本日、(株)八戸魚市場様から体長60センチくらいのコバンザメをいただきました。
コバンザメ(小判鮫)について、説明を。
1 サメと名がついているがスズキ目に属し、サメとは全く関係のない種である。2 頭部の背面に小判型の吸盤があり、これでサメやカジキ類、ウミガメなどに吸い付き、えさのおこぼれや寄生虫、排泄部を食べて暮らすこと。3 吸盤にはふだん後ろ向きに倒れている18から28枚の隔壁があり、動いている大きな魚の体表などの面に吸盤が接触するとこの隔壁は垂直に立ち上がり、このとき隔壁と隔壁の間の水圧が周囲の海水の圧力より小さくなり、これによって吸盤は面に吸い付く。吸い付いたコバンザメを後ろに引くと隔壁の間の水圧はさらに小さくなるので吸盤はさらに強く吸い付く。反対にコバンザメを前に押すと隔壁がもとの位置に倒れるとともに吸盤内の水圧が上がり、吸盤は面からはずれる。このしくみよってコバンザメは、くっついた大きな魚などが速く泳いでも振り払われずにすみ、また離れたいときは大きな魚などより少し早く泳ぐだけで簡単に離れることができるようです。
素晴らしい! 早く「げんき」や「みらい」や新入りにくっついて泳ぐ姿をみたいものです。
byブラウン