山桃果

わくらばにふる花の香もありぬべきすずろ身にしむひなのわび風 (山桃)

ヤマツツジ、レンゲツツジ

2012年01月29日 | 小さくても大地、そして自然

夏の間は暑さも暑し、初冬まで虫がひどくて、

ぼーぼーに伸びるにまかせ、一度も手をいれなかった藪を

冬の間に少しずつでもきれいにしよう・・・・と・・・・・にしても、寒くて出かけるまでが・・・・・

なんて、言ってられない!

 

落ち葉をため込み、ところかまわず進入してくる笹を刈り取り、

まだ小さな常緑樹の下枝や蔓を取り払うと

左上・・・・サカキ                          右上・・・・ヒサカキ

         中央下部・・・・アカミノイヌツゲ(赤い実のなるイヌツゲ)

 

きれいになったヒサカキの右側落ち葉をかき分けると

ツツジの幼木が出てきました。

 

幼木というより、環境が悪くてなかなか大きくなれない感じです。

 

さらに、奧にはもっと小さな、別の種類のようなツツジが隠れていました。

ここは、ずうっと昔は自然のツツジが咲いていたようで、生き残りかもしれません。

 

わたしはこどもの頃から、どうもツツジとかサツキの花が好きではありませんでした。

あのピンク系のぼたっとした色が嫌いだったのです。

でも、山へ行くようになると、尾瀬や湯の丸山、美ヶ原で咲いている鮮やかなオレンジのツツジに驚かされました。

このレンゲツツジだけはす・き・だ!

しかし、ヤギを飼ってはじめて、レンゲツツジが有毒であることを知りました。

やっと好きになれたツツジだったのに、ヤギのためには忌避しなければならない・・・・・

とても残念でしたが、岡山理科大学の植物雑学辞典によれば

 

レンゲツツジは湿原や草地、明るい二次林などに生育する落葉の低木。春にオレンジ色の美しい花を咲かせる。
 レンゲツツジは減少しつつある植物の1つである。かつては湿原と周辺山地の境界部や放牧地、やや湿った明るい二次林の中などに普通に見られた種であったが、現在は少なくなってしまった。レンゲツツジは有毒植物であり、家畜が食べない。昔の話であるが、広島県の県北で放牧地中の凹地にレンゲツツジの群生地があった。これほどの群生地は珍しいとの事から天然記念物として指定されることとなった。そこまでは良かったのだが、保護にあたった部局は牛の立ち入りが気になったと見え、周辺に柵をめぐらせ、有刺鉄線を張ってしまった。その結果、レンゲツツジの間に隠れていた高木性の樹木が食害を免れ、次第に大きく育ってレンゲツツジは衰退の一途をたどってしまった。
 牛のような大型哺乳類が植物を選んで食べると、植生は次第に変質していく。トゲのある植物や有毒物質・忌避物質を持っている植物は食べ残され、増えていくことになる。このように見てくると、放牧や採草によって増加した植物であることになるが、人類が鉄砲や弓矢などを開発する以前はシカやイノシシなどの大型哺乳類が多数生息しており、これらの植物の生育を保証していたはずである。現在は、道路や市街地などによってシカの生息が困難な状況になり、放牧や採草も止めてしまった。どうすればレンゲツツジを保全できるであろうか。

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レンゲツツジを守っていたのは、草食動物!

ヒトの知識よりもっと古い、大いなる知恵のある牛さんを馬鹿にした猿知恵でしたね。

ウマ、シカ、サルさん、ごめんなさい。

 

 ツツジはいろいろ種類が多くて、区別もつかないので、うちではかってに生えてくるツツジをヤマツツジと呼んでおります。

ほかに植えたものとして、キリシマツツジ、ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、ヒラドツツジなんかがあります。

レンゲツツジはないと思うのですが、崖にオレンジ色のツツジが1本あったような記憶もあります。 さて?

 

垂直の崖の上は、ごちゃごちゃにヒサカキ、アラカシ、サカキ、イヌツゲが陣取っています。

 

ササはまだまだずっと続いているので、しばらくはこの作業が続きそうです。

                                         


ササユリ?タカサゴユリ?シンテッポウユリ?

2012年01月28日 | 小さくても大地、そして自然

 

昨年8月に咲いた花から、花の外側に特有の筋も見られず、希望も加味してササユリと思ったのですが、

採集した種を見て、タカサゴユリだとわかりました。 

ササユリの種ははもっと、三角形で、外側のヒラヒラ部分もほとんどないので、あまり遠くへは飛ばないでしょう。

タカサゴユリはこのひらひら部分で、風に乗れば結構遠くまで飛べそうです。

実際、採取時にはパアーッと飛び散りました。

 

葉の細さから見れば、当然タカサゴユリを思ってしかるべきでした。

外来種ですが、時期は大正だか昭和のはじめで、むしろ雑草と言ってもよいぐらいのユリなのだそうです。

このタカサゴユリとテッポウユリの交配種シンテッポウユリまで存在していて、

判断がごっちゃになっているようです。

したがって、うちのもわかりませんが、一応、タカサゴユリとしておきます。 

雑草とは言え、夏から秋に涼しげな美しいユリなので、野に蒔きたいところです。

草刈り機の入れない条件の悪いところに蒔いてみようとは思いますが・・・・・・ 

 

種を水にひたすと、ひらひら見事に浮いています。

川に落ちても遠くまで流れていきそうです。 

これも袋に入れて、パーミキュライトに埋めました。

 

左隣は、クヌギやたぶんアラカシのドングリですが、

くるんでいたキッチンペーパーが乾いて破れたので・・・・・

 

ビンに入れ直して、湿ったパーミキュライトをまぶしたものです。

 

ドングリは春に植えますが、

タカサゴユリはそのまま蒔いてもいいし、乾かしたままほっぽりっぱなしでも、大丈夫なのだそうです。

でもどんな芽がでて、どう成長するのか気になるので・・・・・・・・

 

種といえば、マツヨイグサの種も採ってあります。 これは場所を変えるため。

薄茶色のサヤの中に、茶色の細かく挽いたコーヒーのような小さな種がぎっしり並んでいました。

こちらはバラ蒔きでおーけーのようです。

でも、パック・ざ・山羊の大好物の葉なので、花を見るのは案外むずかしいのです。


種採り

2012年01月27日 | 小さくても大地、そして自然

ぱらぱら成ってるシャシャンボの実を

やまもり山羊の目を盗んで取ってきました。

 

それを水に入れて、指で潰します。

 

実の皮には、発芽抑制物質が含まれているので、種と別にして取り除きます。

赤紫の水に白くポツポツ浮いているのがシャシャンボの種です。

水に沈んだり、浮いたり、小さな小さな白胡麻のような種です。

一つの実に多ければ5個は入っているようですが、あまりに小さくて全体ではよくわかりません。



サラシを縫って、小さな袋をつくります。

 

その袋の中に、ジャーーーッと水ごとあけて、

タッパーに張り付いた種も、ゆすぎ水とともにくりかえしあけて、

 

湿らせたパーミキュライトを瓶に入れ、

そこに口を閉じたサラシ袋を埋めて、蓋をして、

冷蔵庫で3月まで保存します。




さあ、3月が楽しみですね・・・・・・・・

 

 


シマトネリコでは負けたが・・・・・

2012年01月26日 | 小さくても大地、そして自然

やまもり山羊に一任放置では、

 

あれこれ行方不明者続出につき、

巡見使直々に、見回りにでかけました。 

 

おととし、移植して、枯れたかと思っていたアオキが、しっかりした株になっていました。

混み合った株は、可能なら掘り出して移植してます。

 

そのちかくの、これもまた謎の木、

パック・ざ・山羊さまお好みの一品です。

 

シャシャンボではないかと思っているのですが、

花も実も見たことがなく、いまいち確認できません。

根元から伸びているシュートを辿って・・・・・・・

 

ずずっと上の方へ目をやると・・・・

 

ヒサカキにも似ているが、葉の先端の尖ったところがサカキにも似ているし、

混血してしまうってのありかしらん?

 

 しかし、

なななんと・・・・・・

実がなっていました・・・・・・

口に入れると、水分の少ないブルーベリーのようです。

うっすら甘く、細かい種の感触があり、つぶすとブルーベリージャムのように見えます。

 

しゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃんぼおーーーーーー!

 

 

 

100本のうち5~6本しか発根しなかったとかの報告もあり、挿し木はわたしにはとても無理なので、

パック・ざ・山羊に内緒で、実生苗を育てようと思います。

西日本に多いそうで、シャシャンボなんて木は聞いたことも見たこともなかったので、

とても楽しみです。 

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以下、ウィキより

シャシャンボ(小小坊)とはツツジ科スノキ属の常緑小高木。学名はVaccinium bracteatum(シノニムはV. bracteatum var. lanceolatum)。別名はシャセンボ。

低木または高木になる。日本のスノキ属の植物には小柄なものが多い中で、かなり大きな樹木になるものである。

枝は当初は細かい毛があるが、やがて無毛となり、白くなる。葉は楕円形、やや厚い革質で表にはつやがあり、葉脈はややくぼむので、表面に網目状の溝があるように見える。葉縁には細かい鋸歯がある。

7月頃に白色の壺状の花が咲く。花序は総状で、前年の枝の葉腋から出て、やや横向きに伸び、多数の小さな葉が付いている。果実は小さい球形の液果で黒紫色に熟し、食べることができる。これは同属のブルーベリー類と同じく、アントシアニンを多く含む。名前の「小小坊」は小さな丸い果実を意味するとされる。

本州西部、四国、九州、朝鮮南部、中国に分布する。やや乾燥したところに多く見られる。

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ネットの情報や本だけでも、かなりの木の名前はわかると思いますが、

それには四季を見る必要もあるかもしれません。

冬芽の形、葉、幹、花、実、さらには冬の枯れ方によってわかる木もありました。

 

ヤマコウバシは、冬になって初めて気づくジミな木です。

冬の間中、茶色い葉を落とすことなく、一見枯れ葉の賑わう木の風情で、とてもよく目立ちます。

でも、夏の緑の海の中では、どの木だったのか埋もれてしまいます。

パック・ざ・山羊さえ関心を向けないので、山羊好みの木かどうかさえわかりません。

今年こそ、聞いてみたいですね。


夢うつつ

2012年01月25日 | 小さくても大地、そして自然

うつらうつら

 

もぐもぐ・・・・うつらつら・・・・だれかみてる・・・・・・

 

ひとのねむりをじゃまするやつは

 

うまにけられて、やぎのふん・・・♪

 

なにものだ?  きりっ!

 

つよそうなのはがらじゃないな

 

だあれ?

 

はて? めんようなにおいが・・・・・

 

くせっ!

 

ぼくのおしっこでした

 

きづかぬふり、きづかぬふり

 

まぶしいなあ

 

ぎょっ! おおーーきなナメクジ・・・・・・はじめまして

 

 

 

 


10-5+5=ウラジロガシの本数-1?

2012年01月24日 | 小さくても大地、そして自然

 

ウラジロガシ1号

 

 ウラジロガシ・すーぱー5号

 

同じくすーぱー6号

 

同じくすーぱー7号

 

ウラジロガシ4号

原っぱは寒くて鉢ごと凍ってしまったので、落ち葉の山で暖まってもらっています。

 

ウラジロガシ・すーぱー8号

 

同じくすーぱー9号

 

折れ折れのウラジロガシ2号

 

はげはげのウラジロガシ3号

2号と3号はただ今ドック入りです。

10号行方不明につき、欠番となっております。

 

        指名手配

      ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

           

 


ばーじょんあっぷ

2012年01月24日 | 小さくても大地、そして自然

おやつのリンゴの皮、ミカンの皮にぱらぱらと

おっとっとっと・・・・のウラジロガシ茶の出しガラをふりかけてみました。

うーーん、葉や木の皮の乾燥粉末といった感じです。

 

おーーい

 

近寄ってくるなよーーーー

 

 

ウラジロガシ・すーぱー5号を植えるんだから

なにげないふり

 うまいねえ


ヤギモチの木はまぼろしだったのか

2012年01月24日 | 小さくても大地、そして自然

ヤキモチではなくて、どうやら

セイヨウイボタ(園芸店ではプリペットの名前で出ていますぅ~♪)じゃないかと思います。

花はシマトネリコ?

実は山羊の糞じゃなくてネズミモチ??

葉はイボタ???

しかし、イボタは落葉する????

ところが、落葉しないイボタがありました。

それが、セイヨウイボタ・・・・・・☆

まさか、プリペットだったとは☆☆

昔々、誰かが植えたんでしょうかね?????

ところで、イボタに関して、原子力専門の武田教授がこんなことを書いていらっしゃいました。

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 自然と伝統勉強会 その13 イボタとイボタ蛾の決戦

― イボタとイボタ蛾の決戦 ―

 ミヤマイボタという樹木がある。背が低くて落葉する。モクセイ科の植物で、白い綺麗な花をつける。 

 ところが、可憐な花の感じとは違い、ミヤマイボタの葉をかじってみると非常に渋みの強い味がする。この味が今回の話題である。南方の植物マカランガが絶え間ない虫の攻撃に耐えるために体の中をほとんど全部空けて、アリと共生するように、イボタも自らを守るのに必死である。

 イボタの作戦は昆虫の幼虫が葉を食べに来たら、その葉の中に毒物を含ませておいて、それでやっつけるというものである。でも、昆虫だけに効く毒物というものはなかなか難しい。そこでイボタは、
「昆虫が葉を噛んだら、葉の中にある袋が破れて、葉の中の化合物と反応して毒物になる」
という高度なシステムを考えた。

 毒物を作る原料は二つ。一つは葉の中の細胞質などに安定な状態であるもの(オレウロペインという化合物)、もう一つは細胞小器官という袋の中にあるグルコシダーゼやオキシダーゼのような酵素である。この酵素は普段は袋の中に入っているので、細胞の中にあるオレウロペインという化合物とは接触しない。

 さて、イボタの敵というのは、その名も「イボタ蛾」。イボタの葉を食べて成長する幼虫である。そのほかに蝶の幼虫もイボタを食料にしている。

 

 イボタ蛾の幼虫にとっては食料が無ければ成長できないし、下手をすれば死んでしまう。一方、イボタはイボタ蛾のために生きているのではなく、自分が生きるために生活をしている。やすやすと葉を食べられるわけにはいかない。

 イボタ蛾の幼虫が、イボタの葉をかじると、葉の中にある細胞小器官の袋が破れる。イボタ蛾の幼虫もそこまでは判らないので、ガリッと噛むと袋も破いてしまうのである。そこからグルコシターゼとオキシダーゼが出て、オレウロペインと反応する。

 

 有機化学に弱い人は少し難しいかも知れないが、オレウロペインの左にOH(水酸基)が2つついたベンゼン環がある。それがポリフェノールオキシダーゼと反応してH(水素)が抜けて酸素だけになる。これをキノン型と言っている。

 オレウロペインの右には酸素が入った六員環があるが、これがβ―グルコシダーゼと反応して、六員環が開いてCHO(アルデヒド)になる。反応前の化合物よりずっと不安定になって、かなり多くのものと素早く反応するような形になる。

 これが葉の中にあるタンパク質やイボタ蛾の幼虫の口の中のタンパク質と反応する。タンパク質は体を作っている物だから、かじられたイボタの葉も死んでしまうが、イボタ蛾の幼虫の口もしびれて使えなくなる。

 この効果を調べた研究がある(今野浩太郎,「昆虫と自然」、34巻、6号、p.14-18 (1999))。カイコに餌を与える時、そのままのものと、イボタの葉から液体を取り出して混ぜた餌とを与えてみる。そうすると、効果はてきめんで、図に示すように普通の栄養を与えたカイコは2日間で体重が5倍にもなるのに、イボタの葉からとったものを混ぜた餌を食べたカイコはさっぱり体重が増えない。

 

 これではたまらない。イボタの葉を苦労して食べてもさっぱり体重が増えないのだから、厳しい自然の中ではすぐ競争に負けて死んでしまう。イボタの作戦は成功である。

 ところが自然はそれほど甘くはない。イボタが攻撃から身を守ろうとかなり複雑な防御をしてしばらくすると、今度はイボタの葉を食べる幼虫の方が対策を講じてきた。それは、葉をかじったらすぐ、イボタの葉の中にある毒物と反応するものを唾液と一緒に出す。

 それが下に構造を書いた「グリシン」というアミノ酸である。実は、イボタの毒は-NH2というもの(アミノ基)と反応する。幼虫の口が痺れたり、食べても栄養にならないのはタンパク質の中のリジンというアミノ酸のアミノ基と反応するのだが、それが判っているようにイボタ蛾の幼虫はかじった途端に、グリシンを出す。

 

 グリシンはイボタの葉の中の毒と反応して無毒化する。そうなればこっちのものである。ゆっくりイボタの葉をかじることができる。

 唾液の中のこのグリシンの濃度を測ってみると、普通の昆虫の唾液1ccの中には10マイクログラムも入っていないのに、イボタ蛾の幼虫の唾液には実にその600倍近くも含まれているのである。

 ファーブルが「昆虫記」の中で、「これほど巧妙な仕掛けが自然に出来たとは考えられない。私は自然の中に神を見る」という意味のことを書いているが、本当にそうだ。オレウロペインの構造といい、酵素との反応、そしてできた毒物がイボタ蛾の幼虫のタンパク質のグリシンと反応するから・・・・

 研究に研究を重ねないと、グリシンが毒消しに使えるなど考えつかない。実験室もなく、有機化学の知識も無いイボタ蛾がそんな高級なことを考えつくはずがない。でも、事実、考えついていて、それを利用しているのである。

 このホームページでは物理学の式とか化学反応式などは出来るだけ使わないで話を進めている。でも今回、化学構造や反応を書いたのは、実は訳があった。私たち、人間の学問だけを知っていると、「俺は有機化学はダメだ。亀の子(ベンゼン環のこと)が出てくるとお手上げだ」という。でもこれは昆虫の幼虫でも知っていることである。

 文科系は有機化学はダメだ。ということはイボタ蛾より劣るということになる。でも、どうも見かけでも、話をしても、いかに文科系と言えどもイボタ蛾の幼虫よりは良いような気もする。もちろんそうなのだが、どこに問題があるかがポイントである。

 人間が築き上げた近代の学問というものはある特徴を持っている。それは「わかっているものはわかるが、判らないものは判らない」ということで、「判らないことが判るようになる」ということではない。それは学問に使う用語や対象物の整理の仕方が悪いだけで、本質的な欠陥ではない。

 人間の知恵が増大し、個別の知識や専門用語が膨大になりつつある。それなのに従来の学問のしきたりのまま進めている。これは、それしか思いつかないからだが、これまで哲学や物理をやっていた頭の良い人が「新しい知識の使い方」という分野で仕事をして欲しいものである。

 私は「自然と伝統に学ぶ」ということを軸としてある学問的分野を形作ろうと努力してきた。でもデータの数が少ないとか、方法の厳密性が不足しているなど、これまでの狭い範囲の学問の手法を膨大な新規分野に適合して判断する人も多い。時代は変わり、方法も変化していく。それはイボタが作戦を練れば、イボタ蛾もそれを迎え撃つのと同じである。

おわり

 


武田邦彦


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C)引用はご自由にどうぞ。

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うちのセイヨウイボタもきっと今頃は、山羊対策にあせってることと思います。

 


それぞれの道

2012年01月22日 | 小さくても大地、そして自然

やっと雨が上がりました。

ビニールパックした秋干し雑草は青みを保って、とても助かっています。 

 

冬青々としたサカキはぐんぐん伸びて、また電線にかかりそうです。

 

となりのアラカシもいずれは主幹を切りたいです。

 

着られてはひこばえをいっぱい伸ばすサカキは、水分をたくさん保持しています。 

 

それに比べるとヒサカキは小さく、弱々しい感じがします。

でも、したたかに生きています。

 

 地下を伝って、根茎から新しい株を出してくる茶の木

 

パック・ざ・山羊を外へ追い払って、板をはずして風を通します。

 

 ムシロごと糞を出し、人工芝の上を掃きます。

 

濡れたムシロは干して

 

小屋の下にこぼれた糞も掃きます。

 

あちらこちらのこぼれ糞。

 

ここかしこ

 

パック・ざ・山羊がよりかかってずらしてしまった小屋の壁も

 

ぐぐっと押し込んで

 

遊びまわって、ひっくりかえした家具?類も元に戻し・・・・・・・

 

そのころ・・・・・

 

あやうし、ひょろひょろアオキ

 

ずんちゃちゃっちゃ・・・・・・・・ 

 

あやうし! 1号!!

 

 

 ず・じゃあ・ずんじゃあ・っずずずんじゃじゃあああん・・・・・

 

犯人はおまえか??  無念ナンテン

 ウィキよりの追加記事です。

葉は、南天葉(なんてんよう)という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用がある。葉に含まれるシアン化水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために危険性は殆どなく、逆に食品の防腐に役立つ。このため、彩りも兼ねて弁当などに入れる。もっとも、これは薬用でなく、食あたりの「難を転ずる」というまじないの意味との説もある[3]。

南天実に含まれる成分としては、アルカロイドであるイソコリジン、ドメスチン(domesticine)、プロトピン(英語版)、ナンテニン(nantenine:o- methyldomesticine)、ナンジニン(nandinine)、メチルドメスチンなどの他、チアン水素、リノリン酸、オレイン酸が知られている。鎮咳作用をもつドメスチンは、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険である。また、近年の研究でナンテニンに気管平滑筋を弛緩させる作用があることが分かった[4]。

毒成分 ナンテンニン、チアン水素、ナンジニン、メチルドメスチシン、プロトピン、イソコリジン、ドメスチシン、リノリン酸、オレイン酸
毒部位 全株、葉、樹皮、実、新芽
毒症状 痙攣、神経麻痺、呼吸麻痺


ふっふっふっふ・・・・・・・

 

 すとおおっぷ!

 

 

からくも助けた3号

 

 マサキもか?

 

食べてましぇーーん

 

マサキはキライだそうです。

 


雨あがり、すかっと晴れず

2012年01月20日 | 小さくても大地、そして自然

 全然大きくならないウラジロガシ1号

 

ウラジロガシ2号はぶち折れています。

 

何者かに葉っぱ全部喰われてしまった、ウラジロガシ3号

 

 どこがウラジロガシなんだ4号

 

1号あやうし!!     こらあ

 

ちっ、いま一歩でしくじったぜ 

 

 きーーすひけぇぇきすぅひけえきすぐぅうれてええええ♪~~

 ひかれものの小唄

 

 

   ちゅどーん

 

 

 このぐらいの長さでどうでしょうか?

 

 

 

 ぷるぷる

 

ぷるぷる

 

あっ、それはパック様お嫌いのアオキでございますよ 

 

お嫌いのはずですよ!!

 

お嫌いですったら!!!!       ぱこーん★

 

じとーーっ

 

アオキなんてキ・ラ・イさ

 

こっそり、ビニール袋をかじってやったぜぃ

 

みじかくされたぁ・・・・・・・・・

 

目を皿にして・・・・・

 

冬の青草

 

雨のあとでちょっと濡れてるが

 

ぺろり

 

くくっ

 

くかかかか・・・・・・・

 

 


石がでたぁ

2012年01月18日 | 小さくても大地、そして自然

誰とは申しませんが ・・・・・・・・

石が出ました。 大当たりです。

可哀想なので、 ウラジロガシ茶を買ってあげました。

 

 

アマゾンで本と一緒に注文したのが、届きました。

熱湯にティーバックを入れて、ちょっと煮立たせると

あらまあ、うちの干し雑草のような風味で、さっぱりと飲めます。

商品名は”抑石茶” ですが、ほかにも”流石茶”という商品もあるらしいです・・・・・・さ・す・が

お茶ガラでいいかな?  パック??

                        ★ なりすまし★

 

樹木のほうのウラジロガシも5本届いているので、これから植え穴を探しに行きます。

しばらくは、おっとットットット・・・・で人体実験させてもらいます。


またまた悩んでます

2012年01月17日 | 小さくても大地、そして自然

 昨日、はじめてパック・ざ・山羊に玄米を食べさせて、 次の夕方の小屋チェックです。

異常なし!

干し草の分量が多いと、つや消しの抹茶色になってくることがありますが、

新しいものは黒つやでした。

 

柵から飛び出して、お気に入りのヒサカキへ

 

 急斜面で緊張しているせいか、

 

しっぽがピタッとお尻に張り付いています。

 

ちょっと足場がよくなったのか?

 

しっぽが恐る恐る上がってきました。

 

すこしづつ斜面を降りると

 

山羊糞が木になっていました・

 

いまだに何の木かわかりません。

ネズミモチ(ネズミの糞のような実がなるから命名された)のようだが、

葉の先端が丸まっていて、もっと葉も薄く、小さい。

 

もし、ネズミモチなら、薬効があるのですが。

以後は、ヤギモチの木と呼ぼう。 新発見かもしれない。

 

イボタの木なら落葉樹です。

花も実も、ネズミモチやイボタの木とよく似ています。 

葉の小さい個体は、ツゲにも似ています。

 

       ところで、あのーー

 

 

          キラッ☆

 

 

      シッポフリフリ ♪~  ブヒッ     

 

   しあわせって・・・・・・・

 

 

       どうしてながつづきしないんだろ?・・・・・・ こぼれたお米・・・・・


冬の珍味

2012年01月16日 | 小さくても大地、そして自然

 てっきりシマトネリコとばかり思っていました。

でも、ネズミモチそっくりな実がなりました。 

でも、葉っぱはちょっと丸いシマトネリコ風、花もそっくり。

イボタノキなら、落葉しているはずです。

いったい?それは???

 

 でも、たべちゃうもんね、おいしいもん

 

 さっき届いたウラジロガシは、食べてはいけません。

大事に育てなければならない、結石予防の木です・・・・・と、思う。

 

 ビニールパックした秋雑草干し草と乾燥アカメガシワも、大事に保存中。

 

アカメガシワの皮と、ネット入り秋の干し雑草の下・・・・・

 

密封干し秋雑草を開けてみました。

色はまだ草色を残していました。  さわやか?な漢方薬のような? ま、悪い匂いではありません。

 

乾燥アカメガシワも開けてみました。  パリパリパリパリ

 

今日のごはんに、アカメガシワを小枝ごと入れました。

 

初めてのお食事(穀類は山羊には要注意なので、今まで食べさせたことがないのです)

冷蔵庫で保管しすぎたコシヒカリの玄米もひとつかみ。

 

ア・プリオリにうまいと申しております。  片手でカメラは難しい。

柔らかい口吻と前歯だけで、吸うでもなく舐めるでもなく、上手に食べます。

 

 いやあ、完食?