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まさおレポート

イタリア紀行 2 ピッティ宮殿の調子の良いガイド

若い元気なガイドが案内してくれる。22歳くらいかな。ちょっと軽いけどまあいいか。

さあ、アルノ川を左手に、いよいよピッティ宮殿に到着だね!ここ、地元でも人気の観光スポットだけど、そんじょそこらの観光地じゃないんだ。歴史好きにはたまらない場所なんだ。フィレンツェっ子の僕らにとっても、メディチ家の物語を思い起こさせてくれる特別な場所なんだ。

え、メディチ家って何だって。ううん、こいつを話し出すととんでもなく長くなるからね。実は僕もあんまり深く知らないんだ。さあ、行こう行こう。

見てごらん、この石の外壁!でっかくてゴツゴツした石が積み重なっていて、まさに「力」を感じるだろ?日本にこんな建物ある?え、お城の石垣にあるって。へえ、日本てすごいんだね。一度行ってみたいもんだね。

この宮殿、15世紀に建てられて、後にメディチ家が買い取って、トスカーナ大公国の中心となったんだ。フィレンツェが全盛期を迎えた頃、この宮殿はその象徴だったんだよ。

あそこにかかっている赤いバナーに気づいた?あれは今、宮殿の中で開催されている展覧会の案内だね。ここ、ピッティ宮殿にはパラティーナ美術館とか、銀器博物館とか、衣装博物館だとかいろんなギャラリーが詰まってるんだ。フィレンツェが誇る美術の宝庫と言っても過言じゃないね。中に入れば、ルネサンスの名作がずらりと並んでいて、まさに目の保養になるよ。

で、この宮殿はなんと、ボーボリ庭園にも続いているんだ。フィレンツェに来たらここは外せないね。庭園は、当時のイタリア庭園のスタイルを代表する場所で、多くのヨーロッパの宮廷で参考にされたんだって。静かで、自然と彫像が調和している空間で、まるで時間が止まったような気分になれるよ。

地元の人間として言わせてもらえば、この場所はただの歴史的な観光名所じゃなくて、フィレンツェそのものを体感できる場所なんだ。ここを歩けば、メディチ家の足跡をたどりながら、フィレンツェの魂を感じることができる。なんて言うかな、ただの観光じゃなくて、「フィレンツェと対話する」みたいな感覚を味わえるんだ。

だから、まずはさあ行こう!このピッティ宮殿の内部をじっくり見て回って、フィレンツェの真髄を感じてみてよ。きっと、ここを後にする時には、ちょっとだけフィレンツェ通になった気分になれるはずだよ!

あ、そうそう、絵は好き?すごい絵がいっぱいあるよ。僕はよくわからないんだけど、親父や爺さんはすごい、すごいって言ってるよ。

東方三博士の礼拝(1475年頃、サンドロ・ボッティチェッリ)

ウフィツィ美術館収蔵作品から1東方三賢王の礼拝(1504年、アルブレヒト・デューラー) 

ミケランジェロ 聖家族(トンド・ドーニ)

Archivo:La naissance de Vénus.jpg

ヴィーナスの誕生(1485年頃、サンドロ・ボッティチェッリ)

サン・マルコ祭壇画(1483年、サンドロ・ボッティチェッリ)

Fichier:Botticelli Primavera.jpg

プリマヴェーラ(1477年-1478年頃、サンドロ・ボッティチェッリ)

アダムとイブ

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