動物とおっちゃんの日常風景

喘息・椎間板ヘルニア・胃食道逆流症・過敏性腸症候群。しかし、動物や私的な病気どころではなくなってきたこの国の将来。

イヌの急死

2011年11月25日 | 病気
まだ4歳のイヌが死んだ。
人が家に来ても吠えない優しいイヌだった。

先週の金曜日に元気がないということで来院した。
血液検査で重度の腎不全が判明した。
急遽、点滴を開始した。

本当は3日間くらいは点滴を続けたかったが、翌日は大阪行きだった・・・。
しかたなく、「点滴は続けた方がいいから、点滴の静脈カテーテルは外さない方がいいかも。
明日も他の病院で点滴をしてもらえばいいからね。」

しかし、飼主は、「先生のところで診てもらえないなら、もう他へ連れていく気はないから・・・。」
それで、点滴のカテーテルを抜いて帰った。

2日後の月曜日に電話したら、「おかげで元気になりました。」
ほっと安心していてのだが、昨日、「急にまた元気がなくなった。」

今回の血液検査では、もう助からない値だった。
体温も33度しかない。

腎臓だけではなく、肝臓の値も重篤だった。
点滴を初めてすぐに、容態が悪化した。

もっと早く点滴を続けていればと悔やんだが・・・。
今回、連れて来る前に電話で、「先生、いくらくらいかかる?」
料金を心配しての電話だった。

血液検査やら点滴やら・・・。
3日間の入院と点滴でこれくらいと提案してみた。

結局は、診断がつかない間に亡くなってしまった。

空しいが・・・、飼主は料金が思ったより安かったので少しは安心したようだった。
検査にかかった費用は随分とおまけした。

亡くなった子にまで料金を規定通りに頂くわけにはいかない。
山に埋めるというから、せめてお庭に埋けてあげてと頼んだ。

学会、いや同窓会と親友の病気見舞いに行かないでこの子の点滴を続けるべきだったのか・・・?
後悔してみても始まらない。

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