鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Erik Stokkebye - 4th Generation 1855

2023年04月20日 | パイプタバコ
2023年 4月

今回は Erik Stokkebye - 4th Generation 1855">1855


今回のブレンドは エリックのひい爺さん〈大祖父)にあたる Erik Petaer Stokkebye の誕生日を記念してのブレンドとなります
1882年に彼の家系で初めてタバコ業を始めた言わば創業者となります
当初はパイプたばこではなく シガーと嗅ぎタバコが主流だったようですが
彼のタバコに対する情熱が評判を呼び デンマークに店を増やしました
このひい爺さんの成功が 後の孫であるPeter Stokkebye のパイプたばこ事業につながります
(Erik のお父さんですね)

4代目Erik Stokkebye をアメリカで新しく立ち上げたのは 4代目のErik さんになりますので
彼は このひい爺さんがナチュラルなバージニアタバコが好きだったことからこのブレンドを発売しました


このブレンドは 実に美味いブレンドで
ナチュラルなブライトバージニアたばことなっています
1882年の このブランドの基礎となった創業記念タバコのEnglish ブレンドとともに人気も高いようです
また前回の 1831 もじつに美味いブレンドとなっていますので
今回は買っていませんが 1882 とともに 1855 1931 が4代目Erik ブランドのマストアイテムに
なるのかと思います

1882はオリエントの入ったEnglish ということですが この私は何の疑いもなく
PS で有名な Balkan Supreme を思い浮かべるのですが 違うかもしれませんので
一度試してみる必要がありそうです

また今回は 先日発売になったばかりの(もう売り切れたようですが)
C&D とコラボのスモールバッチである Resolution も買っていますのでそちらも楽しみではあります
ただ またいつものC$D の例のヤツか…という感じは否めないようですが……



このブレンドは STG で製造しているということですから
オーリックの工場で PS のラインによるものと似た感じなのかと思ったものですが
そうではなく もっと高級感のある実に美味いブライトバージニアたばことなっております



 




蓋をあけると カッキリとした硬めのブロウクンフレイクが出てきますが
黄色みが強いバージニアとなってます
乾燥はしっかりなされていますので このまま揉まないで軽くパイプに詰めて火をつけます




あまり指で押さない方がいいです
何度目かの点火で静かに燃えてゆきますが 火持ちは悪くありません
静かに喫ってやると 極上の甘さが味わえます



感想

湿気はあまりないのですが 硬いブロウクンフレイクのまま詰めますので
一度で火は付かず 何度目かの点火で静かに燃えだしますが
このままの状態でクールスモーキングだ出来ます

この硬めのブロウクンフレイクというところがこのブレンドの工夫となります
またこのブレンド ブライトバージニアがほとんどを占めていると思われ
上質な砂糖のような甘さが素晴らしいです

OGS や LNF などとも違う雑味のないブライトの甘さがひときわ印象に残りますね
ヨーロッパのバージニアフレイクでは 加熱されたダークバージニアとか
レッドバージニアの酸味のある旨味を含む甘さが主流ですが
このブレンドに関するとそういったものは感じられず
熟成されたブライトバージニアの風味のみを感じるようです


そこがまず最初に感じるところになります
このブレンドかなり甘いのですが
軽いレーズンのような甘さを伴う酸味も感じますので
結果的に飽きの来ない極上の甘さを持った喫煙経験となりますので
素晴らしいと思います


点火とともに
レモンを連想させる シトラスの風味を感じます
バージニアに特有のそういった香りになります
グラスの風味もありますが強いものではありません
ヘイに関しても軽いものですから レッドの存在を感じるわけではないです

レッドに特有の旨味を含む酸味のあるまろやかな甘さというものはほぼ感じませんので
このブレンドにレッドは使用されていないような気がします


しかしそんなブライトバージニアだけのブレンドならば
ただ甘いだけの含みのない味わいになるのかと思いますが
そうではなく 軽い酸味があって砂糖をまぶした干しブドウのような
そういった風味も感じるので 実に飽きの来ない喫いやすさがあります
いくらでも喫ってしまえるタバコです


このブレンド 
砂糖のようなそれでいてナチュラルな舌に残らない甘さがすこぶる強いのですが
それに関しては トッピングに honey を使っていると言われる方がたくさん見られます


しかしこの私はそれを確認できません
確かにすこぶる甘いのですが カラッとしていて舌に残るものはありません
また蜂蜜にありがちな独特の鼻に付く風味というものも感じられませんので
事の真相はよくわからないところです
ただ使用していてもごくわずかであるというところでしょうか

Mac のVirginia №1 と同じような味付けであるとおっしゃる方もおり
あのJimInks さんも軽い honey が使用されているとおっしゃり評価も低いのですが
この私はそうは思わず 私の評価はすこぶる高いです…。


ある方が Erik さんにメールでそれを尋ねたところ返信があって
一切蜂蜜は使用していない   ということだったようです
全くナチュラルなバージニアだけを使っているとのことでした



いやぁこのタバコ実に美味いです
喫い味は全く強くはありませんが それなりにニコチンも感じられます
レッドの酸味や旨みの部分はないのですが

なんといってもすこぶる上質の甘さがぐんぐん押し寄せます
それでいて雑味もなく実にさっぱりとしています
レッドは感じないのだけれど レーズンのような風味と軽い酸味もあって
ただ甘さだけというのではなく 少し深みも厚みも感じられますので
いくらでも喫ってしまいそうな飽きの来ないブレンドになっているようです

予想以上というか
かなり美味いブレンドになるかと思います
ナチュラルで飽きの来ないブライトバージニアブレンドとして
お勧めします

今はあまり目に欠けないタイプのブレンドであり
バルクでは見かけるようなタイプになりますが
出来はかなり良いと思いますね

ラットレーのオールドゴーリィを少し思い出しましたが
もっとシンプルで 単純にもっと美味いブレンドかと思いました
年寄りには向いているかもしれません


そんなお話  それでは また

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