Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

お気に入りトレイルライド

2016年11月11日 | MTB

土曜日、午後からMさんと待ち合わせして、久々のライド。
待ち合わせ場所から見上げる空は吸い込まれそうなくらい青く高い。


今日もバイクはジャイアントのトランスX3。最近は楽しく気軽に楽しみたいので、トランスの出番の方が多い。何回か書いたことがあるかもしれないけど、26インチバイクの楽しさはその不安定さにあるんじゃないかなあ。速さなら間違いなく29インチだけど、26インチは不安定だからこそバイクを振れるし、心も弾む気がします。

Mさんのスカルペル。このバイクもそろそろ年数が経ってきたけど、相変わらず美しいです。スカルペルというバイクはフレーム形状が独特で、好みは分かれると思うけど、メインパイプは何とも言えない曲線を描きながらリヤ三角につながってます。チェーンステーがカーボンでそのしなりを生かしたリヤサスペンション、という独特の構成のバイクだったりします。


一方、ジャイアントのトランスはどちらかというと正統派のオールマウンテンバイクで、特徴はダウンチューブがBB手前で曲線を描く、いわゆる「ハト胸」フレーム。

自分はこのフレーム形状がとても気に入っていて、2010年モデルの26インチでアルミ、フロントトリプル、リア10速(購入時9速)という一昔前の構成ながら、全く古さを感じさせない気がします。スタンドに立ててふと眺めた時に、ハッとするような瞬間があったりして。ジャイアントの良いところ、特にこの頃のモデルはいい意味でシンプルで飽きが来ない点。そしてここが大変重要なポイントですが、このメーカーの製品からはとても真面目な印象を受けます。正直さはモノづくりにとって正義だと思います。

トレイルに向かう途中、大船駅前を通過。見上げると大船観音。手前には宝くじ売り場。今度、宝くじ買ってみよう。当たったらロードバイク買おう。サラリーマンに夢を見させてくれる宝くじ。確率論や投資の視点から言えば無駄に違いないこの行為も、夢というただ一点においてはシンプルで正しいのかな。宝くじが当たったらどうする?という、よくある会話は、ばかばかしくも楽しいですね。


しばらく走ってトレイルへ入ります。下草が刈り取られており、吹く風が気持ちいい。地域の方々が手を入れてくれからトレイルが維持されて、我々が楽しく走れるんです。


山とマウンテンバイク。この組み合わせは美しいなあ。人間が山に持ち込んでいいぎりぎりの機材が、人力で進むマウンテンバイクだと思います。徒歩と乗馬(日本じゃあまり無いけど)とマウンテンバイク、ここらが丁度いい。山にはサイレントスポーツが向いてます。


頂上で休憩。風が気持ちいい。昔と違ってマウンテンバイクは現在マイナースポーツとされてます。多くの人に知ってもらいたいという気持ちと、ここらが丁度いいという気持ちが同居してます。いずれ日本の人口は減っていくから、様々な趣味を持つ人たちがそれぞれ枠を越えて協力していかないと、楽しむ環境は維持できないようになるかもしれないなあ。


知ってる人は知っている、某シンクタンク企業の本社跡地。ここを各種アウトドアスポーツのターミナルに出来ればいいのに。

この広大な土地を利用して、MTBコースを作って、ラダーも駆使したカナダのトレイルのようなコースを作りたいなあ。誰もが気持ちよく走れるレベルの連続切り返しからの気持ちいいジャンプ、走っているのに”飛行感”を味わえるようなコースに、流れる音楽とカフェ。トレイルランやハイキングやBMXやスケボーや大きな公園遊具やキバーベキュー。

<ライフサイクルズ>

最奥部にはグラウンド。光が溢れてます。

タケノコ狩りもやって、竹林維持も良いかもね。タケノコは踏んで探すんですよ。土の上に頭を出したか出さないかが一番柔らかくアクが少なくで美味しいのだ。竹林は人の手が入らないとあっという間に藪になってしまう。反対に、手入れされた竹林の美しいこと。

人間も生物だし、自然と共生しないと生きていけない。自然に負けるわけにも、自然を破壊するわけにもいかない。もっとたくさんの人が山や川へや海へ出かけるべきだと思う。山や川や海が楽しく美しいものだと感じたら、それが無くなるのは残念だと思うはず。だから、自然に触れる機会を増やす場所、その敷居を低くするような場所を提供できればいいなあ…と、山に囲まれながら思いました。

【マウンテンバイクDVD】Life Cycles(ライフ・サイクルズ) 日本語字幕付
 
ビジュアライズイメージ株式会社