山桃果

わくらばにふる花の香もありぬべきすずろ身にしむひなのわび風 (山桃)

ヤギに死なれたら

2019年12月08日 | ヤギ

まず、県の家畜保健衛生所に電話して、指示を仰ぎます。

BSE検査後焼却ですが、金曜なので当日予約して搬送しました。

パックを軽トラ荷台に乗せ、ナビを頼りに私ひとりで行きました。 

1時間くらいのところです。

到着したら敷地に入る前に電話して、車ごと消毒後、

Bodyを引き渡します。

そののちまた車ごと消毒して開放されます。

なんとも事務的ですが、こういうことはさっさと済ませて、

一人になってゆっくり泣けばいいんです。

 

さよなら、パック

楽しかったよ

 

  喪失に荒(すさ)ぶむらぎも呼び返せ

      獣なれども無垢なる命

 

 

 

 

 

 

 


こんな日が

2019年12月07日 | ヤギ

いつまでも

 

 

続くといいのに・・・・

 

 

秋過ぎて

 

 

冬が近づいて来ると

 

 

ボクは足腰が弱ってきました、

 

 

急斜面がきつくなり

 

 

カメラの前で立ち上がるのが面倒になってきました。

 

 

体も痩せてきて、近所のおじさんに

    年取ったね!  と言われてしまいました。

 

 

食欲はあるし、けっこう食べるんですが、

 

 

固い木の葉より、柔らかい草や野菜の方が好きになりました。

 

 

でも、なんだか遊ぶのもくたびれてしまいました。

 

 

冬の初めの温かい日、ボクはちょっと吐きました。

 

 

心配ないよ。 食べ過ぎだよ。

 

 

次の日の夜、ボクは立てなくなりました。

 

 

夜中のうちにボクは死んだようです。

2007年6月6日生まれなのでちょうど12歳6か月でした。(2019年12月6日死亡)

 


大寒元気 冬を食いつくすゾ

2014年01月19日 | ヤギ

 

冬は青草がないので、どうしても常緑樹をたくさんたべることになります

上の写真で、食べるのは、ヒサカキ、ネズミモチ、クロガネモチ、ナンテン(有毒だそうです)

食べないのはマサキ、サカキ、ヒイラギ・・・・・・・

でも、一番よく食べるのは、やっぱり

ササかな?

 

 

 おかげでほらっ、冬毛もこもこであったかい

 アンゴラヤギってどんなかな?

ぼくは山羊だから、山の木もスキ

パコッ

冬ならアラガシもけっこうイケるなあ

雑木林の貴重品シャシャンボならサイコーだけど

もっとガンガンたべたいね

 ふだんはシャシャンボににているヒサカキでお茶をにごしてます

      (右端はアラカシです)

お茶といえば、野生の茶なんかも、冬はたべます

斜面をのぼると

 草は枯れましたが、

やっと剪定できるまで

 

大きくなったヤマモモや

 ほとんど万能薬みたいなビワの葉がおいしいです

 

 ウラジロガシはなかなか成長しないので、食べさせてもらえません 

結石ができたらどーしてくれるんだ?

 

ゲッケイジュも小さいのでダメです

今年からすこしずつ、

アオキや

キンモクセイや

ヒバ系のブルーヘブンに

i

オガタマノキなんかを

食べ始めていますが、

あいかわらずサザンカはきらいです

 

好きな山羊さんもいるらしいんですけどね、ぼくはダメです


うちのヤギは自分を何だと?

2010年03月14日 | ヤギ
昨日、知り合いの女性が交通事故?を起こしたようです。
なんとなくこわそうな40代くらいの男性と、話し合っていました。
たまたま通りかかったので(泥長靴にながーーーいノコギリを担いで)。
どーしたの?と声をかけました。
ツバつけたら隠れそうな浅い小さいかすり傷2箇所です。
まあ、お詫びですみましたが、第三者として証人になっとこうと・・・

その時、女二人の間に白くて毛深いものが突き出てきました。
柵の中にいるはずのパック・ざ・山羊が鼻先でじっと話を聞いていました。

その女性は動物が怖くて近寄れない臆病な方なのです。
あわてて、ノコギリを担いでいない左手で、山羊の首輪をつかみ、
話合いは最終段階へ・・・・無事納得し現状は解決しました。

まさかノコギリと山羊で脅かしたりしてなかったろうな?

脱柵については、扉の脇の石垣を上って、
わたしの跡からついてきたようです。
よその知らない人と話し合っていると自分も仲間に入りたがります。
つないでおくと、それこそめーめーめーめーほえっぱなしで、
うるさくて話ができません。
いったい、なんなのよっ!!

2010年02月26日 | ヤギ
山羊の歌はどうも飼っていないひとにはわからないだろうと
遠慮してましたが、
やはり、ここでもっと詠んでいきたいと思います。
ごめいわくさま。

  
   雨の日を山羊はいかにや思ふらん乾きし風とともに生(あ)れしを

   泥水を撥ねて飛び出す去勢山羊濡れ鼠と言ふには大きし

   わが顔を見んとのみにはあらぬとも濡れ待つ山羊の円き目かなしも

   腹くちく干し草おさめしそのあとに小さくめえと鳴くは如何に

   大人なれなりつるほどに鳴く声も小さく淡くはばかるばかりに


    断末魔山羊の悲鳴は存在の全てをかけて法螺貝鳴らす

昨日木を切っているかたわらで、パックが
柔らかい立木とロープにからまり、首をしめつけられました。
なかなかほどけず、ノコギリで木を切って助けました。
気がついたのはパックの、ぶおおおおお
という異様な悲鳴からです。
この声を聞いたら命の瀬戸際と思って駆けつけるべきです。
それから、やはり木のあるところのロープ結びは危険ですね。
しかし、最近は行動範囲が広がって、木を切っていると
勝手に何処かへいってしまうようになって、
わたしはしょっちゅう仕事を中断して捜しにいくようになりました。
柵に閉じこめたり、安全なところにつなぐと、
付いて来たがってメーメーうるさいし・・・・

ヤギの食べ物番外編

2010年02月21日 | ヤギ
    
     かなしやな山羊の児2才になりぬらん草も木も食べ服食べるらん


先日得意げに、柵は壊れても脱走しないヤギなどと書いたら
今朝、物干しで、わが背子の干したるステテコをかじっておりました。
とくにわが背子の衣類が好きで、内緒にしていますが相当やられています。
緑いろの唾液でべっちょりよれよれ・・・・




でも、わたしのお気に入りの帽子なんか、本当に食われました。
帽子をとめるゴム紐も胃袋に収めたかも知れません。




ヤギが食べる可能性のあるものに、飼い主?の衣類もあげておこう。


見える範囲なら、ひとりで林のヒサカキを食べに行きます。




いろいろなところへ出かけて食べていますが、
自分だけで新規の開拓にはいかないようです。
後ろのダンプがエンジンをかけると、すっとんで逃げてきます。
石組から外の道路へ出ることは・・・99%ありませんが、
それでも見張っています。
はやく柵をつくるべき!





見せます食いまくり

2010年01月25日 | ヤギ
昨日?載せられなかったミヤコザサ(だと思う、ちがったっけ?)




本日は農道で




リードひきずり、おとなしげに食べてますが・・・




最近やけに竹笹がお気に入りで





いっぱいあるからいいんですけど




カメラが嫌いで




そっぽむいちゃうんですよね。




だから、こんなところなんか




撮るのがもお大変で、




真正面なんかねらったら




こんな




あんな




ばっかりで、




くいちぎって




あたまをぶんまわすものだから




なにがなんだか




わからなくなって




しまうわけです。


現在の食料割合

2010年01月23日 | ヤギ
柵作成中、ずっとパック・ざ・ヤギをノーリードで放して食べさせました。
1~2時間くらい見えるところで枯れ野で草狩りしていましたが、
勝手に敷地から出ることはありません。
大人になって自制心?ができたようです。それとも保守的になったのか?
やがて草に飽きたらしく、木の生えている崖へ行きたがります。
そちらはよく見えないのですが、木が揺れるのや白い動くもので所在確認しながら
わたしは柵つくり・・・・・
さて、かたづけようと、呼びますが来ません。
おいしい干し草とヒサカキの枝とついでにカシの枝を見せつけて呼びました。
ちらちらこちらを見ながらミヤコザサを食べています。
そういえば、昨日も今日も竹笹をやっていません。
ササも重要な食料になってきました。
好きなだけ食べると、走って小屋にもどり
干し草、ヒサカキにとりかかりました。

以上、結論

パック・ざ・ヤギが自分で決める、我が家での現在の食料割合は
生草・常緑樹・笹・干し草(干し草の量はさすがにわたしの直感的裁量で)
らしいです。だいたい均等ですね。

忙しかったので写真はなし。

芽食(ブラウザー)

2010年01月22日 | ヤギ
さる(猿ではない)方に指摘されたことで、大事なことを思い出しました。
ヒツジが草食なのに対し、ヤギは芽食(ブラウザー)であり、低木の葉を好む
というWIKの1節です。
この記述は至るところに見られるのに、読み過ごされて
ヤギは草食にされています。
事実、うちでも夏草のたっぷりあるときは、パック・ざ・ヤギも
草の多い食生活をしているので、芽食いであることを忘れていました。
しかし、しみったれた草しかない冬現在、積極的に常緑樹を食べています。

この歯(前歯はまだ下しか生えていません)で



栗の上枝をポキポキ折っておくと、食べます。
芽食とは何か?
食べ方から見ると、葉・芽・花・茎を含めた植物の上枝部分をパクっと・・・




去年干しておいたアカメガシワは上枝の部分も含まれています。
写真をとっていたら




突然飛び込んできて



食いまくって消えました。



たらふく水を飲み(どういうわけか小屋の水はほとんど飲みません)
小屋へ帰る途中




ヒサカキにかけより




仕事をはじめました。




足場は悪いし




ヒサカキはまだ小さくてしなしなたわんでましたが




つまり、芽食(ブラウザー)なんですね。
上枝を食べるということの意味はなんだろう?

寒風にカイロもなく

2009年12月21日 | ヤギ
 澄昇る鐘の音寒き夕暮れは
     山守の来てめえと鳴くなり

        お寺の鐘も鳴ってるしい、寒くなってきいたしい、
            もーおうちに帰りたい    の心を詠める


今日も寒風の中、お仕事してますが、
動き回ってなかなかうまく撮れません。



やっと、ポーズとってくれました。
ケータイではこうはいかなかったろうと思います。



私の方は、防腐剤塗りですが、すっかり凍ってしまいました。

  白き板にタール掃きおれば
       あやふき風に夜したたり落ちぬ




寝床は暖かく



中途半端に糞はこぼれ落ちたり。



どうしても食べようとしないサザンカ
でも、少しは味見してるみたい。


異状行動

2009年12月21日 | ヤギ
今日も斑(むら)消えの雪の上をさ渡る風のいとど寒きに
素足でパック・ざ・ヤギはごはんを食べまくっていました。
人間以外の2本足・4本足は本当にスゴイです。
わたしはシモヤケがすぐできるので、
長靴の中の靴下にカイロを貼っています。おはずかしい。




今日はもうひとつ、異状なことがありました。
防腐剤用の刷毛を買ってきて、コンテナの上に置いていたところ、
とつぜん、パック・ざ・ヤギがおかしくなりました。
緊張・不安・警戒・・・・鼻突き出して固まってしまいました。
これかな?と刷毛を鼻先へもっていくと、
じっくり臭いをかいでいます。いつまでも。
コンテナの上に戻すと、写真どおりの距離のまま近づきません。



まさか、この刷毛はお母さんじゃないでしょうね?
冗談だってば

でも、この毛は確認できませんが、ヤギに近いものの毛かもしれません。
包装を捨ててしまったのでわかりませんが、
また調べてみようと思います。
しかし、この様子からみて、嗅覚は馬鹿にできないと思いました。
場に連れて行かれる動物が、それを察するというのは
死の臭いを実際に嗅ぐのではないかと思いました。
そうだとしたら、可哀想なことです。
ちなみに、パックはわたしの軍手やゴム手はかじっても、
牛革・豚革の手袋はかじりませんし、
こころなしか、この手袋をはめたままだと、
あまり手ずから食べたくないようです。
大好物は例外ですが・・・・・





おなじみの雑草干し草ですが、ハーブっぽい香りのものは
ヨモギかもしれません。
イネ科の雑草だけでなく、シソとかヨモギのようなものを混ぜると、
さわやかな香りが残って、保存性がよくなるような気がします。





この雑草干し草に梅干し風味チモシーをまぜてやると、
もー最高だそうです。




忘れてましたが、夢中になって、頭を突っ込んでいるのは





アカメガシワの乾燥葉です。木の皮が人間の漢方薬(胃薬)になるので、
毎日少量食べさせています。
なんとなく、胸やけとかに効きそう・・・・






今宵寒きに

2009年12月18日 | ヤギ
昨夜急に冷え込み、新しく設えた小屋の方で
パック・ざ・ヤギが寝るか心配でした。
一応選択は本ヤギまかせだったのですが、
ヤギ判断に一片の不安もありました。
今日も朝から冷え込み、水道も凍りついていましたが、
ちゃんと暖かい小屋で寝ていました。

風花舞う昼間は一緒に竹藪周辺で、
私は落ち葉掃きをしながら、好きに歩きまわらせました。
竹藪の中には、ナンテンが生えています。
できるだけ、食べさせないようにはしていますが、少量は食べています。
他にも、ヒサカキが生え、サルトリイバラも枯れかけながら残っています。

カボチャの凍みた葉や茎も贅沢いわず食べていました。
それなら、もっとおいしそうな時に食べればいいのに・・・・
あいかわらずツツジもつまんでいきます。
オガタマとキンモクセイは食べません。

今日の収穫は竹とサザンカですが、サザンカのほうはあまり食べないのです。
慣れさせるためにも晩ごはんに入れました。




今夜はいっそう冷えそうなので、風雨よけの部分を多くしました。




晩ごはんの竹笹に埋まるパック・ざ・ヤギ



相変わらず梅干し風味チモシーにたかるパック・ざ・ヤギ


冬の家

2009年12月16日 | ヤギ
またまたメモリーチップを入れ忘れて、
写真は1枚だけです。

急に寒くなってきたので、
パック・ざ・ヤギにはすきま風ピープーの夏のお家に板うちつけるより、
前の小屋の方が暖かそうなので用意しました。
こちらの傾斜の方が、ブリキつきスノコに具合がいいので、
改作しました。
理想と現実はちがってあまり出来はよくありませんが。
使いながらまた手直しですね。
一番の計算違いは・・・・・重い!!!
柵の素通しの部分には人工芝をかぶせて防風・防雨・防寒効果を出します。
行き来はパックの自由に。