鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Scandinavian Tobacco Group (STG) - Erinmore Flake

2020年02月11日 | パイプタバコ
2020年 2月

今回は Scandinavian Tobacco Group (STG) - Erinmore Flake

SPDC の売れ筋ベスト100 の中にいつも上位に入っているのがこのブレンドなのですが
いつも気にはなっていて この度のお取り寄せとなりました。
いつもはやらない 着香タバコ というジャンルになりますが 人気が根強いことからの
購入となります。

解説を見ると 2005年までは イギリスのマレー社にての製造になりますが
その後 STGで作ることになり オーリックの工場での製造となっているようです。

黄色い パイナップルのようなデザインのイメージですが 喫った感じではパイナップルの
味わいは確認できません・・・
 
平丸缶を開けると


この様な 黒っぽい

少ししっとりとした シート状のフレイクが整然と出て来ます
開缶した香りは フルーツ というより
どこか番茶のような少し特徴のある匂いを感じます
あまりアロマティック という様な派手な香りではありませんね


このフレイクを 半分ほど裂いて

このように解して詰めるのですが
やや湿気があるようなので 少ししっかりとほぐしてみました。


葉組を見ると
Black Cavendish, Burley, Virginia となっており

フレイバーとして
Floral Essences, Fruit / Citrus と書かれています。



大昔ですが パイプタバコを吸い始めた頃は 今で言うところの着香タバコばかり喫っていたものですが(値段が安かったので買い易かった) 今はほとんど喫うことがありません。
その理由としては 着香が タバコの葉本来の味と香りをマスキングするから・・・
と考えるのですが 全般に言えるのは 後口が悪い というか 口の中に違和感を感じてしまう・・・というところがあります。

しかし それとて絶対的な事でもなく単に 喫わなくなったから・・・ということのようです。
その原因としては 着香の香りがきつすぎて 本来のタバコの美味しさが消され
味が単調になってしまい飽きてしまうからなんだと思います
生理的な違和感も感じる所になりますが
全く着香というか ケーシングのしていないタバコは稀であるのですから
そう言った意味合いを含め 単に着香だから吸わない という話は意固地であると想われます

ですから 美味い着香であれば なんら毛嫌いするつもりは毛頭ありません。
事実昔は着香ばかり喫っていたのですから・・・。


近年喫った着香では アンフォーラ ボルクムリーフ とか
ダンタバコの ブルーノート テイクイットイージー 辺りですが
それ以来やっていませんね。
まあ 求めるタバコの味わいのベクトルが全く違うので
着香タバコに魅力を感じない というのが原因だと思います。

そんなで 久しぶりの着香タバコなのですが 
どの様に感じたのか というお話になります。



感想

アロマティックの名品 しかしやはり着香タバコ

端的に言うと こうなります

点火と同時に 質の良いバージニアの味わいが来ますが それに追随するように
やはり十分熟成された バーレィ の軽さを持ったドライで少しナッティな味わいが
合わさり このタバコが 上質の VaBur であるとわかります。
とても着香タバコであるという様な派手な 甘味 香りはしないのですが
次第にその味と香りがやって来るようです・・・。

バニラのようなベタッとした甘さはありませんが
強い柑橘系の 少し酸味を帯びたフルーティな味わいが来ます・・・
これが良く分からないのですが ダークフルーツというのではなく
もっと明るい 少し華やかな味わいになります

開缶したての時は 番茶の様な香りを感じたのですが
味わい的にはそうではなく 番茶というより レモンティーにママレードを入れたような
味わいになるかと思います というよりそういったイメージになります

その辺りは キャベンディッシュ がになっているのだと思うのですが
フローラルな香りはあるのでしょう・・・しかし 漠然と という感じで
はっきりした香りは分かりません

そう言ったいろんなフルーツとフローラルな香りが合わさって
このブレンド独特の甘さと味を作って行くのですが
甘すぎずきつすぎず 着香というにはずっと控えめな印象になります

VaBur が素晴らしく それに合わさる子の着香の味わいは
酸味とシトラスの味わいを強く感じるので
まるで軽いペリクが合わさったようなブレンドを感じさせます
美味いと思います
まさに着香タバコの名品 といえるのではないでしょうか。

着香を感じさせない 酸味と甘みの効いたバージニアとバーレィ のブレンドだと思います

しかしながら・・・ということになります

ケンダル臭にも ケチャップ臭にも違和感を感じないこの私ですから
グラウスムーアのようなフラワーの香りにも特に違和感は感じません
ですから このブレンドの シトラス香の効いた酸味のあるフルーティな味わいも美味いと思うのですが
後口に残る苦みのような雑味が気になります・・・

それが着香タバコ共通の認識になりますが
そこのところがどうもいけません

質の良いバージニアと 質の良いバーレィがかなでる 質の良いタバコ感が
味わい的には質の良い柑橘系の素晴らしい酸味のこの味わいとオーバーラップして
どちらかというと 前者のアーシーなタバコ感を消してしまう様です
そこが物足りなく想うわけで 喫煙終了後の満足感は
少し足りないのかな・・・と思います。


やはりこの私には 着香タバコは鬼門です
ラタキア好きのこの私には 求めている味のベクトルが違うようです・・・


さほど着香の強いとは思えないこのブレンドでさえ パイプに香りは残りますし
美味いのだけれど 納得のゆく満足感は得られない  というのが実感となります、
私の中では着香タバコはそう言った位置づけになりそうです

着香タバコとしては相当出来が良いブレンドだと思うのですが
やはり着香タバコ
    ということでしょうか

少し辛口になりましたが
着香を好まない この私の 私的感想となります

それではまた
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