リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

地元の野池1

2022年05月01日 | 野池
 水月湖遠征の帰り道で、地元の野池に立ち寄り、春の時期にこのフィールドで竿を出したことがないので、今年は狙ってみようと、とりあえず次回のためのポイントと考えられる3箇所にボイリーを300gほどフィーディングしてきました。

 このフィールドは通い始めて今年で3年目になるのですが、1昨年は80cm前後を3本、昨年は91cm1本と70cm台3本でしたが、昨年も1昨年も釣果は9月でした。以前のブログでも書いていると思います。

 春の時期に竿を出してみたいということで、今年初めてのチャレンジになります。基本的にこの場所は日帰り釣行をするので、前もってフィーディングをしておくという訳です。さらにこの時期に大型を狙ってこのフィールドでの記録更新も狙いたいのですが、そもそもここで釣れる鯉が傷もなく、綺麗で体型も野鯉に近い体型で、如何にも自然の中に生息している感じで、それがまた魅力の一つでもあります。養殖系のでっぷりした鯉よりは如何にも野鯉らしい体型の精悍な姿の鯉を釣りたいと、この鯉釣りを始めてから鯉を釣るたびに思うことは変わりなく続いています。この釣りを続けられている要因の一つとでも言えます。大物を釣りたい気持ちは釣り師としてはありますが、さらにはその中で、いかにも野武士のような精悍な姿、形の鯉をと思うのです。今は交配が進んでいて、なかなか野鯉と言われる鯉は見かけられなく、外見だけでは判断も難しく、それこそDNAを調べないとわからない状況でしょうが、それでもそんな野鯉を狙ってみたいのですね。釣り堀で釣りをするわけでもないので、自然のフィールドで鯉を釣る中では、拘っていきたいところです。

 そんな鯉が生息している環境がこのフィールドにはあるので、場荒れも少なくしたいこともあり、日帰り釣行をします。さて、前日にフィーディングしたポイントのうち、どのポイントにするか迷ってはいたのですが、一投勝負と決めていたので、一番可能性のあるポイントを選びます。夏から秋にかけてはウィードが繁茂して水深が2mのポイントです。まだこの時期はウィードは無いものの、春のこの時期に狙いたい水深でもあります。当日は朝から雨で、釣り座についた頃にやっと雨が止んで、時計をみると午前10時少し前です。

 

今回のタックルは、竿はUKDaiwaのBASIA AGS 12ft 3lb、リールはUKDaiwaのトーナメントiso 5000QDです。このフィールドではこのタックルでビッグワンを仕留めたいと考えています。



 最初の2枚の写真に見える左右の出っ張りまでの距離は50mほどあり、その向こうがかけ下がっていますが、そのラインを狙っての一投です。今日はこの1投にかけての釣行です。投げ終わったときには10時を少し回っています。雨が上がって、少しづつ日差しが戻ってきているという状況です。

 釣り座から約50mほど離れた山道に車を止めて、ゆっくりとコーヒーを入れながらその時を待つという雰囲気です。最近、いつも飲んでいるのが写真コーヒーです。2年ほど前に友人からいただいて、自分の口に合うのでそれ以来家でも、釣り場でも飲んでいます。まろやかなクセのない味が好みの人には合うかもしれません。どちらかというと味に鈍感な私でも味わえるというそんなコーヒーです。


 車は滅多に通らなくて、1日に2、3台通程通るくらいです。朝来たときには、途中で4、5頭ほどの鹿に遭遇しました。熊はいないと思いたいのですが。。。。それはともかく、この静かな山間の野池という環境ではテレビは入らないので、スマホをいじるか、本を読むかはたまた自然をカメラに収めるか、そんなことをしながらあたりを待つのですが、11時少し前に突然デルキムの連続音に飛び上がりました。いつ聞いてもこのデルキムの連続音には飛び上がる感じです。

 山道から釣り座までの斜面を転ばないように足元を確認しながら降りていきますが、竿に近づいてもリールのスプールは止まるとことなく、逆回転していて道糸が出ています。これを見て大型を確信して、じっくりとやり取り開始です。竿を持ったときにはすでに100m以上糸が出ています。まっすぐ池の深場に向かって走っています。水月湖と違って、魚は、深場に向かって潜っていってますので、じっくり寄せながら浮かすという感じになります。

 最初はまっすぐ走っていたのですが、次第に方向を向かって左の出っ張りの方へ向かいます。その出っ張りを巻かれては困るので、竿を寝かしながらためると、今度は急に右に方向を変えてみごてのワンドに向かってきます。このワンドの奥には大きな倒木が水中に向かって倒れていて、それに巻かれたらまず取り込めません。しかし、鯉はその倒木めがけて走っていきます。そしてついにはその倒木のところまで走ってきて、こちらはなんとか竿をためているという感じですが、水面から顔を出している倒木の枝が揺れています。まだ巻かれてはいないようなので、なんとかせねばと、このまま岸に沿って水に入って行くことも頭によぎります。しばらくして、幸運にも鯉は木の枝をくくり抜けてこちらに向かってきます。こうなれば一安心です。そこからはゆっくりヨセに入ります。

 足元まで寄せきて、その魚体を見て久しぶりに見る綺麗な野鯉タイプの魚体に感動を覚えます。ゆっくりネットイン。尻からはフィーディングしたボイリーが出ています。今回のボイリーはフィーディングがユーロカープのナッツエナジー16mmで、食わせはナッツエナジーの18mmのクォータです。針はコーダのワイドゲープ4号鎌倉です。この針は針先が鋭く確実にフッキングしますので安心です。最近はほとんどこの針の4号か6号を使っています。

優しく写真に撮って、検量してからリリースします。

 

 このフィールドでの記録更新の94cmですが、大きさよりもこの姿形に感動の一本です。今回はこの1投だけの勝負だったので、この後納竿して、次に攻めて見たいポイントを見て回ることにします。昨年初めて竿を出した別の野池では、はたきに入った時期で、中型の鯉が目視できたので、しばらく観察していると大型と思える魚影が見えたので、次回に期待を込めてフィーディングして家路につきます。じっくり1回の大型のあたりを狙ってのフィーディングですが、果たしてその結果は、次回になります。



 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。