日本人の死刑

6日、麻薬密輸罪で死刑が確定していた赤野光信死刑囚（６５）に対する刑が中国で同日
執行された。

これについて日本人の感情としては様々な意見もあるだろうね。
中国で日本人を死刑にということで中国を批判する意見も多いだろうし、死刑そのものを
批難する意見もあるだろう。
刑の重さを批難する意見が多いとも思えるけどね。

日本の場合、麻薬密輸に関する最高刑は無期懲役だそうで、死刑は重すぎるという意見。

死刑廃止論は別として、国によって刑が違うのは当然のこと。
それについて中国を批難するのは筋が違う気もする。

歴史的に、中国はアヘン戦争という香港をイギリスにとられた経緯があり、麻薬に対しては
厳しい制裁を設けている。
それは否定することではないと思うけどね。

日本では最近、芸能人の麻薬による逮捕が続き、一般にも蔓延している感はぬぐえない。
身近にある麻薬に、死刑の判決。
それは行きすぎという思いも多いだろう。
しかし、場合によっては麻薬によって人生を奪われてしまう者も多く、中毒者による
凶悪犯罪だってあるのだ。
たかが麻薬じゃないんだよ。
不特定多数を死に陥れる危険性のある凶器なんだ。
それを大量にばらまくことは死刑に値してもおかしくはないのかもと。

今回は単純に中国が日本人だからという理由で死刑を執行したわけではない。

数年前には同様に麻薬問題でイギリス人が死刑になってるそうで。
その点では日本人が日本人だけを擁護するのはおかしいかもね。

アメリカなんかじゃ犯罪現場で射殺ということだってあるんだから。
日本はどんな凶悪事件でも死をもって償うことはないという考えはどうかとね。

郷に入っては郷に従え

この場合はことわざのたとえが違うか・・・