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ディスプレイスタンド 29er用の改造

2014年02月11日 | MTB

 
29erになって新たに準備しないといけないもの。それはディスプレイスタンド。

いままでの26インチで使っていたミノウラのスタンドをはめてみても、当然ながらタイヤが地面にくっついて使えません。

それは分かっていたことなんですが、問題がもうひとつありまして。

リアのアクスル端(クイック側と反対)がスタンドにはまらないんです。

SUPERFLY(スーパーフライ)はリアアクスルが、Closed convert dropouts

という仕組みになってまして、142x12、または135x5のリアアクスルに対応することが

できます。

ところが、ご覧の様に従来のアクスルの端と形状が違い大きく、しかも角があるので、

一応、ミノウラのスタンドを試してみましたが、全くはまる気配がありません。

ある日、子供の自転車を購入するために行った自転車屋さんで、

別メーカーのスタンドを見つけました。

 

ミノウラのスタンドよりも多少アクスル受けの径が大きそうです。

価格も1,700円くらいで、それほど高くないので試しに買ってみました。

 

GIZA PRODUCTS の29inch対応のメインテナンス・スタンドです。

 

クイック側はミノウラは四角形ですが、これは丸い形です。 

ボントレガーのクイックは問題なく、はまりました。

 

そして問題は、クイックとは反対側。

試してみました・・・・・・が、ちょっと径の直径が足りません。 残念!

 

そして、色々考えました。

1案、プラスチックを削る

2案、別のやり方はないか考える。

ポクポクポクポク・・・・・・一休さん並に瞑想に耽り、ひらめきました。

削るのは最後の手段。改造でいきます。

そして、パーツを分解していきます。 

サイドのネジを外すと・・・、

 

左から、

アクスル受け部分、本体、ネジ、そしてそれらをつなぐネジとワッシャーです。 

 

アクスル受けパーツを逆にします。

こうすることで、径の大きい側がバイクに向くので、アクスルがはまります。

むしろ少し余裕が出来てしまうので、ここはあとで隙間を調整します。

あと、問題としては、

1)アクスル受けを逆さまにすると、本体への接し方が変わり長くなるので、

アクスル受けをカットする必要があります。

そして、

2)カットしたとしてもネジの長さが足りなくなるので、ネジを長いものに変更します。 

 

手持ちのネジから長めのものを選び、ネジの頭にプラスチックのカバーをはめます。

(下の画像右側のネジです)

ちなみにもとの構造は、内部からボルトを外側に出し、プラスチックのカバーがついた

ナットで締め込む構造でした。 

これを逆に、外側からボルトを挿入し、内側にナットを設置することにします。

 

 

こんな感じです。ボルトの長さは十分。 

 

内側に設置するナットはなるべく薄いものにしたいので、ベニヤ等に打ち込む

特殊ナットを使います。 

 

トゲトゲはペンチで平たく修正します。 

 

設置方法はこんな感じです。アクスル受けの径が大きいのが分かります。

 

アクスル受けの向きを変えることで長くなってしまう分をカットします。

カットする長さは1.2cm。

 

ダイソーのパイプカッターの登場です。 

 

グリグリ回していくと・・・。 

 

綺麗にカットできました。 

 

アクスルが当たる部分にはフェルトとスポンジゴムで隙間調整をします。

傷防止にもなりますし。

 

 全てを装着します。

 

ちょっとボルトが長いので、アルミのカラーをかまします。 

 

 右側のアクスルにはめてみます。いい感じ。

 

 クイック側もはめて、状態確認。

しっかり安定してます。

というわけで、 リアアクスルが、Closed convert dropouts

という仕組みになっている方にのみ、参考になる改造方法でした。かなりニッチな情報です(笑)

クイックが特殊じゃなければ、ミノウラのスタンドがありますしね。

それに、Closed convert dropoutsにちゃんとはまるスタンドも、既に売ってるかもしれません。 

 

これはミノウラのスタンドです。

MINOURA(ミノウラ) DS-30 BLT 29er 700C-29
 
MINOURA(ミノウラ)


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