鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Sutliff Tobacco Company - Crumble Kake Red Virginia再喫と比較

2020年02月23日 | パイプタバコ
2020年 2月

暴風雪に見舞われた今日の札幌地方ですが
外から帰って来て すっかり解けた雪でびしょねれになった体を温めながら
暖かいコーヒーを飲んでパイプをふかしながら この記事を書くことにします。

今回は Sutliff Tobacco Company - Crumble Kake Red Virginia の再喫 となるのですが

それには訳があって 前回レビューした Cornell & Diehl - Carolina Red Flake
があまりに美味かったので 同じくレッドバージニアに特化したこのブレンドを喫って
どの様に違うのか味の比較をしたくなりました。
そこでまた ストックしてあったこのブレンドを開缶してみた次第になります。

かなりの好印象を持っていたこのブレンドですが 味的にも Carolina Red Flake(CRF)
に似ていると思いました。
その時にも マクレの #5100 と CRF との間位の味であるという感想が目についたものですから 実際どうなのよ ということになります。

今回開けた缶の中身は





この様に 以前のと違い とても大きなクランブルケーキになっています
その辺りは好感が持てますが 少し改良されたのかもしれません。



バージニアの産地に着いての説明など一切ありませんが
CRF と比べると色が黒っぽいので ダークバージニアの存在も感じます

価格的には CRF の方が圧倒的に安いのですが バージニアの産地もしっかり明記してあり
圧倒的に美味いのが その CRF かと思います
なので レッドバージニアにおける マクレの様な存在が この C&D の CRF
と言う事になりますが small batch という限定販売が悩みのタネ ということ。
喫いたくても買えない というジレンマに陥りますね・・・。

その間をつなぐブレンドとして こちらの CKRV が考えられます
FVF であるとか ピーターソン Flake も同じストレートバージニアとして
レッドバージニア中心のブレンドもありますが
前者はビネガーっぽいtangyさが足りなく 後者は ブライト・レッド両者のバランスと
強めの酸味がいいのですが やや甘さに欠けるところがあって

やはり CRF の代役としては違うのかな・・・ということになります。

どうしても レッドバージニアの 酸味のあるフルーティな強い甘さと
ヘイの香りに引きずられる アーシーなタバコ感は この CRF の真骨頂ですから
そう言ったブレンドは なかなか見つからず この CKRV が候補となります。

SG-FVF も P-Flake も どちらもすこぶるおいしいブレンドですが
CRF に匹敵するブレンドとしては このブレンドが考えられる ということですね。



さて   再喫の  感想  となります

以前のレビューで このブレンドにおいて ヘイもシトラスの香りもない と書きましたが
それは間違いでした ヘイの香りは立派に感じられますし それに引き続くアーシーな
タバコ感も感じられますね。その事は パフった時に強く感じるのですが、静かに喫って
いると そう言った香りがあまりしないということでした そこは訂正します (-_-;)


やはり 軽いシトラスの香りと 程よいヘイの香りがこのブレンドにはあるのですが
CRF と比べると かなりマイルドですね。
甘さもマイルドです。
フルーティな ダークフルーツの果肉のような甘さは満載ですが
ビネガーのようなあるいはフルーツの皮の部分の強い酸味もマイルドになります

結果として 甘さに引き続く アーシーなタバコ感も 総じて軽いものとなるようです

バージニアの違いによるものだとは思いますが
CRF の甘さと酸味は ビビッドであり 味の濃さを感じるのですが
こちらのそれは ダークバージニアのせいもあるのかもしれませんが
どこかマイルドで オブラートにくるまさった感じになります・・・。

味わい的には よく似ているのですが その違いが歴然とした差になります。

CRF と比べると


1 レッドバージニアの甘さは CRF の方が強い
2 シトラスの香りは CRF の方がかなり強い
3 ヘイの香りは  やはり CRF の方が強く感じられます
4 フルーティ な甘みは どちらもありますが 酸味を強く感じるのが CRF
5 マクレの様なビネガーのような酸味を感じるのは CRF。 こちらはおだやかです。
6 味を濃く感じるのは CRF
7 どんなパイプでも美味く感じるのは CRF
8 まろやかな甘みと マイルドなタバコ感を味わいたいなら こちらのブレンド


このような特徴になるのですが 
どちらも レッドバージニアに特化したブレンドであり
どちらも美味いブレンドなのですが

FVF や Peterson-Flake と同列の美味しさのバージニアブレンドとして肩を並べるのが
こちらの CKRV になるかとおもいます。

CRF に関しては それらの一つ上を行く 素晴らしいブレンドだと思います
それに関しては バージニアの違いによる味の差 なのかと思います。

ストレートバージニアに関しては VaPer ほどバリエーションが少なく
単体のバージニアによる 味の差別化は 各社難しいご時世なのかもしれませんが
現状では この辺りのブレンドが 落としどころなのかもしれません・・・

例えば
〇 SG FVF BBF GG
〇 GH のストレートバージニアのバルク 各種
〇 Peterson-Flake
〇 GLP-Union Square
〇 C&D-Opening Night
〇 Sutliff-CK Red Virginia


などが一般的 ストレートバージニアですが それぞれ味の主張が違います
レッドバージニアに関しては こののブレンドに味の主張があるかと思います。




全く違う話になりますが こたびのこのストレートバージニアの話は
ミカンの好みの話に似ているように思います・・・。

私の好きなミカンは 小粒の味の濃いミカンなのですが
同時にそれは 甘味とともに強い酸味を伴います
大きなミカン程 甘味も酸味も薄く とくに酸味の欠乏が味の薄さに繋がります
酸味の少ないみかんを 甘いみかんと感じる人と
糖度も酸味も強いみかんを美味いと感じる人がいます
私は後者になりますが 紀州の酸味のあまり無いみかんを甘いと感じるのか
愛媛の 酸味も甘みも強いみかんを美味いと感じるかの違いになります。

この二つのバージニアブレンドを喫ってみて感じたのも
こういうことなのかと思います。
強い甘さと 強い酸味が合わさった時に 素晴らしく美味しいブレンドが生まれてくるのだと
想うわけです。

いい甘味はあるのだけれど 酸味が足りない分だけ その美味しさも
CRF に比べ このブレンドは少し足りないのかな・・・と感じます。

しかし どちらにせよ どちらも美味しいブレンドですから このブレンドが
CRF の代役になると思いますが その差は歴然と感じるのも事実です。
どうやら CRF の美味しさにどっぷりとハマったようです・・・。
買えないけどね




しかしレッドバージニアに限らずストレートバージニアブレンドは
まだ色々あるはずなのでその辺を少し探って行きたいとは思います
その辺もまた 一つの愉しみとなりました。

それでは また
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モエレのオジロワシ 2/22 ... | トップ | モエレのオジロワシ 2/23 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

パイプタバコ」カテゴリの最新記事