鈍行列車の旅

大曲でネット仲間のオフ会に出席すべく電車で向かった。
「旅」というほど大げさなものでもないが。
普段は車しか使わないし、いつも自分で運転するんで周りの景色など
ゆっくり見てる余裕もない。
実は電車を利用するのは十年ぶりくらいだろうか。
駅のキップが自動販売機になったのは辛うじて知っていたっていう程度。
行く前から田舎者らしく、かなり不安だった。

まず行き帰りの時刻表は何度も確認して、遅れた場合のシュミレーションもしてた。
そんで土崎駅が自動改札になったという情報と、電車はスイッチを押さないと
ドアが開かないという注意をみんなから受けて。
料金を調べて、往復1900円が片道950円よりお徳だと思い込んでいた。
ん？往復切符買えば自動改札で、出るときはどうなるんだ？
戻ってくるのか？きっと穴か切り込みが入って戻るんだろうと思ってた。

自動販売機で往復切符を買った。
なんだ、2枚出てくるのか・・・
1件略着。

土崎から秋田駅で乗り換え。
ぢぞうさんを探してみたけど見つからない。
まぁ捜し歩くのもおかしいんで、疲労さんが最期の車輌に乗るかもしれないと
言ってたので、後の車輌に陣取り、発車を待つ。
隣にスーツケースを持った若い女性が座った。

じろじろ見るのも小心者の俺にとっては失礼に当ると、極力隣を見ないように。
向かいにはおばさんが座り、その隣に若い女性。
もう目のやり場に困り、目をつぶる。
発車間際に高校生の3人組。携帯いじってうるせー

出発すると隣の女性がなにやらごそごそ始めた。
ちらっと見るとジュース飲みながらパックの何かを食べ始めた。
普通列車にスーツケース持ち込んで、夕方の列車とくれば、旅行帰りで自宅へ
向かうところで、昼食取る時間がなくておなかすいたのかなぁなどといらぬことを
想像しながら。

目をつぶっていると突然肩をドンと押された。
ん？横を見ると隣の女性が寝てる。
向かいのおばさんが笑ってる。
こんな場合、疲れてるんだろうからと肩を貸していていいものか、それとも
途中下車かもしれないから起こしてやるべきなのかと悩む。
まぁ乗り越しても俺のせいじゃないと、そのまま肩を貸していたら、向かいの女性も
居眠りを始めた。
口を半開きにして椅子からずり落ちるんじゃないかと思えるほどぐったり。
やがておばさんに寄りかかるほど。
おばさんと目が合って、お互いに苦笑い。

途中で疲労さんは乗り込んでこなかったんで、車で行ったんだなと思いつつ、
大曲到着。
改札を出てみたがスギッチ持ってるはずのメタローさんらしき人が見当たらない。
キョロキョロしているとぢぞうさん発見。
先日はどうもってあいさつしてるところにgutskunさんが来る。
3人同じ電車だったみたい。
下りの電車は到着があとだったんで、塾長・ニッキさんがその電車で到着。
雪乃さんとアッコさんの女性2名だと思っていたら、アッコさんって男性だと
gutskunさんから聞き、それは反則だと一同がっかり・・・

そして定刻になって会場へ。
隅っこに喫煙席陣取って適当に着席後、塾長の乾杯の音頭でオフ会スタート。
あとはみんなではじけたのは参加者の個人情報保護のため載せません。
特に、疲労さんが頭にネクタイ状態で盛り上ってたこと、県南のみなさんの訛りが
ぢぞうさんに理解できたのか不安だったことなどは秘密です。

みなさまお疲れさんでした。
そして楽しいひとときをありがとう。