Life in San Francisco

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サンフランシスコ在住のフローラルデザイナーです。
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不幸な名前・・・?

2004-11-06 16:10:08 | サンフランシスコの生活
花屋でオーダーを受ける場合、そうですねぇ、オーダーの7割方は電話によるオーダーです(残りは来客)。で、毎回電話でオーダーを取る際に感じることが、アメリカには本当にいろんなファミリーネームがあるなぁ、ってことです。アメリカは移民の国だけあって、いろいろなバックグラウンドを持った人が多い分、当然、ファミリーネームのバリエーションも半端じゃないんですよね。本当にいろんな名前があるものですねぇ。

今日電話でオーダーを受けた人に、peter petersonという人がいました。クレジットカードの名前も同じですから、きっとこれが本名なのでしょう。それにしても、ピーター・ピーターソンって・・・。きっと子供のときにいじめられたんじゃないかなぁ。それから、もう一人、顧客の一人にエリザベス・テーラーっていう名前の人がいます。本人は海洋学者で見た目は思いっきりヒッピー。化粧っけも無く、女優のエリザベス・テーラーとは正反対のタイプ。彼女もこの名前のせいでいろいろ戸惑うことも多いんじゃないでしょうか。

ところで、不幸な名前の決定版がこれです! とは言え、もし彼女が日本に来たときに限っての不幸なんですけどね・・・。

先日、電話でオーダーを受けた時のこと・・・。とても上品で感じの良い中年の女性からだったのですが、、送り先の名前と住所、贈る花のデザイン、そしてカードメッセージを聞き、最後に先方のクレジットカード番号と名前を聞いたときのことです。

僕 「お名前は?」
客 「ミセス・パトリシア・マンコです」
僕 「・・・( ・ д°)え?もう一度言っていただけますか?」
客 「マンコです、M,A,N,K,Oでマンコ、ミセス・マンコ」

分かりましたから、そう何回も繰り返さないでくださいよっ! 笑いをこらえるのに本当に必死だったんですから! 

しかし、どうにかその場を切り抜け、受話器を置いた途端に大爆笑! もちろん、本人には失礼だとは思いましたが、あまりに突然のハプニングだったものですから、どうにも抑えられなくて・・・。I'm sorry...>Mrs. Manko    そのあと「?」印のアメリカンの同僚たちにも説明たらみんなも納得。

延べ13年くらいアメリカで生活をしていますが、これは初めて出会う名前でした。でも、調べてみたら、いることにはいるんですね、絶対数は少ないですが。もともとはポーランド、ウクライナ、スロバキア、ハンガリーに多く見られる名前で、アメリカ国内ではペンシルバニア周辺にマンコ家の人たちは多く住んでいるようです。詳しくはこちら

ところで、不幸な名前といえば、日本にいる友人に「丘鞠子(オカ マリコ)ちゃん」という名前の人がいます。でも、彼女、子供の頃はクラスの悪ガキどもから「オカマ、リコ!」と散々からかわれていてうんざりしていたそうです。そんな頃、商社に勤めるお父さんの仕事の関係でアルゼンチンへ家族で3年間移住。本人としては、「これでこの不幸な名前のせいでからかわれることもなくなる」と思っていざアルゼンチンはブエノスアイレスへ。でも、彼女、その頃はまだスペイン語で「オカマ」を「マリコン」と言うことなど知る由もなかったわけで・・・。彼女曰く、その後のアルゼンチンでの3年間、「マリコン!」と行く先々でからかわれたそうです。もうここまでいくと、「不幸」を通り越して「たたられた」名前だとしかいいようがないですねぇ・・・。お気の毒様です。