同期会旗揚げ

地域では厄年同期会が恒例で受け継がれてる。
中学の同期会なんだけど。
昔は、女性の33の厄年に男性が企画してお祝いの同期会を開催し、男性の42の厄年に
女性の企画で合同厄払いが行われた。
女性の厄年は丁度子育ての時期でなかなか集まれないってことで、中止するのも
多くなったとか。

さかのぼること9年前。
男子厄年に当り、女性に企画させるのもどうかと、みんなで集まった。
中学12クラスあったんで、各クラスから男女1名づつ地元にいるやつを選抜して
クラス担当として実行委員会を結成。
8月のお盆帰省を狙って厄払い同期会を実施するべく準備が始まった。

そしてまず取り掛かったのが会場と予算と参加者の所在。
地元でやる場合はみんなが入れそうなところはホテルが一箇所だけ。
例年そこでやってるんだけど、数年前から秋田の駅前のホテル当りでというのも
続いていた。
その理由として挙げられたのが、せっかく着飾って行く同期会なのに、地元の
さびれたホテルだとは家族に言いづらいという意見。
会場が狭いし、トイレが少ないという意見。

どうしても地元にこだわる連中と意見が合わない。
結局、多数決で秋田駅前のホテルで値段交渉した。
5年前にやった連中の予算が1万で、2年前にやった連中は1万に写真つき。
前年の連中は1万6千円でアルバムつき。
いっきに会費が上がったせいだといううわさで、参加人数がかなり減ったと。
そこでもっとりっぱなアルバム付きで1万2千円という予算で実施。

行方不明を極力探し、556名中、参加者が260名を超えた。
2次会まで企画し、結局予算が残って、アルバム発送に1000円の図書券をつけた。
そんなハガキ連絡や資料作りは県庁職員が大活躍（おっと内緒ね）
パンフレット印刷には印刷屋の社長夫人、花は花屋の若旦那。

せっかく故郷に帰ってくるやつらに昔を思い出してもらおうと有志たちで1口5千円
集めて会場に置き曳山を作った。
さすがに祭りの中核連中が多いんで置き曳山もこだわりがあって、人形も一番人気
を集め、すげ～やつができあがった。
ホテルで前の日から組んだんで客にも見せてやってくれと。

そして大盛況のうちに終了し、そのときに5年後にまた会いましょうと。
そんで5年後に実施したときは地元の小さなホテルで180名ほど参加。
そこではその年の連中が次の日に同期会やるというので、置き曳山を組むのを
1日早く組んでもらって。
そのときに最後の打ち上げの乾杯を任された俺。
次回はまた5年後か？
とも思ったけど、そのときはオリンピックの年。
そんじゃ次回オリンピックに丁度50歳なんで区切りのいいところで、
「オリンピックで会いましょう」
なんて言ったもんだから今年。

8月のお盆に同じホテルは仮押さえしてある。
そろそろ実行委員会を立ち上げようと。
今年は何人参加するんだろうか。
面倒なことなんで誰も率先して動こうとしない。
でもうちのクラスは東京に行ってる連中が、同級会東京支部として毎月集まってる
ようで。
その中で毎回、今年の同期会に行くぞという話が出るそうなんで、同期会が実施
できなくても同級会として開催しないと東京支部にごしゃがいる。