まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

情熱を買う女

2002年09月24日 20時58分00秒 | 日々雑感
隣町まで電車で買い物に行った。

わたしの住んでいるところの方が大きなデパートがあるのだが

こういう小さな町のデパートの方がいい物があったりするのだ。

一駅くらい電車に乗るのが好きだ。

もっと乗ってもいいんだけど、タチの悪い高校生なんかと乗り合わせるとブルーになる。

電車にはいなかったが駅に女子高生があぐらをかいていた。

インドの修行僧か、お前は。

こうして若い子に文句ばっかり言っていると

うるさいおばはんと思われがちだが、わたしは自分が高校生のときにも

こいいうことにうるさい娘だったのだ。

昔からおばはんぽい。もっと悪いか。

それにしても歩きやすい季節になったものだ。

今が一番歩くのにいい季節じゃないだろうか。

2~3kmくらいなら平気で歩くわたし。

さて小さなデパートで、わたしはまた幸運のブレスレットを買ったのだ。

今度のは「情熱・成功・ライバルに勝つ」というカーネリアン。

褐色のきれいな石だ。

愛も情熱も夢も希望も精神の安定も、みんな400円だ。

安いぞ。

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帰ってきた里子

2002年09月23日 21時05分00秒 | 日々雑感
一週間、順調に育っていたカスピ海ヨーグルトだったが

おととい、なぜか急に酸っぱくなってしまった。

悪くなっているのかどうか分からないけど

前の日までとまるで味が違う。

あきらめて、また作りなおすことにした。

良かった、清水さんに分けておいて。

「うちの子、元気よ」と報告され、

「グレちゃったよ~、うちの子」と言うと

みんなに笑われてしまった。

あんなに大騒ぎして手に入れて早くも駄目にするとは・・・

でも今日、清水さんがタネを持ってきてくれた。

良かった、里子に出しておいて。

今度は大事に育てるからね。



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満ち欠け

2002年09月22日 21時26分00秒 | 日々雑感
昨夜は曇り空で、月はむら雲に見え隠れ。

無知で申し訳ないんだけど十五夜が満月なのか、

それとも丸く見えるだけで満月ではないのかよく分からない。

おとといの月もきれいに丸く見えたけど。

丸い月を見て必ず思い出す「和歌」がある。

「この世をば わが世とぞ思ふ望月の 欠けたることも なしと思えば」

全盛期の藤原道長が詠んだ歌といわれている。

欠けない月などないことは知っていただろうに。

だからこそ、この歌には思い上がりが溢れ出している。

この歌を思い出すと必ず思い出すのが「藤島部屋」そして「若の花・貴乃花」のことだ。

一時は相撲ブームの火付け役としてマスコミにもてはやされ

二人とも美しい伴りょを得て、二人とも横綱に昇進している。

こんなこと、滅多にあることではない。

まさに「望月」状態ではないか。

その後、やっかみ半分で週刊誌にあれこれ書かれ始めたのを皮切りに

兄弟の確執、それぞれの不調や休場、両親の離婚・・・

全盛期には考えられなかった有様である。

もちろん、だからどうだとは言わない。

傍目に全盛期と見えたときが、彼らにとって幸せだったとは限らないし。

今日、完全復帰を賭けた取り組みで貴乃花は負けた。

だが、ここまで頑張れただけでも大したことなのかもしれない。

どんな満月もかならず欠ける。

そしてまた、満ちるのだ。






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世にも稀なる

2002年09月21日 20時51分00秒 | 日々雑感

レジにいたら胸がものすごきく大きいお客様が来た。

ビックリしてじろじろ見ようと思ったが、それも悪いと思ってちらちら見た。

その人が帰ってから、隣にいた沢畠さんと

「今の人、見た?」

「見た!」

週刊誌の見出しに

「強烈爆乳!」とか「ダイナマイト巨乳!」とか

いつもいつもいつも載っているのをみると

大っきなおっぱいを好きな人って多いのだろうか。

わたしの知り合いの男の人達は

「大きければいいってもんじゃない」とか

「大き過ぎてもねぇ」とか

「手に余るよ」とか言う人ばかりだが。

あ、気使ってんのか、あたしに。

だけど、あんまり大きいと、胸ってセックスアピールよりも

「見せ物」っぽくないか?

この場合の「見せ物」は「露出」という意味ではない。

「見世物」の方の意味だ。

大っき過ぎるおっぱいって、ろくろっ首とか指が六本生えてるとかいうのと

大して違いないレベルでとらえられていないか?

週刊誌の見出しもなんかそんな感じだし。

なんて、胸が大きくて悩んでる人いたらごめんね。

わたしは思春期の頃、割と胸が大きくて恥ずかしかった。

自意識過剰だったんだろうけど人に胸を注目されてるような気がして。

それが、ちょっとわけがあって今は驚かれるくらい、ないのである。

おっぱいの話を書くとコンプレックスかな、って思う人がいるかも知れないけど違うんですねえ。

小さくなってほっとしてるんだから。

でも今日のお客様は胸を強調するようなピタピタTシャツ着てたから、自慢なんだろうな。








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幸せを買う女

2002年09月20日 20時10分00秒 | 日々雑感
雑誌の後ろの方のページは広告だらけだ。

整形、ダイエット、健康グッズ。

わたしはこのページが大好き。

その中でもひときわ胡散臭いのが「幸運グッズ」ではないかしら。

風水置物、数珠、ネックレス、リング・・・

購入者の「喜びの声」も強烈に胡散臭い。

「XXリングを付けたら10kgも痩せて、クラスで一番人気のT君に告白された!」

「元カレと復縁!おまけに宝くじが当たって大金持ち!」

「あきらめていた失くし物が出てきて結婚も決まった!」

全て「!」なしには語れない。しかも関係ない幸福が同時に起きているのも見逃がせない。

こういうページは友達とギャーギャー品なく笑いながら見るのが楽しい。

しかし、その中でわたしが「買いたい」と思った物があった。

それはトルマリンのブレスレット。

そこには例によって大げさな「体験者の声」とともに、トルマリン採掘がいかに危険か、

危険をおかして採掘されたトルマリンがいかに貴重で効果のあるものか

ということがもう、手に汗握るくらい書かれている。

見た目もとってもおしゃれで、石を3個選べるという。

「美容・健康」 「学業・仕事」 「金運」 「恋愛」

なんで4つの中から3個?どうせならみんな付けてくれ。

でも「金運」に恵まれたなら「仕事」はどうでもいいんじゃないか?

わたしはあっさり「仕事」を捨てた。

なんと90日以内に効果が感じられなければ返品OKである。

なんて太っ腹な会社なんだ!

こんな幸せがたったの9800円で手に入るのだ・・・

ほんとにほんとに欲しいのだけど、まだ迷っている。

それでこの前、斉藤さんとホームセンターへ行ったとき

「幸運の天然石ブレスレット」なるものを買った。

わたしは「恋愛運を高めるローズクォーツ」を買い

斉藤さんは「あらゆる幸運を手に入れるラピスラズリ」を買った。

400円で得られる「あらゆる幸運」て、どんなだろう。

400円で得た「愛」というのも不安ではある。







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