2018年 12月
今回は G. L. Pease - Key Largo (Heirloom Collection)
Heirloom というのは 家宝 という意味だそうで なにやら秘密めいたタバコみたいです
葉組を見ると
Cigar Leaf, Latakia, Oriental/Turkish, Virginia
シガーリーフが入っているのが特徴のようです
このところ GLP のタバコは ケンタッキーが幅を利かせているものばかりやっていて
またシガーリーフなどと ストロングなタイプをイメージしたものですが
そうではなく シガーリーフといっても ラッパーの部分の葉を入れているらしく
実にマイルドであり なおかつシガーの香りと味も含んだ 実に美味いタバコでした。
タバコの説明をすると
何やら訳の分からないことばの Key Largo というタバコですが
ふたを開けると
柔らかい目の ブロウクンフレイクが出て来ます
これを かるく
ほぐして喫うのですが 湿っているにもかかわらず 実に火付きがいいです
最後まで静かに燃えてくれます。
その前に
気になるのが この名前ですね
二つの意味がありました
一つは場所の事です
アメリカのフロリダ半島の南端に繋がる 島々があります
この 一番本土寄りの所に
Key Largo という島があり ここの事を指すようです
この島の少し南側には
キューバがあるので この辺りはもう 葉巻の産地と言っても構わない様です
なので シガーリーフの入ったタバコをイメージできます
この辺りは 気候も良く
まぶしいくらいの 太陽の光と その影が作るコントラストの それは美しいところで
保養地として 時間を忘れそうになるくらいのところでしょうか。
もう一つの意味は 同じ名前の 映画がありました
1948年の作品で オールドファンにはなじみの深い
あの ハンフリーボガード(沢田研二の唄で 通称 ボギーですね)が主演の映画となります
第二次世界大戦のあと 虚無感に陥った主人公が Key Largo 島に休暇に行った先の
部下の未亡人と 父親がやっているホテルでの物語です。
こちらの白黒映画のイメージの方が このタバコにあっているような気がします
Greg Pease さんも この映画をイメージしたのかもしれませんし あるいは
島そのものがまさにそのイメージなのかもしれません。
ただ漠然と シガー入りのタバコという事で味わうより
こういった情報を頭に描いて喫ってみると また感じ方も変わってくるのかもしれません。
あまり知らなかったのですが
葉巻(プレミアムシガー)には 大きく 3つの葉っぱが使われているそうです
葉巻を楽しむために知っておきたい基本的な葉巻(プレミアムシガー)の構造
これによると タバコの味を決めるのは フィラーと呼ばれる中心の部分で
このたくさんの小さな葉を バインダーと呼ばれる葉で束ねたのち
最後に ラッパーと呼ばれる 仕上げの綺麗な良く伸びる葉っぱで巻くそうです。
あくまで 仕上げの部分の葉なのですが やはり これで味も変わるそうです。
そんな ラッパーの葉を入れたこのタバコなので
シガーの味は それほど強く感じませんし いたってマイルドでクリーミィに仕上がっています。
実に良く出来た美味いタバコであると思ったのですが
以下に その感想を詳しく。
感想
まず最初に来るのは ラタキアでしょうか 次いで レッドバージニアの深みのある甘みが
来ます それと同時に オリエントのアーシーで少し甘く強めの酸味をともなった味と香りが
立ち上ります。
ラタキアはスモーキーさと この度はウッジーな清涼感を担当しますが
強い感じではなく バックで流れる感じですね。
バージニアの甘さは最後まで続くのですが ブライト という感じではなくあくまでレッド
という感じで ダークフルーツの様な落ち着きのある甘さです。
そして ここが一番の問題のところですが
このたばこにおける シガーリーフの働きなんですね・・・
というのも はっきりとシガーという感じの あの癖のある香りと味はしません
しかし はっきり ラタキアだけではないシガーの味と香りを感じる訳です
そこがこのタバコの特徴かと思います
いたってマイルドでクリーミィなその味ですが 合間合間に そう・・・
例えるならば カレーに使うスパイスの クミンのような後味を感じるのですが
その生薬っぽい香りとともに
最初の説明にも書いてあるのですが ココアだか 酸味のあるミルクコーヒーっぽい
香りだか分かりませんが 少しほろ苦い 酸味と甘みを伴った独特の味が漂います
この辺りが このシガーリーフから来るらしいのですが
何ともつかみどころのない味なんですね・・・。
ラタキア オリエント バージニア それだけで English の完成ですが
それに加えて この何とも形容しがたい 不思議な味が加わります。
この味が 素晴らしいと思いますし このタバコの深みを与えていると思うのです。
太陽に恵まれた南の島の 強烈な光と影
そんな中で ほろ苦い影を持った男と女が取り戻して行く生命力
そんなイメージを膨らませるようなたばこでしょうか
決して派手さはないのだけれど 酸味のあるコーヒーのように味わい深く
飽きのこない 実に良いタバコであると思います。
強いわけではなく さりとて軽いわけでもない
さほど複雑でもなく しかし味は単調ではない
気に入りましたね このタバコは 美味いです
シガーが強すぎてもいけません この位の感じが実に良い
お勧めします
みなさん このタバコゆっくり静かに喫った方が美味いと言ってますが
その通りだと思います 静かに燃えてくれるので簡単なことですが
少し強め喫うと やはりシガーの香が強くなります
それもまた いいのだけどね
JackKnife Plug、 Triple Play と来て このタバコが実にいいですね
やはりラタキア好きだからでしょうか 落ち着くんですね この私は
そんな感想でした
それでは また
パイプランキング
今回は G. L. Pease - Key Largo (Heirloom Collection)
Heirloom というのは 家宝 という意味だそうで なにやら秘密めいたタバコみたいです
葉組を見ると
Cigar Leaf, Latakia, Oriental/Turkish, Virginia
シガーリーフが入っているのが特徴のようです
このところ GLP のタバコは ケンタッキーが幅を利かせているものばかりやっていて
またシガーリーフなどと ストロングなタイプをイメージしたものですが
そうではなく シガーリーフといっても ラッパーの部分の葉を入れているらしく
実にマイルドであり なおかつシガーの香りと味も含んだ 実に美味いタバコでした。
タバコの説明をすると
何やら訳の分からないことばの Key Largo というタバコですが
ふたを開けると
柔らかい目の ブロウクンフレイクが出て来ます
これを かるく
ほぐして喫うのですが 湿っているにもかかわらず 実に火付きがいいです
最後まで静かに燃えてくれます。
その前に
気になるのが この名前ですね
二つの意味がありました
一つは場所の事です
アメリカのフロリダ半島の南端に繋がる 島々があります
この 一番本土寄りの所に
Key Largo という島があり ここの事を指すようです
この島の少し南側には
キューバがあるので この辺りはもう 葉巻の産地と言っても構わない様です
なので シガーリーフの入ったタバコをイメージできます
この辺りは 気候も良く
まぶしいくらいの 太陽の光と その影が作るコントラストの それは美しいところで
保養地として 時間を忘れそうになるくらいのところでしょうか。
もう一つの意味は 同じ名前の 映画がありました
1948年の作品で オールドファンにはなじみの深い
あの ハンフリーボガード(沢田研二の唄で 通称 ボギーですね)が主演の映画となります
第二次世界大戦のあと 虚無感に陥った主人公が Key Largo 島に休暇に行った先の
部下の未亡人と 父親がやっているホテルでの物語です。
こちらの白黒映画のイメージの方が このタバコにあっているような気がします
Greg Pease さんも この映画をイメージしたのかもしれませんし あるいは
島そのものがまさにそのイメージなのかもしれません。
ただ漠然と シガー入りのタバコという事で味わうより
こういった情報を頭に描いて喫ってみると また感じ方も変わってくるのかもしれません。
あまり知らなかったのですが
葉巻(プレミアムシガー)には 大きく 3つの葉っぱが使われているそうです
葉巻を楽しむために知っておきたい基本的な葉巻(プレミアムシガー)の構造
これによると タバコの味を決めるのは フィラーと呼ばれる中心の部分で
このたくさんの小さな葉を バインダーと呼ばれる葉で束ねたのち
最後に ラッパーと呼ばれる 仕上げの綺麗な良く伸びる葉っぱで巻くそうです。
あくまで 仕上げの部分の葉なのですが やはり これで味も変わるそうです。
そんな ラッパーの葉を入れたこのタバコなので
シガーの味は それほど強く感じませんし いたってマイルドでクリーミィに仕上がっています。
実に良く出来た美味いタバコであると思ったのですが
以下に その感想を詳しく。
感想
まず最初に来るのは ラタキアでしょうか 次いで レッドバージニアの深みのある甘みが
来ます それと同時に オリエントのアーシーで少し甘く強めの酸味をともなった味と香りが
立ち上ります。
ラタキアはスモーキーさと この度はウッジーな清涼感を担当しますが
強い感じではなく バックで流れる感じですね。
バージニアの甘さは最後まで続くのですが ブライト という感じではなくあくまでレッド
という感じで ダークフルーツの様な落ち着きのある甘さです。
そして ここが一番の問題のところですが
このたばこにおける シガーリーフの働きなんですね・・・
というのも はっきりとシガーという感じの あの癖のある香りと味はしません
しかし はっきり ラタキアだけではないシガーの味と香りを感じる訳です
そこがこのタバコの特徴かと思います
いたってマイルドでクリーミィなその味ですが 合間合間に そう・・・
例えるならば カレーに使うスパイスの クミンのような後味を感じるのですが
その生薬っぽい香りとともに
最初の説明にも書いてあるのですが ココアだか 酸味のあるミルクコーヒーっぽい
香りだか分かりませんが 少しほろ苦い 酸味と甘みを伴った独特の味が漂います
この辺りが このシガーリーフから来るらしいのですが
何ともつかみどころのない味なんですね・・・。
ラタキア オリエント バージニア それだけで English の完成ですが
それに加えて この何とも形容しがたい 不思議な味が加わります。
この味が 素晴らしいと思いますし このタバコの深みを与えていると思うのです。
太陽に恵まれた南の島の 強烈な光と影
そんな中で ほろ苦い影を持った男と女が取り戻して行く生命力
そんなイメージを膨らませるようなたばこでしょうか
決して派手さはないのだけれど 酸味のあるコーヒーのように味わい深く
飽きのこない 実に良いタバコであると思います。
強いわけではなく さりとて軽いわけでもない
さほど複雑でもなく しかし味は単調ではない
気に入りましたね このタバコは 美味いです
シガーが強すぎてもいけません この位の感じが実に良い
お勧めします
みなさん このタバコゆっくり静かに喫った方が美味いと言ってますが
その通りだと思います 静かに燃えてくれるので簡単なことですが
少し強め喫うと やはりシガーの香が強くなります
それもまた いいのだけどね
JackKnife Plug、 Triple Play と来て このタバコが実にいいですね
やはりラタキア好きだからでしょうか 落ち着くんですね この私は
そんな感想でした
それでは また
パイプランキング
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