幹事さんのひとりごと

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米どころ秋田

2009年11月01日 | ひとりごと
古くは日本の地域行政単位として「国」と定められた「出羽国」は、現在の山形と
秋田を含めて指す。
秋田の県北の鹿角・小坂は岩手県の南部藩に属していたため、そこは入ってなかった。
明治になり、山形が羽前国、秋田が現山形県の酒田あたりを含めて羽後国と
定められた。

それ以前の古い歴史。

「秋田」の名前の由来は「あきた」と呼ばれていた地名からと言われる。
「悪田」がなまったものだという説。
それほど稲作や農地には適さない土地だったんだろう。
東北でも太平洋側に比べ、日照時間も短いだろうし、雪や日本海からの吹きつける
北風の影響もあっただろう。

しかし、新潟方面から土地を求めて当時日本に住んでいた蝦夷を追い払い、勢力
拡大を進めていた政府。
坂之上田村麻呂って名前を思い出すけどね。
最初に酒田に砦を築き、秋田に進出。
現在の秋田市寺内にある丘の上、護国神社の向かい側に秋田進出の拠点を作った。
それが「秋田城」だ。
千秋公園にある久保田城と混同されることも多いけどね。

秋田城は坂之上田村麻呂が大将って言われてるけど、坂之上の履歴を調べると、
秋田に来たって話が見つからない。

まぁそんな歴史はここで言い出すとボロが出る。

「悪田」と呼ばれたほどの秋田の土地。
なぜ「米どころ」とまで呼ばれるようになったのだろうと。
昔は石油の産地だった。
油田がいたるところにあった。
ということは田んぼにしようにも石油がわき出てしまうということも考えられる。
現在は石油などほとんど出ないほど涸れちゃった。
だから逆に肥沃な農地になったとも思われるけどね。

だとすれば新潟・秋田に挟まれた山形はどうだ?

酒田のある庄内平野。
確かに米どころなんだろうけど、新潟こしひかり、秋田こまちに比べ、酒田米って
あんまり有名じゃないような気がする。
秋田より南なのにね。

結局は作量などの比較や米の比較しなきゃならないんだろうけど、秋田県民につき
秋田が上と思いたい。
もし、秋田が上だとすれば山形との違いはなんだ?
それは品種改良じゃないかと。

秋田で以前主流だったのはトヨニシキだのキヨニシキだのという名前を聞いた。
それを品種改良を重ね、収穫量や味・質・冷害に強いことなどを開発したのが
秋田こまちだ。
今では全国で知られる米になっただろう。
しかし、すでに次の主流米が開発されてる。
開発済みのやつで「めんこいな」がある。
それで終了じゃないだろう。
次も開発中のはずで。

「あくなき前進」

それが秋田の目指すところか。


なんて言えばかっこいいね。

ちなみに、「第132回秋田県種苗交換会」が開催中のようで。
10月30日から11月5日まで。
詳しくはこちら

今年は農作物のできが悪かったのか、出展が少ないらしいね。
秋田酒こまちという酒米で作った酒、新改良の秋田米も出品されてるようだけど。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの方なんて (雲板)
2009-11-02 02:02:06
種苗交換会が本来の目的を失って、農機具販売会になってるように見えちまって・・・
まぁ、ここで売れないと困るってお方もいらっしゃるでしょうけど
返信する
そだな (幹事)
2009-11-02 09:57:49
年に一度の販売チャンス。
力入れてる方も多いね。
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