まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

認識能力

2022年02月19日 22時10分03秒 | 日々雑感

茶碗を割ってしまったので、

同じ物を買ってきて欲しいと母に頼まれた。

近所のホームセンターで買ったから

きっと同じ物があるだろうと言う。

同じ物・・・

買えるかしら。

お店に行った途端に分からなくなることってないですか。

家にあるのと同じ大きさのヤカンを買いに行ったときも

まさかすぐに分かると思ったのだ。

昔からあるアルミのヤカン。

大きさを測っていくまでもないでしょうと

見ればすぐに分かるでしょうと

余裕しゃくしゃくだったのだ。

並んだヤカンを前にした途端に分からなくなった。

一番小さいのは明らかに違うな。

大きいのも違う。

でも中間のサイズが微妙だ。

どちらかが家にあるのと同じか、違うのかさえも分からない。

きちんと確かめてから買おうと、一度帰ったのだ。

家で大きさを測って、お店でメジャーも借りて売り物を測って

買って帰ったヤカンは、家の物より大きかった。

という苦い経験がある。

でも茶碗のサイズはさすがに分かるだろう。

売り場には同じ柄の茶碗があった。

大きさはワンサイズしかない。

でも、なんか大きい気がする。

手に持ってみた。

割れた茶碗は自分の物ではないが

洗い物をするときに毎日つかんでいる。

大きい気がする。

いや、でもこのくらいだったような気もする。

きっとこのサイズだろう。

家に帰って割れた茶碗と比べてみた。

びっくりするほど大きかった。