幹事さんのひとりごと

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雑煮の雑学

2008年01月24日 | ひとりごと
雑煮って餅入り鍋料理のことだよね。
どうも「雑」と書くと「大雑把(おおざっぱ)」「粗雑」っていうのを思い浮かべ
どうでもいいような投げやりに手抜きしてってイメージがある。
でも実際は多種の交じり合ったという意味があるんだね。
「雑魚」というのも使い物にならないようなじゃまな魚のことじゃなく、いろんな
小魚が交じり合ってるってことだったんだな。

それをふまえて「お雑煮」について。
本来、雑煮を食するのは正月の行事。
神仏に餅をついて正月にお供えする。
そのときに一緒に供えた産物と共にお下がりをまとめて煮込んだのが雑煮の始まり
のようで。
とすれば雑煮は鏡開き以降じゃないと食えないってことだったんだろうか。
以前は冬になると正月に向けて、餅屋に餅米を持って行って、餅をついてもらった。
そのときにお供え用の丸餅と平たい伸し餅、そして秋田の甘い豆餅。
今じゃ切り餅として真空パックで年中売ってるけどな。

ところで雑煮の餅といえば日本真っ二つに別れて、東が四角で西が丸なんだそうな。
しかも東日本が焼いた四角餅で、西日本が焼かない丸餅だって?
近畿・福井・四国の東部以外はしょうゆ味だそうで、関西は白味噌の雑煮って
イメージがあるんだけどな。
九州はトンコツ?
出汁は昆布やカツオが一般的なようで。
味の濃い薄いはあるだろうけどね。

うちでは子供のころ食ってたのは間違いなく煮干の出汁だった。
昆布だのカツオだのというハイカラなセレブ家庭じゃないからね。
今じゃ味どうらくだな。
味どうらくの里(東北醤油)は出汁入り醤油でめんつゆのようなもの。
我が家じゃそれが定番。
もっとも、きりたんぽもだまこ鍋もうどんでさえ鶏肉とゴボウ、シイタケの出汁に
味どうらくの里。
ネギが入って油揚げと餅が入れば雑煮だし、テンカスと卵入れればうどんだ。
セリとマイタケが入ればきりたんぽでもだまこでも。

それおかしいって突っ込まないで。
うちの料理人はそれしかできないんで。


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4 コメント

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?? (もみじ)
2008-01-24 10:26:46
ウドンはわかるよ。
こないだ報告した稲庭ウドン、腰があって透き通っているようで、のど越しバツグン。とってもうまかった。それに切れ端を袋に詰めて売っていたので太さにはバラツキがあったけどとっても安かった。かあちゃん大喜びだった。
きりたんぽ鍋、これもわかるよ。
だが、だまこ鍋ってなんだ??
玉子鍋じゃないよね(そんなの聞いたことがねえ)。

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だまこもち (幹事)
2008-01-24 11:23:47
もみじさん、知らないっすか?
おそらくきりたんぽの元祖だと思う。
家庭でも以外に簡単に作れるんで一度作ってみては。

普通にご飯を炊く。
すりこぎで少しつぶが残る程度に潰す。
(半殺しと呼びます)
一口大に丸める。
これがだまこもちです。
これを杉の棒に巻きつけて焼いたのが「たんぽ」
それを斜め切りしたのが「きりたんぽ」

鶏がらの出汁にゴボウ・セリ・マイタケ・ネギ等の野菜を煮て、
酒・みりん・醤油で味付けしてだまこ(きりたんぽ)を煮込む。

どうやらご飯は軽く潰れた方がコメの旨味成分が出るらしく。
おにぎりが美味いのもそのためだと。

一度だまこ鍋挑戦あれ。
http://www.e-komachi.jp/rakushoku/seven/damako/index.htm
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簡易雑煮 (家主 ざ・ぐれーと)
2008-01-24 12:29:12
年越しそばのつゆの残りに 焼いた餅を入れます。鍋底に沈んだネギや油揚げが具。。。

毎年こんなんです。貧乏ったらしい?いやいや有効活用と言ってほしいw
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いいね (幹事)
2008-01-24 13:00:06
おじやの発想だな。
餅入り力うどんって雑煮だと思う。
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