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DR-Z400SM オフ化計画(前編)

2009年07月16日 | オートバイ

DR-Z400Sをオンロード化したのがDR-Z400SM。それをオフロード化するとは何事だと。でも、これでガレた林道や廃道、砂浜やよくわからない道まで、だいたいのところはいけるようになります。この「どこへでも行ける」という事が大事なんですよ。

じゃあ、何故最初からSを買わなかったんだとおっしゃる貴兄もいらっしゃるでしょうが、そんなん今言うたらあきません。オフロード化に必要なのは、まずはタイヤとホイール。新品でなきゃ嫌だ、お古は嫌だという方以外は、オークションで手に入れるのが良いでしょう。

まずはフロント。

ワタクシはオークションで手に入れましたが、仮に純正部品を新品で購入すると、前後のハブ・リム・スポークのASSYで大体7万円後半です。高いよねえ。

こちらはリア。

新品の場合は、ホイール以外にチューブ、タイヤが必要で前後で2~3万かかります。メーター誤差が気になる人は、フロントのメータギヤも必要です。また、前21インチ・後ろ18インチになるからモタードのサイドスタンドだと、バイクの傾きが大きくなるので、サイドスタンドも400Sのが必要になります。

新品ならざっと工賃抜きで、11万は下らないと思います。ちなみにオークションの相場は前後セット&タイヤ付で5万~6万ぐらいですかね。そうそう、大事なことがひとつ。DR-Zのリヤホイールは05年モデル以降とそれ以前とでハブが異なります。

05モデル以降は、(つまりモタードは全て)リヤスプロケにゴムのダンパーが付いています。今回入手したホイールはダンパー無しだったから04年以前のモデルでした。これをSMに取り付けるには、04年以前のモデルのS用の純正カラー(茶色っぽいアルミ製輪っか)が必要です。カラーさえ手に入れればあっさり付きますよ。

じゃあ、05以降のダンパー付きならSMにポン付けかというとそれは分かりません。たぶんSMにもともと付いているカラーを使えば、そのままOKだとは思いますが、現物をあわせてみないと分からないことも多いですしねえ。

それと、生産中止が決まってからこのかた、Sのホイールの出品が少なくなってきてます。出るときは数件固まって出品されますが。オークションならマメなチェックが必要かと。さて、フロントホイールを取り外すには、まずはスライダーを外さないといけません。ありゃ、白い点々が浮いてますね。アルミ錆び?

お、アクスルが登場しました。ナットは反対側。ちなみにトルクレンチは持ってません。ボルトを外す時の感覚を覚えとかねば。ずっと欲しいのに買えないものリスト、ベスト5には確実に入るのがトルクレンチ。ボーナスで買おうかなあ。

反対側のスライダーも外します。ちなみにスライダーの構造はハンドルエンドのキャップの原理そのままです。ネジを閉め込むと筒の中でゴムが膨らんで止まる仕組みです。

で、ここで重要な事に気付く訳です。フロントアクスルナットを回す工具が無い事に。24ミリでした~。前のバイクのアクスルのボルトサイズと一緒だと思い込んでました。ホームセンターへお出かけします。

そして帰還。


ジャッキアップするので割れそうなプラスチックパーツは外しておきましょう。

買ってきたメガネレンチを使って、ジャッキアップ前にアクスルナットを緩めておきます。

メーターギアのケーブルも何となく緩めておきます。ジャッキアップしてから固かったらいけないですしね。ちなみに画像のドライバーはPB。確かに良いドライバーなんだけど、唯一、そして最大のデメリットがあります。それは、「くさい」という事。そしてそれは、猫のウンコのニオイ。(2023/2/11追記:今は臭くない模様)

ここも緩めておきます。左右で計4か所。では、ジャッキアップしましょう。使うのは昔買ったストレートのバイク用ジャッキ。平地ならともかく、傾斜地では安定感に欠けるので注意が必要です。

反対側からアクスルをプラスチックハンマーで叩きます。抜けてきたアクスルは少し錆びていました。グリスはほとんど付いてませんでした。

アクスルシャフトを抜いて、ホイールを外します。

フロントホイールのカラーが見えます。これは21インチの取り付けの時にも使うから大切に保管。

メーターギアのケーブルを引き抜いて、清掃します。

さて、フロントのディスクを取り外しましょう。六角ボルトはネジロックで固められているのでなめないように注意。

ディスクを取り外します。オフタイヤに大径ディスクの組み合わせだと、ブレーキのフィーリングはどんな感じなんでしょうか?

17インチタイヤはしばらくの間お休みです。

ディスクをあてがってみたところです。ボルト穴の位置もぴったり。フロントはブレーキをそのまま使用する限りは、何の加工もなく付くということが分かりました。

フロントタイヤをコロコロコロ。

ホイールの直径が大きくなった分、ジャッキアップしておきます。メーターギアを穴とストッパーに合わせて、アクスルシャフトを通します。

外した時と逆の手順で取り付けていきます。

ちなみに先ほど取り付けたメーターギアはこのストッパーに合わせないといけません。これはエンジン側(右後方)からのアングル。

フロントホイールの取り付け完了。いきなりエンデューロタイヤはいかがなものかとは思いますが。自分で買うならトレールタイヤばかりになりそうだし、いい機会かも。

変更前。

変更後。イメージはだいぶ変わりました。ていうか、モタードの方がカッコいいのでは?


後編につづく

 

 



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