山桃果

わくらばにふる花の香もありぬべきすずろ身にしむひなのわび風 (山桃)

2009年06月30日 | ヤギ
降ったりやんだりではありますが、毎度おなじみのお掃除です。





泥や石がまざって、重くて重くて動きません。
そこで、2-1は?  パックわん





そうじするわたしを見張りながら、草刈りしていたパック・ざ・ヤギ
青いパックがぽつんと置いてあるので、安心してたら









わたしを捜して走り回ってました。

ヤギは天気を予報するかまたは雨中の火付けは是か非か

2009年06月29日 | 小さくても大地、そして自然
パック・ざ・ヤギ、今日もおやつにスイカ・チップスをもらってご帰還。
あいかわらず、天気予報士の腕は冴えてます。 なぜならそのあとで




放置された刈り草を集めて火をつけようとしたら
雨が降り出しました。 濡れるのはわたしばかり。

でもやっぱり、雨の中で燃やすのは好きです。
成功度は低いが、危険度が減るので





火がついたところで、残りのササなどをかぶせて
火が雨にあたらず、中で燃えるようにします。





雨は中程度の降りで、
2時間ぐらいたった、午後7時にもまだ燃えていました。
外は雨で濡れても、火は内側からじっくり





すべての枯れ葉を富士山のようにきれいに積み上げれば
雨でもぜんぶ燃えるはず。
でも、今回はだいぶばらけて、裾野がでろーんと広がっていたからダメでしょう。
雨と暗さで面倒みられません。

自然ぜんぜん待ってくれない

2009年06月27日 | 小さくても大地、そして自然
だから毎日おっかけてます。

今日も刈払機出動しましたが、近隣のあちこちで、
ブゥイィーーン キュインッ
の音が聞こえてきます。 
農家の人もそうでない人も人でないものも、いっせいに草を刈ってます。
これってとても楽しい仕事なんです。





真夏の花、ハイビスカスも咲いてきました。
タケノコ花壇にないのはタケノコだけ。
心暖まるその様子に、体は火照って、頭くらくら、本日も気温30度超え!





トウモロコシもてんでんばらばらに育ってくるので、
あいかわらず元気なスギナを掻き取りました。
でも、地面のなかに地下茎がいっぱいあるので、なかなか根絶できません。




おなじみのメヒシバもそろそろと這い寄ってきました。
梅雨はまだあけませんが、夏は確実に歩を進めてきます。

じゃがいも反省会

2009年06月26日 | 小さくても大地、そして自然



と、一番はじめの収穫




そして、人にあげた大きいキタアカリ3個

これが今年のジャガイモ収穫の全てです。

種イモ代(腐ったシンシアも含めれば)だけでも、元がとれたかは疑問です。


今年予想外にうまくいかなかった理由は

① 土つくり

   落ち葉の堆肥化が遅れ、 土のなかに未熟なものがたくさんあって、
  水はけがよくなかったのではないか?



  畝の作り方と土寄せに関して、もっと力を入れよう。


② 種イモ

   植え付け時期に不幸があって、完全に手抜きをした。
   種イモは丸ごと植えず、切りわけ、
   切り口を乾かしたら、直ちに植えるべし。
   また、植え付け時の元肥(化成肥料)を忘れるな!


③ 植え場所準備

   1月か2月になったら、もう植える場所を掘る(新しい場所に)
   その後石灰を撒いておく。
   3月に植えるとして、上旬には堆肥の用意をすること。


④ 雑草防除

   ヤギが食べるからと、つい雑草も可愛がってしまった。





不本意な出来でしたが、畑の土は確実によくなっているそうです。
たくさんの太ったミミズに聞いてみました。

じゃがいもの後作は・・・・・
エダマメがいいかな?  それともトウモロコシかな?

じゃがいも・じゃがいも

2009年06月23日 | 小さくても大地、そして自然
地上部が、よれよれになったキタアカリを引っこ抜くと



今日も、全体の半分ぐらい収穫しました。
今年はやはり、インカのめざめの生育が悪いです。
土は、だんだんよくなっていますが、
日当たりにちょっと不満が・・・・・・
1本大きなコナラが大きく枝を広げてきました。





わたしは、ジャガイモとエダマメの畑のつもりだったのですが、
とんだ勘違いだったよと
エノコログサが教えてくれました。

パック・ざ・ヤギは、とうのたったエノコログサは嫌いですが、
柔らかい今の時期のエノコログサは好きなようです。

ということで、エノコログサ畑ですっ!(もーヤケクソ)
わざわざ、エノコログサの枯れ葉を積んで堆肥にした甲斐がありました(涙)





エダマメ、いいですね。
まだ花は見えません。





今日のおやつ、
スイカチップス(スイカの皮の薄切りの干したもの)
キャベツの芯チップス(キャベツの芯などの薄切りの干したもの)



天気予報(地域版)

2009年06月22日 | 小さくても大地、そして自然
雷雨の日以来、ぜんぜん、あてになりません。
ここまで、めちゃくちゃとは!

雨がやんだら、予報など気にせず、ヤギ柵へ行き、
天気予報士パック・ざ・ヤギがおでましになるなら、





わたしも一緒に草刈りへ行きます。

ヤギを飼って、草刈りさせるつもりでしたが、
草を刈っているのは、わたし です。
これだけは、しつこく、言っておきたい。







ただの赤土のまっさらの地面がこんなになって




斜面のオーチャードグラスも、しなしな垂れ下がり





畑は、何を植えたかさだかでなくなり





植えた覚えのないカボチャ! 
場所から考えて、あなた様は去年のほっこり姫様でしょうか?
しばらくおめもじしない間に、すっかりたくましくなられたようで。




おとなりの畑と、わたしのと、どこがどーちがうと言うのだ(負けてる!)
写真は今日ではなく、晴れた日のもので、いやあ、じつに美しい日差しだ。





気象予報士ならぬ、天気予報士パック・ざ・ヤギの面目躍如。
草刈りおわって、晩ごはんを担いで帰るまで、
天気は持ちました。





ぐずぐずしていた、わたしは、また降りだした雨にぬれてしまいましたが。

すっかり忘れてました。

2009年06月21日 | 小さくても大地、そして自然
ジャガイモ!
どーなったろー???
これから雨が続きそうなのに!
もう収穫時期だったわ!

午後に入って雨がやみ、晴れ間が出てきたので、
思い切って掘りに行きました。(本当は晴れ続きの日がよかったのだが)

キタアカリはおもいっきり、エノコログサ!





おまけに、実までなってます。 青いミニトマトに似ています。





根元には、懐かしいマクワの金太郎ががんばって出てきました。





インカの目覚めは、成長が悪くて、こんな具合です。
去年は荒れたガレキのような土をツルハシで砕いて植えましたが、
問題なく育ちました。
今年は、粘質の赤い山土を入れ、落ち葉や生ごみ、ヤギ糞など有機物を手当たり次第入れたせいか、
じくじく湿りがちです。
そのせいか、葉が病気っぽくなりました。
盛夏の土の様子をみて、今後の植え場所や植え方も考えます。





かわりに、ミミズが大きくなっていますが、
カレル・チャペックならぬ身にはちょっと複雑なものがあります。





明日から雨というので、一部だけ収穫しました。
小さいのがインカのめざめ、大きいのがキタアカリです。





インカのめざめは塩ゆでして、おいしく食べました。 やっぱり栗あじ!
でも、こころなしか、去年ほど味が濃くない気も。
キタアカリは蒸かしてポテトサラダにしました。
水っぽくなく、粘りがあって、おいしいサラダになりました。





ヤギだって考える

2009年06月20日 | ヤギ
今日も、刈払機で草刈りしました。
途中で止まってしまったので、壊れたのかなあ?と
マニュアルを見たら、
草を巻きこむと、ブレーカーが落ちて、動かなくなると、ありました。
ブレーカーはおしりのモーターの近くにある、小さなポッチです。
ポッチからハチの針のように、さらに小さなポッチが突き出ると、止まります。
これを押し込むとリセットして、また動くようになります。
初期不良でなくてひと安心ですが、
マニュアルを読まないのはいけませんなあ(反省)

初めての時、あれほど怒った?パック・ざ・ヤギも、静かに逃げるようになりました。
刈払機のエンジンが止まると、フェンスの際までやってきて、
悲しげに、控えめに、め、め と言います。
こわいから、やめてぇ
またエンジンをかけると、後ろへ下がり、立ち尽くします。

ヒトは機械を使うサルなんだよ。
機械を使うから、動物と仲良くできないんだね。

バッテリがからになるまで刈ってから、
フェンスの戸をあけ、刈ったササやカンボク(という名の灌木)やツル(という形態の植物)やその他、
かき集めて、穴に入れ、燃やしました。
まあ! みはからったように雨です。
パック・ざ・ヤギが雨宿りしながら見物してるのも、この前と同じです。

濡れながら何度も行き来して、白煙あげて燃える刈り草を足しているうち、
パック・ざ・ヤギが居なくなりました。
あちこち捜して、ぱあああっくと呼んだら
なんと、ヤギ柵からめえと応答がありました。
前回、ぐずぐずつきあってるうちにビショぬれになったので、
サッサとおうちへ帰ってしまったんです。

か・し・こ・い

ヒトも同じ過ちを繰り返さぬよう、ヤギに学べ?


火つけに一所懸命になってるスキに、
コーヒーのろ紙を喰われました!
コーヒー豆の好きなヤギです。

いちばん恐い場所

2009年06月19日 | 小さくても大地、そして自然
かってにこの下に、マムシが潜んでるんじゃないかと思っています。
地面の下には、ねじくれたブリキ板と、太い柱がぐずぐずに腐って、
埋まっています。
空洞があるようで、上にのると、沈みます。
踏みぬいてヘビの巣に落っこちるんじゃないかと、びびります。オヨヨ
はみ出たブリキは ≪愚公山をうつす作戦≫ で、石埋め(中途)しましたが、
その石の隙間から、蛇の舌がちろちろみえるような気がして。 オヨヨ

この場所のわきを通って、斜面を登る道を作ろうと思います。
なんでえ?
おおがかりに掘り出すことができないなら、
せめて、荒れた放置された場所にしないよう、監視地点にするためです。
マムシ注意の看板も立てましょうか?
実際にマムシを見たのは、数メートル離れたところですが。





ニワウルシがおおいかぶさってきて、暗いのも気持ち悪いので、
高枝切りノコギリで伐りましたが、
枝が頭上に落ちてきました。
足場が悪く、いい場所がないんですね。





枝の太さはこんなものですが、四方に枝を張り、けっこう高いので、
嵩があります。





伐ったあとも、ツルがからんで、すっきりしません。





伐った枝を、助手のパック・ざ・ヤギがロープで縛ります?





初体験のニワウルシの葉もけっこういけるそうです(パック談)





本日のごはん
はじめてのニワウルシ、イタドリ、ヒメジョオン、イタリアンライグラス、ライムギ、オーチャードグラス、ヨモギ、シュンギク、エノコログサ、ササ、セイタカアワダチソウ、タチアオイの花、クズ、カナムグラ、スギナ


やっつけるゾ、タケノコ花壇

2009年06月18日 | 小さくても大地、そして自然
タケノコ花壇といっても、ここはタケノコ禁足地です。

ハイビスカスを植えるために、タケノコ花壇を耕しに行きました。
スコップで掘り出した、タケノコの細根ですが、10cmも掘れません。




やっぱり、マイ・ツルハシでなけりゃあ




穴掘り残土をもらっておいたので、
カートに積んで、がらがら運びます。




耕したあとに残土をあけ、




国産広葉樹腐葉土を加え




5株のハイビスカスを植えました。
竹にまけるんじゃないゾ!




小さい時は、サンショウ?っと思ったが、大きくなったら
臭い臭いカラスザンショウでした。




ハイビスカスを植えたあとは、草刈りです。
水路わきの、ススキ、ヤマフジ、ミツバアケビ、イタドリ
パック・ざ・ヤギの好物ばかりです。




わたしは町っ子だったので、
カゴいっぱいの草を背負うということの意味がわかりませんでした。
単なるお百姓さんのファッションだというぐらいにしか・・・・
牛や馬や山羊のために、たくさんの草を背に負っていたのですね。
知識はあっても、この重要性を本当にわかったのは、
恥ずかしながらつい最近のことです。





昨今は、農家の方が、犬の散歩をして、
農家でないわたしが、草を背負って歩いています。

カミナリの記憶

2009年06月18日 | 小さくても大地、そして自然
先日のカミナリで、思い出したことがあります。

むかし、高校1年生だったと思いますが、部活のワンゲルで、
尾瀬にいったことがあります。
山の鼻小屋に泊まり、翌朝、至仏山をピストンしました。
今はわかりませんが、当時は登りやすく、何の問題もなく、
頂上の岩場でお弁当をたべました。
ウスユキソウが咲いていて、これがエーデルワイスよと、
ミヤコちゃんが教えてくれました。 サワフジさんという先輩の名も浮かびます。
サウンド・オブ・ミュージックの ”エーデルワイス”を
唄ったような気がします。(わたし好みの歌ではありませんでしたが)
食後、好天があやしくなって、どんどん曇ってきました。
とおくかすかにゴロゴロも聞こえ、下山することになりました。
頂上の広場のはしっこで、これから下ると、数人で話していたとき、
上の方から二人ぐらいの若い男子が、ハンゴウをぶら下げてやってきました。
この、とりこみ中に、
おにぎりが残ったんですが、食べませんか? とノンキな話。
カミナリが来るってのに、ハンゴウはないだろ!と思ったそのせつな


どーーーんと
頭の真上をフライパンのような硬く平たく重いもので殴られた気がして、
ザックを背に仰向けに倒されていました。
その場にいた5~6人(数人?)、全員、円形に同じような有様です。

次の瞬間には、みなわっと走り下りました。
ぴかっと光るたび、ハイマツの中にしゃがみ込み、しゃがみ込みして、
さえぎる物のない岩まじりの斜面を下りました。 みんなてんでんばらばら・・・
樹林帯の中に入ってやっと、ヤマウチ先生の顔が見えました。
手を取って下るのを助けてくれますが、今ごろと可笑しくなりました。
雨もはげしく、登山道の岩場を水が滝のように流れ落ちます。


記憶はここまでですが、
長い間ずっと、カミナリはすぐ近くに落ちて、
わたしたちは、その衝撃でひっくり返されたのだと思っていました。
それにしても、真上からの打撃はヘン・・・

今にして気付いたのですが、
カミナリはわたしたちに落ちたのだと思います。
光も音もなく、ただ、真上からのどーんという衝撃だけ。
ビリビリ通電するわけでも、ガイコツが透けて見えるわけでもなく、
数人の人間が一瞬で地面に転がっただけですが、
あの頭への打撃は今でも、覚えています。


あの若い男性グループは無事下山できたのでしょうか?
不思議なことに、この経験をみなで話し合った記憶はありません。
だから、カミナリの直撃を受けたのだということにも思い至りませんでした。

その後、十数年して、わが背子と子供たちとテント行しました。
鳩待峠から至仏山に登り、山の鼻小屋へ下るルートでしたが、
雷雨の中の記憶と全く違う荒れようでした。
記憶にない石を積んでつくった人工の広い道が、
石はひっくりかえり、土はくずれ、どこまでも荒れに荒れて、
当時幼稚園生だった長男はひどく難渋したと思います。
しかし、至仏山から流れ下る水勢の激しさをかんがえれば、むべなるかな。
自然になまじっかな手を加えれば、もっとひどいことになる・・・・・

って、カミナリだけにオチがつきました。
おあとがよろしいようで