鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Cornell & Diehl - Epiphany

2021年05月31日 | パイプタバコ
2021年 5月末日

今回は Cornell & Diehl - Epiphany


Epiphany(エピファニー)とは
【キリスト教】 公現祭[日], 顕現日(び) 《東方の三博士 (Magi) のベツレヘム来訪を祝う日; 1 月 6 日,クリスマス後の 12 日目に当たり,Twelfth Day ともいう; クリスマスの飾りつけなどは,普通この日までに片づける》.
King Cake のところでも述べましたが 南部のあの辺りのキリスト教信者にとっては とても重要な日となるようです。


同時にこのブレンドのオリジナルとなりました Revelation というブレンドが あの高名な
20世紀最大の物理学者である アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)
の好きなブレンドだったそうです




上の写真はかなり有名ですが 下の写真はまだ若いころの写真になります
一般相対性理論でノーベル賞を取ったアインシュタインですが 原子爆弾の発案に携わったことでも有名ですが 彼はその開発にはたずさわってはいませんしむしろそれを危惧して反対していたことも
よく知られています。

原子力の悲劇の扉を開けたのは彼ですが それを一番恐れていたのも彼です
天才とは常にそういった神と悪魔の側面をもっているようですね

Revelation とは暴露とか新事実 などという意味があるようですがまさに彼のしてきたことがそれにあたり Epiphaniy というのも彼への尊敬を込めてのネーミングだったのかもしれません…。


なんにしても あの天才のアインシュタインがパイプたばこを喫っていたということは
たばこに対する風当たりが強い昨今で 肩身の狭い思いをしているタバコ喫いにとっては
とても嬉しい事実であることに違いはありませんね (^^)/



缶の裏側にはそのようなことが書いてあります

そんなでこのブレンドになりますが
このブレンドも バーレィ中心のブレンドになりますが
Tarler/Runouski 二人のブレンドとなっております

葉組を見ると
Burley, Latakia, Perique, Virginia となっており
形式的には 先日喫ったばかりの
Morley's Best に少し似ているのですが ペリクが入っているのが大きな違いとなります

Morley's Best
Briar Fox
Old Joe Krantz Blue Label
Haunted Bookshop
Pegasus

あたりがすでにレビューした記憶に残るC&D のバーレィブレンドとなっておりますが
ラタキア入りは Morley と同じになります ですから比較対象はそちらになりますが
予想以上にペリクが効いていて またまったく違う味わいになったのは
想定外の嬉しい誤算となりました


ではその 感想 となります

実に喫いやすいブレンドですねこのブレンドは
その一番の原因はペリクにあると思います
程よい酸味と甘酸っぱさを感じさせるダークフルーツの味わいが 野趣あふれるバーレィと
目立ちはしませんが落ち着きのある甘さのバージニアと絡む味わいが実に軽妙で素晴らしいです

甘さは強くはなくむしろ弱いかもしれませんが 絶妙なバランスで
バーレィ バージニア ペリクが三位一体となったハーモニーが素晴らしいと思います
その際にラタキアはどこにいるのかわからないくらいの控え目ですが
このブレンドに若干のスパイスと落ち着きを与えているようです

ボディはしっかりあるので 十分なタバコ感もあるのですが
強すぎることもなくついつい喫ってしまうほどのよく出来たブレンドになっています
美味いと思います 実に喫いやすいブレンドですね



このブレンドのペリクはイヤミなところがないです どちらかと言えば明るい感じのペリクで
クセが強くない分少し物足らなく思う方もいると思いますが バーレィと合わせるにはちょうど良いのかなと感じます そういったノリで喫えるタバコになっていると思います。


点火と同時にまずこのペリクの風味が立ち上がるのですが
ラムとイチジクを思わせるようなネイビーチックな甘酸っぱさを感じますので
ラムは入っているのかもしれませんが 微かに感じる程度になります

バーレィにはやはりモラセスの甘さを少し感じますし バージニアの落ち着きのあるレッドの甘さも
同時に感じ それがペリクと合わさってVaPerBur の味わいを作るのですが
甘さは強いわけではありませんむしろ ペリクのレイズン・プラム・イチジクのテイストと酸味が
程よく効いていて 甘いというより程よく甘酸っぱいという感じの味わいです

しかし何といってもこのブレンドの中心はバーレィとなりますが
グリーングラスを感じさせるそのバーレィの野草の風味と バージニアのヘイの風味が合わさります
少しだけナッツの風味も感じるのですが
言われるほどはっきりしているわけではありませんし チョコレートの風味というものも感じるわけではありませんが バーレィの持つ野草の風味と木の実の風味が結果としてそのような味わいを
感じさせるというのは この私の持論になります



バーレィには素朴な野草の味わいと風味を感じるのですが これがケンタッキーになると少し違ってくるようです ケンタッキーの方がもっとナッティでありもっとドライでストロングかと思います
素朴な野草の風味は消え 木の実の少しオイリィな香ばしさが増すように感じます
同時に強さもスパイシーさも増し強いタバコの風味も増すようです

その辺のバーレィとケンタッキーとの綱引きが味に変化をもたらすようです
どちらも原料は同じになりますのでその差ははっきりしたものではありませんが…。

ホワイトとダークバーレィの違いは この私はっきりと認識していませんでした…
よりナッティなのがホワイトでより強いのがダーク(ブラウン)のバーレィらしいのですが
どうも逆に考えていたようです
そう思っていたのは 原料が書いてあったブレンドの味わいからなのですが
そう簡単なわけではなかったようです そのことを含め今後のバーレィを味わうことになりますが

バーレィの良さは 他のタバコ葉とよくマッチするということになります
バーレィ自体の個性はあまり強くないので 他の葉をサポートする役割になる というのですが
本当にそうなのか? といのもあります
C&D のバーレィブレンドはどれもバーレィの風味が満載で
ケンタッキーほどではありませんがバーレィ独特の風味を感じます

以前の記事で バーレィの風味を無機質チックな山菜の風味と書きましたが
このブレンドを喫ってみてふと思い当たったのは 山ウドの風味になります
なんとも例えがピンとこないかもしれませんが
あの山ウドの酸味と渋みの味わいがよく似ていると思いました(ウドの酢味噌和えね)





少し話が横にずれてしまいましたが
このブレンド アメリカ南部のアメリカンブレンドとしていい線行っていると思います
もう少し香ばしさがあったほうが良いと思いますが 甘さも強くはないが程よく
なんといってもペリクとバーレィのコラボが心地よいです
ラタキアが安っぽさを感じさせませんね

ペリク好きにはお勧めのバーレィブレンドになるかと思います


ガツンとくる美味しさではないですが 
飽きの来ないいつの間にか喫いきってしまうブレンドです
この私気に入りました
Morley’s Best よりも好きかもしれません

それでは また
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