新・シュミのハバ

ついに、定期小説の更新スタート!!!
いつまで、続くのやら・・・。

映画「好きだ、」のコト

2006-09-25 01:30:22 | 映画
僕にとっての「面白い映画」というのは詳しく分けると3つある。
「いい映画」と「綺麗な映画」と「凄い映画」の3つだ。
その3つをすべて含んだ映画が「好きだ、」である。

「好きだ、」とは2006年2月に劇場公開された石川寛監督の「tokyo,sora」に続く二作目の作品である。

石川監督の映画の撮り方は普通じゃないらしく、一分の映像に5時間もカメラを回し続けるというこだわりの撮影方法を持った監督で、そんな監督の映画だからこそ、石川監督の映画は普通の映画ではない。
彼の映画には、素直な言葉や表情が溢れている。

「好きだ、」という一言が言えなかったユウとヨースケ。
二人の想いは、ある哀しい出来事によって断ち切れてしまう。
それから17年後、再会した二人は、17年前に忘れてきた想いを探しながら、伝えられなかった想いをお互いに伝える・・・

まずこの映画の素晴らしい点は、キャストがこの映画にぴったりな最高の役者陣だということだ。
17歳のユウの役に宮崎あおい、ヨースケの役に瑛太。
34歳のユウの役に永作博美、ユースケの役に西島秀俊。
セリフの少ないこの映画にとって、微妙な表情や動きで自分の感情を示すということが大事なのだが、完璧と言っていいほどすべての役者の演技が素晴らしかった。

言葉がなくても伝わる想い、言葉じゃなくては伝わらない想い。純粋で綺麗な色彩に溢れた想いが、様々な形によって描かれる。
それは時に近づいて、もつれ、すれ違い、また惹かれ・・・
独特な「間」や表情によって観客へと伝わる。
そんな美しい想いを、心で感じ取って欲しい。

どこまでも自然なストーリーと演技。それは前作「tokyo,sora」も同じだが、飾り立てることのない恋愛映画を奥の深い映像で伝えてくれた。僕にとって映画「好きだ、」は最高級の日本映画であると思う。

この映画の不思議な静寂、もどかしいセリフ、想いの詰まった涙、心から感動できるラスト、どれもがリアルで切ない。

主人公二人の、「好きだ、」という言葉の前に流れる、感動的なストーリーを感じ取って欲しい。僕はこの映画が大好きだ。

↑とここまでがmixiの日記の内容
↓で、ここからはmixiには書いてない内容

いやぁ、ってかね、まぁ結局、宮崎あおい見たさに買ったんだけどね。
やっぱり宮崎あおいは演技が凄い、この演技力はもう天才だろう。
宮崎あおい可愛すぎってのが正直な感想。
なんてことmixiに書けるはずないしー、本名掲載してもうてるしー。
とにかく今年は宮崎あおいイヤーだしー、もうちょっとで「ただ、君を愛してる」が公開されるしー
ま、宮崎あおいが出てなくてもいい映画です、きっと。
引くなよ。