まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

力まないことほど続く

2004年08月07日 20時11分00秒 | 日々雑感
これといった趣味のないわたしだが、なんと20年以上切手を集めている。

コレクションの王道ともいえる切手蒐集。

しかし、もしも合コンで「切手集めが趣味です」と言ったなら一気に引かれそうだ。

でもわたしの子供の頃って本当に切手集めが流行っていて

たぶん、昭和30年から50年くらいまでに生まれた人って

多かれ少なかれ切手を集めた経験があるんじゃないかしら。

わたしの祖父という人が切手集めをしていたせいもあり

珍しい切手を分けてもらったりして、姉妹三人それぞれハードカバーの蒐集帳まで持っていた。

今も持っている。

他の姉妹はどうか知らないけど、わたしはいまだに細々と蒐集を続けている。

どんな風に細々かというと、自分では買わない。

記念切手の発売にも興味がない。

家や会社に届いた郵便物に貼られた珍しい切手を集めるだけ。

記念切手を貼ってくる人って結構いるのだ。

そんなわけでわたしのコレクションは使用済み切手が多いのだが

別に将来の値上がりを期待して集めているわけではないので構わない。

ただ、やたらと真ん中にスタンプが押されてるときがあって

せっかくのきれいな絵が台無しである。

機械がすることとはいえ、無粋だ。

たまに蒐集帳を開いて眺めると、祖父にもらった切手が美しいままに貼られている。

幼心にもこの切手は美しいと思ったものだ。

そんな体験が、いまだに蒐集を続けさせているのかもしれない。