンスカ振付「結婚」(新制作)という中々力が入ったトリプル・ビルである。どれもバレエ・リュスの振付けであるところが素晴らしい。また「結婚」は滅多に舞台に上がらない演目だけに、私のようなバレエの門外漢までも駆けつけた次第である。印象的だったのが、音楽隅々まで見事に動きに反映させたフォーキンの振り。小野絢子の何とも蠱惑的な火の鳥が印象的だった。そして静謐な「アポロ」と野太く民族的な「結婚」の対比の妙!ストラビンスキーの天才を改めて感じた。

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