こんにちは。グリーンです。
今日は、マリエント「ちきゅう」たんけんクラブ10月企画
『八戸「サケの増殖」と「利水の歴史」大研究』を開催しました。
「サケ増殖」は、新井田川漁業協同組合の施設内を見学しながら
サケの孵化から成魚になるまでの過程を学習し、採卵・受精作業を実際に体験することにより、
水産資源を安定的に確保するための取り組み(増殖事業)を学習しました。
また、今回は、サケの大きさ、体重の測定、ウロコの採取も体験させてもらいました。
ウロコでサケの年齢、成熟具合が分かるそうです。
このようにデータに基づいて管理されているんだなと新しい発見でした。
続いて採卵体験。メスのサケのお腹から素手で卵をかき出します。
初めて体験するクラブ会員は最初は緊張して表情も真剣ですが、
キラキラと輝く卵と、何とも言えない手触りに思わず笑みがこぼれます。
最初は怖がっていたクラブ会員も勇気を出して体験してみると、しっかりと
採卵することができ、達成感にあふれたような、一回り成長した大人の表情になっていました。
活動の中で体験して、経験を積んでいくことが大事なんだなと、そんな姿をみて感じました。
ご父兄の皆さんも挑戦しました。
子供たちからの応援もありました。
見学・体験後は全員で記念撮影しました。
続いて、「利水の歴史」の学習では、旧島守発電所保存公園、世増ダムを見学することで、
水利事業により、郷土を豊かにしようと努力した先人たちがいたことを知り誇りに思うとともに、
水力発電で作られた電力が、八戸の発展を支えてきたこと等、川と私たちの暮らしの関わりについてを学習しました。
旧島守発電所は、現存する水力発電所としては青森県内最古、東北地方でも2番目に古い歴史を持ちます。
大正3年に建設されてから85年間も稼働していた水力発電所で、発電機はドイツ製で、
日本全国でももう4基ほどしか残っていない貴重なものです。
その後、世増ダム、青葉湖を見学しました。
世増ダムは平成15年に完成し、青葉湖は世増ダムが建設されできた人口湖です。
貯水能力は青森県内で2番目に大きいです。
私たちの暮らしには欠かせない水です。
お昼は「朝もやの館」で休憩しました。
最後はレポートを書いて活動終了です。
今日は川の様々な役割や、海、川、森のサイクルについても学ぶことができました。
レポートも皆しっかりと書けていて、今日1日説明をしながら皆と一緒に活動・勉強できて
本当によかったなぁと思います。
今回の企画でお世話になりました新井田川漁業協同組合の皆様、
参加してくれたクラブ会員、ご父兄の皆様、本当にありがとうございました。
今後の活動もどうぞ宜しくお願い致します。
by グリーン