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トリニダード・トバゴ2005 カーニバル・レポート(1)trinidad &tobago

2005-04-28 01:27:51 | Trinidad & Tobagoの旅
 トリニダード・トバゴで2005年の2月に行われたカーニバルは僕たちの約2年半の旅で体験した最大のお祭りでした。今回はそのレポートをします。

 カーニバルとは

 皆さんはカーニバルと聞いて何を想像するだろうか。まずリオ・デ・ジャネイロのカーニバルを想像し、過激なまでに露出度が高く、キラキラの衣装を着たブラジル人がサンバを踊って街を練り歩くお祭りというように想像する人が多いだろう。ただのお祭り騒ぎのことをカーニバルだと思う人もいるかもしれない。

 実際にはカーニバルは、カトリック・キリスト教の祝祭で「謝肉祭」とも訳されるものなのだ。イエス・キリストが磔(はりつけ)の刑で処刑された3日後に復活したことを祝うのがイースター(復活祭)なのだが、その前の40日間はキリスト教徒にとって受難と復活を思い、肉食を断ち、懺悔をするために充てなければならないとされている。

 その苦しい40日の前の日、月、火曜の3日間は特別に肉をたくさん食べて、酒を飲んで、踊ってどんちゃん騒ぎをしようというのがカーニバルなのだ。

 だから起源は宗教的なものであっても、厳かなセレモニーではなく、お祭り騒ぎであることには違いないのだ。カーニバルはリオ・デ・ジャネイロのものが有名だが、カトリック教国であれば、同時期に、どこの国でも存在しているといってよい。土着の要素を含んだ伝統的なものから、観光化され、大企業がスポンサーに付いて極めて大衆的で商業化されたものまであるのだ。

 そして貧しい人々にとっては日々の苦しみを忘れて、踊り狂う一年に一度のお祭り騒ぎなのだ。

 なぜトリニダード・トバゴのカーニバルか

 では、何故僕たちがカーニバルをカリブ海に浮かぶ島国トリニダード・トバゴで見ることにしたのか。

 確かにリオのカーニバルの方が有名かもしれない。でもトリニダードのものはカリブ海では最大のカーニバルと呼ばれ、地元の人が「世界で最も壮大なショー」と呼んでいるものなのだ。そしてトリニダード・トバゴが生んだ楽器スティール・パン(ドラム缶を切り出して作った打楽器)のオーケストラのコンペティションを10年以上前にテレビで見て、いつか見てみたいなあと思っていたこともあり、一味違ったカーニバルを体験しようと思ってトリニダード・トバゴを訪れることにしたのだ。

続く

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