基本的にハワイ州の各島に、カエルはいませんでした。
でも、今回のオアフ島&モロカイ島旅行でカエルを何度か見掛けました。
昨年7月のハワイ島では、プエルトリコからのコキガエル(正式名称;コキーコヤス
ガエル)の異常的な大繁殖についてアップしましたが・・・・
他の島々でも同様に、困った動物達の迷惑な大繁殖だ続いています。
今回ご紹介するのは、オオヒキガエルです。
日本名を漢字で書くと「大蟇蛙」で、学名を”Bufo marinus”といいます。
TOP写真はモロカイ島ハラワバレー・ビーチパーク近くで、危なく踏みそうになった
オオヒキガエルです。
そんな私のことを、思い切り睨んでいましたが・・・・
本来は北アメリカ大陸の南部から、南アメリカ大陸北部にかけて分布しているカエル
なのですが、ハワイでは主にサトウキビ畑の害虫駆除を目的に太平洋戦争以前に
導入されました。
写真に写っているカエルは体長20cm以上あり、私も吃驚したほどの大きさです。
(大きさの関係から、多分メスだと推測されます。)
オオヒキガエルは大型のカエルなのに、繁殖力が極めて強く食性は動物食です。
昆虫類や節足動物・ミミズ・カエル・小型爬虫類・小型哺乳類などを食べます。
時にはネズミまでも、丸飲みにしちゃいます。
また、有毒種でありその毒性はヒキガエルとしては非常に強く、人に対しては目に
入ると失明したり、大量に摂取すると心臓麻痺を引き起こすことさえあります。
ちなみに、カエルの卵やオタマジャクシも毒を持っています。
天敵がいないことから、ここハワイで爆発的に増えてしまったと予想されます。
耳の後ろに”耳腺”(赤丸部分)とよばれる大きな毒腺があります。
敵に襲われると、背中の皮膚から毒を発射するといいます。
普通にさわる分には問題ありませんが、オオヒキガエルを食べた犬や蛇などが、
この毒によって死んでしまうこともあるそうです。
その学名”marinus”の通り、海水でも平気なカエルです。
こちらはオアフ島のワイキキ近く、マノアバレーで確認した個体です。
オオヒキガエルは、国際自然保護連合がリストアップした「世界の侵略的
外来種ワースト100」に入っている悪しき動物なのです。
一番悲しいのは、今のところ決定的な防除法が見つかっていないことです。
=おまけ=
1935年ここハワイから、サトウキビの害虫駆除(コガネムシ)を目的に
オオヒキガエルがオーストラリアの地へ持ち込まれました。
しかし、オーストラリアでも天敵動物がいないため、その数が爆発的に
増えました。
現在ではオーストラリアのほぼ全域で、生息していると言います。
本来の目的である「害虫駆除」だけでなく、他の昆虫も食べてしまうために
オーストラリアでも生態系を破壊する結果になってしまいました。
また、大量繁殖したオオヒキガエルをワニが食べ、その猛毒によりワニが
大量死している現実もあります。
最近では、オオヒキガエルの駆除に追われる始末です・・・・
何処へ行っても”邪魔者扱い”のオオヒキガエルです。
でも、そうした一番の原因を作ったのは「人間」なんですけどね!
話はかわって
この大量のカエルもオアフ島で見ました。
あッ! このカエルたちには、毒なんかありません。
このカエルたちはチャイナタウン(マウナケア・マーケットプレイス)で
販売されていた食用のカエル君たちでした。(笑)
大きさ的にはオオヒキガエルより、一周り小型ではありますが~
それでもめっちゃ大きかった様な・・・・
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でも、今回のオアフ島&モロカイ島旅行でカエルを何度か見掛けました。
昨年7月のハワイ島では、プエルトリコからのコキガエル(正式名称;コキーコヤス
ガエル)の異常的な大繁殖についてアップしましたが・・・・
他の島々でも同様に、困った動物達の迷惑な大繁殖だ続いています。
今回ご紹介するのは、オオヒキガエルです。
日本名を漢字で書くと「大蟇蛙」で、学名を”Bufo marinus”といいます。
TOP写真はモロカイ島ハラワバレー・ビーチパーク近くで、危なく踏みそうになった
オオヒキガエルです。
そんな私のことを、思い切り睨んでいましたが・・・・
本来は北アメリカ大陸の南部から、南アメリカ大陸北部にかけて分布しているカエル
なのですが、ハワイでは主にサトウキビ畑の害虫駆除を目的に太平洋戦争以前に
導入されました。
写真に写っているカエルは体長20cm以上あり、私も吃驚したほどの大きさです。
(大きさの関係から、多分メスだと推測されます。)
オオヒキガエルは大型のカエルなのに、繁殖力が極めて強く食性は動物食です。
昆虫類や節足動物・ミミズ・カエル・小型爬虫類・小型哺乳類などを食べます。
時にはネズミまでも、丸飲みにしちゃいます。
また、有毒種でありその毒性はヒキガエルとしては非常に強く、人に対しては目に
入ると失明したり、大量に摂取すると心臓麻痺を引き起こすことさえあります。
ちなみに、カエルの卵やオタマジャクシも毒を持っています。
天敵がいないことから、ここハワイで爆発的に増えてしまったと予想されます。
耳の後ろに”耳腺”(赤丸部分)とよばれる大きな毒腺があります。
敵に襲われると、背中の皮膚から毒を発射するといいます。
普通にさわる分には問題ありませんが、オオヒキガエルを食べた犬や蛇などが、
この毒によって死んでしまうこともあるそうです。
その学名”marinus”の通り、海水でも平気なカエルです。
こちらはオアフ島のワイキキ近く、マノアバレーで確認した個体です。
オオヒキガエルは、国際自然保護連合がリストアップした「世界の侵略的
外来種ワースト100」に入っている悪しき動物なのです。
一番悲しいのは、今のところ決定的な防除法が見つかっていないことです。
=おまけ=
1935年ここハワイから、サトウキビの害虫駆除(コガネムシ)を目的に
オオヒキガエルがオーストラリアの地へ持ち込まれました。
しかし、オーストラリアでも天敵動物がいないため、その数が爆発的に
増えました。
現在ではオーストラリアのほぼ全域で、生息していると言います。
本来の目的である「害虫駆除」だけでなく、他の昆虫も食べてしまうために
オーストラリアでも生態系を破壊する結果になってしまいました。
また、大量繁殖したオオヒキガエルをワニが食べ、その猛毒によりワニが
大量死している現実もあります。
最近では、オオヒキガエルの駆除に追われる始末です・・・・
何処へ行っても”邪魔者扱い”のオオヒキガエルです。
でも、そうした一番の原因を作ったのは「人間」なんですけどね!
話はかわって
この大量のカエルもオアフ島で見ました。
あッ! このカエルたちには、毒なんかありません。
このカエルたちはチャイナタウン(マウナケア・マーケットプレイス)で
販売されていた食用のカエル君たちでした。(笑)
大きさ的にはオオヒキガエルより、一周り小型ではありますが~
それでもめっちゃ大きかった様な・・・・
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ノソノソと歩き、とても飛び跳ねるなんて芸当は出来ないみたいなカエルでした。
でも昔、山奥で 一っ跳び1~2メートルの大きなガマガエルを
暗い所で見たことがあります。
世界には驚くものがたくさんですね。
オオヒキガエルにしても、偉い迷惑と思っているかもしれませんね。
動作が鈍間なんですが、下手に触るとその毒の餌食になる可能性もあり・・・・困ったものです。
うちの奥さんがビックリしていました。(笑)
環境保護団体が「ヒキガエルの虐殺反対」などと言いだす前に、さっさと駆除してほしいものです。
なにしろあのイボイボを見ると気持ち悪くて鳥肌が立ちます!
何も言われなければ、普通の「鶏肉」の様な味でした。で、他の部位はどうなるの!?と・・・・
ただし、通常のカエルの様な”素早さ”は無く、ドンクサイ動き方でした。
もう随分前ですが 北海道小樽のホテルで
夜景を眺めながら・・ とお出された
おつまみが美味しくて 当然鶏肉と
思っていましたが 食用蛙です と言われ
ええっと思いましたが
美味しい物は美味しい
食用蛙ならいいのにね
今となっては遅いですが害虫駆除とかで安易に
外来種を持ち込んじゃいけません。
日本でも同じような事が多く見受けられますよね。
困ったもんです。