マリアヨハンナさんのブログ

♪昨日は 今日のために・・・今日は 明日のために・・・♪
♪人々の愛、出逢い、支え合い、未来の平和と幸福を願って♪

神様のやさしさとお恵みを感じて

2021年09月04日 | 信仰と祈り

 神山復生病院(御殿場)の敷地に咲くササユリ・8月

 

本当に思わぬお恵みがありました。

ホスピスに入院している母は、思いのほか体調が良くなり、余命半年といわれていたのがうそのよう。しかし、病院の規定では、体調が改善した場合は一旦退院し、月1回の面談診療を受けることのなっていました。

しかし、退院と言われても、普通食を食べられない(おかゆ様の特別食だけ)上、脚が弱って外を歩けない母一人を自宅に連れて帰るわけにもいかず、自宅が県外の私達子どもが同居して世話するのも難しく、近所に高齢者施設を探すことになりました。

ところが、コロナ禍で施設の見学も面談もできない状態。あちこち探しても条件の合うところはなかなか見つからず、見つかっても家族が県外の人は即時断れてしまいました。

自宅でのヘルパーとか訪問看護なども考えましたが、一人でいる時間が多くなるうえ、段差だらけの築60年近い家にいて、万一転倒して骨折したらと思うと、それも無理だなと。

さんざん問い合わせ、ネットで探し、家族で相談し困り果てて、毎日、ただひたすら祈る日々。病院の玄関前のキリスト像とルルドの前で面会や差し入れに行く度に手を合わせて・・・

ところが、思わぬ提案が病院からありました。

”このまま病院にいてもいいですよ”と。病院長が代わったために対応が変更されたと。

 神に感謝。

ゴールデンウィークから、東京の新型コロナ蔓延防止条例発令から、県外からの面会者は面会禁止となった。

面会に代わって、差し入れをする日々。しかし、病室は1階の庭に面しているため、庭を囲む植木柵越しに母を見ながら携帯で話すことができます。

母は、大好きな編み物をして、手のしびれを忘れるようにしたり、時々、長年の華道教授だったので所狭しと植えられた庭からお花を切って差し入れると自分の病室だけでなく、病院ラウンジのテーブルにも飾ったり。短歌を詠み、スケッチをし・・・

40年以上、地元の高齢者施設のボランティアで、生け花やちぎり絵を教えてきた母に、神様からの大きなプレゼントだわと思っています。

病院から、かなり元気にはなったけれど、そう先は長くないと思われるから、外出したり外泊してもいいですよと言われて喜んでいましたが、再び緊急事態宣言が出て、面会禁止に。残念。

まだまだ、長生きして、自宅に時々連れて帰れるようになるといいなと願いつつ。

新型コロナの感染拡大も不安ですが、毎週帰省で乗る新幹線も1車両に5~10人程度とガラガラにすいていて、指定席のようにゆったりとできるし、普段の奉仕ボランティアも活動が中止か自粛で少し楽なのも、ある意味感謝。

病院の看護師さんも職員さんも明るく優しくよく見て下さる上、修道院のシスターが毎日のように母を訪ねて下さって、お話をしてくださると。なんて恵まれているのでしょう!

誕生日が8月7日でしたが、病院の皆さんがメッセージを書いたカードを作ってくださり、その時にいる看護師さん皆さんで♪Happy Birthday♪のコーラス(^^♪🎵をして下さり、シスター方から花束をいただき、生まれた初めてみんなでお祝いしてもらえたことを本当に喜んでいました。

この場所を知っていたこと、そして、入院できたことが、私ができた最高の親孝行になったかなと。

病院に行く度に、復活のキリストとルルドのマリア様に手を合わせ、ロザリオ一連することもいつものことに。

困ったことが起きても、どういうわけか助け船があるのも不思議。

主の愛を感じる毎日です。


最新の画像もっと見る