昨年8月に咲いた花から、花の外側に特有の筋も見られず、希望も加味してササユリと思ったのですが、
採集した種を見て、タカサゴユリだとわかりました。
ササユリの種ははもっと、三角形で、外側のヒラヒラ部分もほとんどないので、あまり遠くへは飛ばないでしょう。
タカサゴユリはこのひらひら部分で、風に乗れば結構遠くまで飛べそうです。
実際、採取時にはパアーッと飛び散りました。
葉の細さから見れば、当然タカサゴユリを思ってしかるべきでした。
外来種ですが、時期は大正だか昭和のはじめで、むしろ雑草と言ってもよいぐらいのユリなのだそうです。
このタカサゴユリとテッポウユリの交配種シンテッポウユリまで存在していて、
判断がごっちゃになっているようです。
したがって、うちのもわかりませんが、一応、タカサゴユリとしておきます。
雑草とは言え、夏から秋に涼しげな美しいユリなので、野に蒔きたいところです。
草刈り機の入れない条件の悪いところに蒔いてみようとは思いますが・・・・・・
種を水にひたすと、ひらひら見事に浮いています。
川に落ちても遠くまで流れていきそうです。
これも袋に入れて、パーミキュライトに埋めました。
左隣は、クヌギやたぶんアラカシのドングリですが、
くるんでいたキッチンペーパーが乾いて破れたので・・・・・
ビンに入れ直して、湿ったパーミキュライトをまぶしたものです。
ドングリは春に植えますが、
タカサゴユリはそのまま蒔いてもいいし、乾かしたままほっぽりっぱなしでも、大丈夫なのだそうです。
でもどんな芽がでて、どう成長するのか気になるので・・・・・・・・
種といえば、マツヨイグサの種も採ってあります。 これは場所を変えるため。
薄茶色のサヤの中に、茶色の細かく挽いたコーヒーのような小さな種がぎっしり並んでいました。
こちらはバラ蒔きでおーけーのようです。
でも、パック・ざ・山羊の大好物の葉なので、花を見るのは案外むずかしいのです。
生き抜く力を感じています。今年も既に20以上の葉が育って
居ます。