風吹くままに

温泉県に暮らすマリの日常

晩鐘   乃南アサ

2024-08-06 16:37:00 | 




晩鐘」上中下読了。
乃南アサさんの「風紋」の続編。

被害者と加害者それぞれの家族の7年後。
母を殺された娘、
殺人者の妻、
そしてその息子、
それを見つめる新聞記者4人を中心に描いている。
殺人事件が起こり犯人が逮捕され裁判にかけられ判決が下る。
一応の決着を見たことになる。
が、果たして、
そう言えるのか?
殺された者は、何の思いも何の説明もできず、何も何も何も2度と語れない。
被害者も加害者の家族も
悲鳴を上げながら生きていくことになる。
最後に救いはあるのか?
ある人物には更に過酷な運命が、、、

コメント (4)
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