春の選抜高校野球は 埼玉の浦和学院の優勝で幕を閉じた。
決勝は愛媛の済美高校との対戦。
結果は１７対１の圧勝となった。
高校野球の決勝戦では、エースが５試合目の登板となり
疲れからか 大差が付く試合になることが多々ある。
今日の決勝戦もこのパターンだったような気がする。
勝った浦和学院は前評判通りの強さで
実力をいかんなく発揮した。
一方敗れた済美高校も投手を中心に良くまとまったチームで
夏までに再度チーム作りをして 戻ってきてほしいものである。
高校野球では 特に投手は身体づくりが途上にあるため
特に夏の大会では、エースだけでは乗り切れない側面を持つ。
そういった面では 横浜松坂投手や興南島袋投手などは
春夏を連覇し、そのほとんどを一人で投げ切ったというのは
称賛に値する。
それは希有なことで、やはり２～３人の同程度の実力を持った投手を
育成することが 高校野球の監督の責務ではなかろうか。
高校野球で投げすぎで 潰れていった投手が何人いただろう。
昔 沖縄水産が夏の甲子園で２年連続で準優勝した時の２年目の
大野投手などはその典型だろう。幸いに打者としてプロ野球選手には
なったものの投手としては高校で終わってしまった。
甲子園は高校野球の球児の夢であり、エースというのは
疲れがピークでも投げたがるもの。
監督として 判断が難しいところでもあろう。
しかし 夢はまだ続く事を見据えての正しい判断を下してほしいものである。
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