~ホテルスタッフによる沖縄日記~ 「あのさー♪」

沖縄県那覇市の西町にある小さなホテル、「マリンウエスト那覇」のスタッフが体験した出来事やいろいろな情報を書いています。

しまくとぅばの日 過ぎましたが。

2008年09月21日 14時03分57秒 | 方言・風習
沖縄で9月18日といえば「しまくとぅばの日」です。

 く(9)とぅ(10)ば(8)の語呂合わせだそうです。

「しまくとぅば」 とは 「島言葉」 であり、沖縄の方言の事です。 

沖縄の方言といいましても沖縄県はたくさんの島々からなっており、それぞれの島にそれぞれの方言があります。

それぞれの島にあるそれぞれの「しまくとぅば」を次の世代に残していこうという趣旨で2006年3月31日に沖縄県の条例で定められました。

しまくとぅばの日に関する条例はこちら



ちょうどその9月18日に「しまくとぅばの日」関連のイベントが沖縄県立博物館・美術館で行われました。

『新良幸人(あらゆきと)×下地勇 トーク&ミュージック』
石垣島出身の新良幸人さんと宮古島出身の下地勇さんの曲は、曲の歌詞がほとんど地元の方言で書かれているのでこのイベントにはベストマッチといった所でした。

私の目的は『パーシャクラブのボーカルでもある 新良幸夫』さんの歌です。私のマイブームは今も続いています。トークも良かったんですが曲も最高です。やっぱり生はいいです。



言葉で思い出したんですが、私の父は幼少期を中国の満州で過ごしました。戦後熊本県天草に引き上げてきた時は小学2年生だったそうです。周りは当然のごとく天草弁を話すんですが父はまったくと言っていいほど話せなかったんだそうです。
父は決意したといいます。「誰よりも天草弁ば上手に話してやろう!」 と。


先述したトークライブでも話されていたんですが、条例で決めたから言葉が守られ受け継がれていくのではない!その土地土地の言葉はその土地土地の人が自分を表現する上で一番適した言語であって心地いいから自然と口をついて出る。その環境で生活した子供たちもその言語が一番自分の中でしっくり来る言語になっていくと。

ちなみに私は熊本の人間なんですが、「よかよ」何の意味かわかりますか?このイントネーションで熊本の方はいろんな意味に解釈できますが、他の土地から来た人にその細部までをきちんと説明するには難しいのではないでしょうか。私は大体こんな感じとしか伝えられない気がします。


情報社会の現代、ほぼ24時間飽きさせる事なく流れ続ける標準語のTV。核家族化によって話す機会の減ったおじいちゃん、おばあちゃんとの会話。考えれば難しい問題なのかもしれませんね。



長くなりましたが最後は私のたわ言をお読み下さり有難うございました。



ホテルマリンウエスト那覇 スタッフ:よ~へ~た


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