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まりはなの、のんきでありたい日々

地方都市で、清貧生活  

重さ。

2025年05月17日 16時58分26秒 | 日々雑感
介護というか、介護補助も終わってみればあっという間で

大変だったようなそうでもなかったような。

もう少し寝付く期間が長ければ仕事をセーブする必要があったかも知れないし

在宅で看られない症状が出れば、医療施設や緩和ケアにお世話になったかも知れないし

家で看取りまで出来たのは、本人や家族の意志を超えた状況というかなんというか。

訪問診療の看護師さんや医師からは「家で看取るのは大変ですよ」とちょっと言われてびびっていたけれど

痛みや苦しみを訴えることもなく、穏やかに旅立ったのはもう運とか奇跡としか言いようがない。

わたしは母の補助をしていただけだから偉そうなことは言えないのだけど

そして介護の大変さは人それぞれだから、決めつけは出来ないのだけど

介護で大変なこと、それは「人の体の重さ」ではないだろうか。

介護をする前は、下の世話や口腔ケアや入浴が大変だと思っていたのだ。

もちろんそれらも大変だとは思うけど、徐々に抵抗感はなくなる。

はじめはビニール手袋をしていたのに、いつの間にか素手でやっていたりする。

汚れた手は洗えば済むし、臭いは消える。

慣れるどころかどんどんしんどくなったのは体の重さだ。

父は小柄で、体重も重くなかった。

それでも抱き起こすには渾身の力が必要で、わたしは一度、肋骨にひびが入った。

もっとも咳をして肋骨にひびを入れたこともあるので、単にわたしの肋骨がもろいのかも。

それにしても人の体は重い。

ベッドでずり下がってしまったのをほんの少し上に移動させるのさえ二人がかりでてこでも動かなかった。

YouTubeってのはすごいもんですね。

上方移動の方法、という介護動画が何本も投稿されていて、そのうちのひとつのやり方がものすごくためになった。

ロボットスーツのような物も開発されているけれど、一般家庭に普及するにはまだまだ時間がかかるだろう。

今、介護職に従事している人、家庭で介護を担っている人の全ての重さが少しでも緩和されますように。








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