家畜の毒草による中毒事故例は、
ほとんどが人間による給餌間違いのようです。
毒であることを知らず、毒木・毒草を、それも大量に与えてしまった結果が多いようです。
放牧中の事故は、牛によるワラビ中毒例をのぞけば、人による給餌や繋牧より少ないと思います。
なんだかヒトの責任を、ヤギが馬鹿だからというニュアンスで誤魔化しているのではないか?
というのが感想です。
ヤギは、数例の大好物を除き、一種類の草ばかり食べることはありません。
比較的毒性の少ない植物先端部を、歩きながら、匂いをかぎながら、見回しながら、食べ歩きます。
かなりの植物にある毒性というか抵抗物質を採りすぎない、賢い摂食行動だと思います。
はじめはこれを、"ヤギは飽きっぽいから同じ草を食べ続けない” と聞きました。
また、アセビですが、馬も鹿も食べないと言われながら、”馬酔木” です。
馬が食べないのになんで、馬が食べてフラフラと酔ったようになると言われるのか、
昔から腑に落ちませんでした。 いったい誰が見たのよ?
そしたら、
前川文夫著『植物の名前の話』八坂書房によると
「万葉の頃、中国と人的交流が盛んになり、中国から人だけでなく中国の馬も渡ってきた。
中国にはアセビは揚子江の中流域と黄山山脈の深山にあるだけで平地には無い。
このため中国の馬はアセビが毒だということを知らないので、たびたびアセビを食べ中毒をおこしたようである。
中国は文字の国、他の木と区別するために馬酔木という字を考え付いた」
だそうです。
ここでも、教訓。
まったく違う環境に連れて来られれば、培った智恵も役立たない。また学習せねばならない。
飼い始めたばかりのヤギ、引っ越ししたヤギ、好奇心だらけの子ヤギ・・・・
みんな要注意です。
毒ではありませんが、うちの首つり事件も飼い始め2ヶ月くらいの事故でした。
ヤギは草の摂食行動(毒判定も含めて)に集中できるすばらしい脳を持っているので、
自分がロープで繋がれていることなんて意識してないと思ったほうがいいです。
そして、知らないところで、知らない人による給餌
こどもの頃のうろ覚えで、質も量もいいかげんに食べさせる人がいます。
パン、ごはん、穀類一般、野菜、草、紙・・・・・
好奇心の強いこどもの例ですが、
ヤギにアセビを食べさせてはいけないと言われ、食べさせたらどうなるんだろうと
給餌した人の手記も読みました。
ヤギが死ぬなんて思いもせず、こわくてずっと黙ったままだったそうです。
結局ヤギの死は、家族にとって原因不明だったとか。
以上、ヤギが食べたもので命を落とす可能性に、ヒトがかなりかかわっていることが類推されます。
毒草マニュアルとは、ヒトが、
ヤギに大量に与えないように、毒の木につないだり、毒の草のそばに繋いだりしないように、
草食動物の智恵の一端をヒトが理解できるように記述したものと再確認しました。
わたしは本で読んで、化学物質の名前を知って、恐ろしい毒!とわかるのですが、
ヤギは匂いをかいで、口に入れて、ちょっとかじったりするかもしれないが
やっぱりたべたくないやと判定するんですよね。
テストで点はとれないかもしれませんが、
およそ、身の回りの植物について、ヤギの方が賢いのは明らかだと思います。
ヒトの科学知識の困ったことは、過去より現在、現在より未来の方が情報が確からしいということです。
だから、今日の知識が明日も通用するという保証はありません。
ほとんどが人間による給餌間違いのようです。
毒であることを知らず、毒木・毒草を、それも大量に与えてしまった結果が多いようです。
放牧中の事故は、牛によるワラビ中毒例をのぞけば、人による給餌や繋牧より少ないと思います。
なんだかヒトの責任を、ヤギが馬鹿だからというニュアンスで誤魔化しているのではないか?
というのが感想です。
ヤギは、数例の大好物を除き、一種類の草ばかり食べることはありません。
比較的毒性の少ない植物先端部を、歩きながら、匂いをかぎながら、見回しながら、食べ歩きます。
かなりの植物にある毒性というか抵抗物質を採りすぎない、賢い摂食行動だと思います。
はじめはこれを、"ヤギは飽きっぽいから同じ草を食べ続けない” と聞きました。
また、アセビですが、馬も鹿も食べないと言われながら、”馬酔木” です。
馬が食べないのになんで、馬が食べてフラフラと酔ったようになると言われるのか、
昔から腑に落ちませんでした。 いったい誰が見たのよ?
そしたら、
前川文夫著『植物の名前の話』八坂書房によると
「万葉の頃、中国と人的交流が盛んになり、中国から人だけでなく中国の馬も渡ってきた。
中国にはアセビは揚子江の中流域と黄山山脈の深山にあるだけで平地には無い。
このため中国の馬はアセビが毒だということを知らないので、たびたびアセビを食べ中毒をおこしたようである。
中国は文字の国、他の木と区別するために馬酔木という字を考え付いた」
だそうです。
ここでも、教訓。
まったく違う環境に連れて来られれば、培った智恵も役立たない。また学習せねばならない。
飼い始めたばかりのヤギ、引っ越ししたヤギ、好奇心だらけの子ヤギ・・・・
みんな要注意です。
毒ではありませんが、うちの首つり事件も飼い始め2ヶ月くらいの事故でした。
ヤギは草の摂食行動(毒判定も含めて)に集中できるすばらしい脳を持っているので、
自分がロープで繋がれていることなんて意識してないと思ったほうがいいです。
そして、知らないところで、知らない人による給餌
こどもの頃のうろ覚えで、質も量もいいかげんに食べさせる人がいます。
パン、ごはん、穀類一般、野菜、草、紙・・・・・
好奇心の強いこどもの例ですが、
ヤギにアセビを食べさせてはいけないと言われ、食べさせたらどうなるんだろうと
給餌した人の手記も読みました。
ヤギが死ぬなんて思いもせず、こわくてずっと黙ったままだったそうです。
結局ヤギの死は、家族にとって原因不明だったとか。
以上、ヤギが食べたもので命を落とす可能性に、ヒトがかなりかかわっていることが類推されます。
毒草マニュアルとは、ヒトが、
ヤギに大量に与えないように、毒の木につないだり、毒の草のそばに繋いだりしないように、
草食動物の智恵の一端をヒトが理解できるように記述したものと再確認しました。
わたしは本で読んで、化学物質の名前を知って、恐ろしい毒!とわかるのですが、
ヤギは匂いをかいで、口に入れて、ちょっとかじったりするかもしれないが
やっぱりたべたくないやと判定するんですよね。
テストで点はとれないかもしれませんが、
およそ、身の回りの植物について、ヤギの方が賢いのは明らかだと思います。
ヒトの科学知識の困ったことは、過去より現在、現在より未来の方が情報が確からしいということです。
だから、今日の知識が明日も通用するという保証はありません。
結構しつこく行きましたけど、
最近は行ってませんね。
うらやましいかぎりです。
東北地方の温泉ファンなのですが、硫黄泉が多くて、3日もしつこく入りすぎると顔にブツブツが出てくるとわかりました。温泉水をピタピタつけっぱなしのせいだと思います。