《ここはまさに楽園!》
僕たちはアルゼンチンのブエノスアイレスから本当に早足で北上し、ようやくコロンビアの北岸カリブ海に到着した。
カリブ海といえば世界中からリゾートに訪れる最も美しい海の1つ。コロンビアにもそんなカリブの美しさを、汚染されずにそのまま残しているタイロナ国立公園というところがあるというので訪れてみることにした。
僕たちは、「高級リゾートで何もせずに過ごす」というのにあまり興味も . . . 本文を読む
《ビーチでの生活》
ここには電気がないので日が暮れたら眠って、日が昇ったら起きるという生活だった。4時くらいから晩飯の準備をして、6時過ぎにはテントに入って寝てしまうというものだ。慣れるまでは寝付けないなんてこともあるが、慣れると快適だ。朝ごはんから薪になる枯れ木を探して回る。枯れ木はいくらでもあるのだが、夜に雨が降ることが多く、いつも湿っているので、火をつけるのに本当に苦労した。
2日目からは . . . 本文を読む
《魚介類にありつくために》
僕たちはこういう時のために、釣り針と釣り糸は常に持ち歩いているのだ。でも、同じ敷地内に宿泊しているコロンビア人男4人のむさいグループ旅行者の1人が、釣りの名人で、夜釣りをしたいというので、不覚にも貸してしまったのだ。彼がデカイ魚を釣り上げ、それを調理し、お礼に僕らに持ってきてくれるのを期待してしまっていた。
でも、自分で釣り名人と言っている人で、本当の名人に会ったこと . . . 本文を読む
それで岩場のカニにターゲットを変えることに。本当に小っちゃいやつだ。でも、岩場のカニほど逃げ足の速いやつはいない。陸上では3mくらい近づくとすぐ逃げてしまう。海に飛び込んで逃げるやつもいるからお手上げだ。それなので岩場ぎりぎりまで潜って行って、そこからいきなり「あみ」を振り上げて捕まえるという方法も試してみた。これは結構良かったが、でも後一歩と言うところで逃がしてしまった。
次には海に注ぎ込む小 . . . 本文を読む
結局魚介類を自分で獲る事は出来なかった。持参したお米と野菜と干し肉がいつもの食事になった。それでも炭火で時間をたっぷりかけて作るご飯は美味しかった。一回も魚を食べずに公園を後にするのは悲しすぎるので、最後の日に宿泊していたところのレストランでシイラという魚を注文して食べた。高かったがめちゃくちゃ美味しかった。
魚釣りのスキルのほとんどない僕たちには、自然は厳しかった。というかそんなに簡単に獲られ . . . 本文を読む